体の末端が冷える辛い冷え性に悩む女性は少なくありません。
いつでも手がかじかんでいる。靴下を重ねて履いても足が冷たい。このような悩みを持っていませんか?
冷え性はただ手足が冷たくなるだけでなく、美容面にも影響が及ぶ女性の大敵です。
そもそもなぜ女性は冷え性の人が多いのか、その原因について調べてみました。
冷え性の対策方法について自宅ですぐにできる簡単スクワットもご紹介しているので、冷え性の改善にぜひ役立ててみてください。
この記事でわかること
冷え性と低体温症との違い
冷え性と低体温症は同じに捉えられることも多いのですが、実はこの二つは全くの別ものなんです。
冷え性は血行不良で起こるのに対し、低体温症は内臓機能の低下が原因になっています。
実際冷え性でも低体温症でなければ体温は平均的な体温という人は多く、手足だけが冷たいのが冷え性の大きな特徴です。
特に女性は血行不良になりやすいため、冷え性に悩むのは女性はとても多いと言われています。
また、低体温症の場合は内臓機能が低下し代謝が落ちていますから熱を生み出すことが上手くできません。
熱そのものを生み出すことが苦手な低体温症の方は体の深部から冷え切っているため平熱も低くなりがちです。
一般的に平熱が35度台の方が低体温症とされています。
違いを把握して、それぞれに合った対策を行うことが大切です。
自分が冷え性なのか低体温症なのかはっきりと分からないという方は、こちらのチェックリストをご確認ください。
<冷え性の人の特徴>
・季節問わず手や足など体の末端が冷たい
・手足がむくむ
・靴下、布団で温めても足が冷たくつらい
・貧血体質
・低血圧
・筋肉が少ない人
・生理痛が重い
・慢性的な肩こり
<低体温症の人の特徴>
・体の中が冷えていて体温が低い
・体温が35度台
・風邪など病気にかかりやすい
・朝食を食べていない
・生活習慣が乱れている
・肥満体型
・便秘体質
・慢性的な疲労感、倦怠感
女性に冷え性が多い理由&冷え性の原因
①筋肉量が少ない
男女で比べると冷え性に悩んでいるのは圧倒的に女性が多いです。
その理由は男女の体のつくりが関係しています。
男性は女性と比べると筋肉質で脂肪は少なく、女性はその真逆で筋肉が少なく脂肪が多いのが特徴。
体の熱は内臓の働きや筋肉によって作られていますが、筋肉が少ないと熱を作り出す能力が低いため体が冷えがちになります。
②血行不良
冷え性は血行不良が大きな原因になっています。
筋肉が少ないと熱を生み出す量が少ないだけでなく、全身に血液を十分に送ることもできません。
特に下半身の筋肉量が重要です。
上半身から下半身に下りて来る血液はふくらはぎが主にポンプ役になって心臓に戻しています。
しかし女性の筋肉は細く少ないため、ポンプ機能が十分でなく全身に血液を巡らせるのが苦手です。
結果、血行不良になり冷え性に繋がるということ。
①と②を見て分かるように、筋肉量が少なく血行不良が起こることが大きな原因になっているのです。
冷え性による美容への影響とは
血行不良は美容にさまざまな影響を及ぼします。
①肌トラブルの修復が遅れる
年齢を重ねると大人ニキビを繰り返すことがままあります。
冷え性になると全身の隅々に血液が行き渡りにくく、肌の修復に必要な栄養素が不足してしまうのです。
結果、ニキビなどの肌トラブルや傷がなかなか治らないということになります。
②水太り
脂肪率が高い訳ではないのに太って見えるのはむくみが原因。
体に余分な水分が溜まり、太って見えるようになっている状態です。
血行不良になるとむくみが発生しやすいと言われています。
水太りの特徴は、瞼が腫れぼったい、顔の輪郭がはっきりしない、指がムクムクとしている、脚のラインが一直線、指輪や靴下・下着の跡が消えないなどです。
③肌老化
冷え性は心臓から遠い部分の血行が悪い状態で、顔の血流も冷え性ではない人と比べると少なくなります。
肌の代謝が低下することでターンオーバーが乱れ、本来排出されるメラニン色素が定着しシミとして残ったり、顔の肌の栄養不足により弾力が低下しシワが増えやすくなってしまうのです。
血行が悪いのでどんよりとしたくすみの元にもなります。
冷え性対策におすすめ!スクワットで血流促進
冷え性対策で重要になるのは血行促進です。
筋肉を増やして血液循環がスムーズになるように体作りをしていきましょう。
今回ご紹介するのは冷え性にも低体温症にもおすすめの「スクワット」です。
太腿とふくらはぎのどちらも鍛えられる女性必見の筋トレです。
スクワットはお尻の筋肉を引き締める効果もあるので、年齢を重ねて垂れ始めているお尻をキュッと引き上げる効果にも期待できますよ。
後ろから見た時のシルエットが気になる方にもおすすめのトレーニングです。
冷え性改善には下半身の筋肉を鍛えるのが有効。
スクワットは太腿の大きな筋肉が鍛えられるので、代謝アップにも効果的です。
<スクワットのやり方>
①肩幅より広めに足を開く。
②つま先と膝の向きが前方を向いたままを維持し、ゆっくりお尻から重心を落とす。
この時、内股になっていたり極端に膝を外側に向けていると膝を傷める原因になるので要注意。
③床と太腿が平行になるまで重心を落としたら、ゆっくり元の姿勢に戻る。
回数は1セット20回前後を目安に。
筋力に合わせて回数は調整してください。
<ポイント>
・正しいフォームで行い膝を傷めないようにする
・床と太腿が平行になる所までしっかりしゃがむ
・バランスをとるのが難しい方は椅子の背などに掴まり転ばないようにする
まとめ~血行促進を意識して冷え性改善を目指そう~
冷え性はただ手足が冷たくてつらくなるだけでなく、美容にも悪影響を及ぼす女性の大敵だったんですね。
冷え性を改善しないとエイジングケアや美肌維持も上手くいかないといって過言ではありません。
これからは美容ケアの一環としても冷えの解消を目指しましょう。
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