わたしたちの「唾液」にアンチエイジング効果があるのを知っていますか?
唾液にそんな効果があるなんて…と思う方もいるでしょう。
注目したいのは唾液に含まれる「パロチン」という成分。
美容効果があると言われる「パロチン」にどのような働きがあるのか紹介します。
若返り効果がある「パロチン」って一体何?
私たちの唾液には主に以下の働きがあることは知られています。
<消化作用>
口から摂取したデンプンを唾液の中の酵素アミラーゼという成分が分解し、体に栄養が吸収されやすいようにする働き。
<自浄作用>
歯の表面や歯間に付いたプラークや口に中に残った食べ物を洗い流す働き。
その他にも骨や歯の再石灰化を助ける働きもあり、白内障や更年期障害の治療薬としても使われています。
このような働きをする唾液には「パロチン」という成分が含まれており、若返りホルモンと呼ばれ美容効果があると注目されているのです。
パロチンは耳下線という部分から出ている唾液だけに含まれる成長ホルモンの一種で、20代前半までは多く分泌されていますが、年齢を重ねることによってだんだん分泌量が減ってきます。
現代の食生活やストレス、口呼吸もパロチンの分泌を減少させる原因に。
パロチンにはこれから紹介する老け顔予防などのアンチエイジング効果があり、できる限り減少させたくないもの。
そんなパロチンを簡単に増やすことができる方法もあるので、後ほど紹介します。
パロチンの驚くべきアンチエイジング効果
【美肌効果】
皮膚や筋肉、目などの粘膜を強くしてるパロチン。
肌の新陳代謝を促し肌再生のターンオーバーを活発にしてくれることにより、シミやシワの解消に効果があります。
また肌にハリやツヤを与えてくれるため老け顔防止に効果が期待できるのです。
【虫歯の予防・骨のトラブル防止】
パロチンには虫歯菌が生み出す「酸」を中和する「再石灰化」という働きがあるため、虫歯の予防に効果的といわれています。
また骨や歯の表面にカルシウムを沈着させる働きにより、骨を丈夫にしてくれる働きも。
【薄毛・抜け毛予防効果】
髪のコシが出たり、薄毛、抜け毛の予防、髪の発育促進効果に期待ができます。
また唾液は「ネバネバな唾液」と「サラサラな唾液」の2種類に分けられます。
ネバネバな唾液は体によくありません。
ネバネバな唾液が出ている方は心身に強いストレスを受けている状態であり、パロチンの分泌量も減ってしまっている状態です。
ストレスもパロチンの分泌に大きく関わっています。
理想の唾液はサラサラな唾液であり、サラサラな唾液な方は体も心もリラックス出来ている状態なのでパロチンも多く分泌されているのです。
パロチンを簡単に増やす方法を一挙紹介
さまざまな効果があるパロチンは年齢と共に減少しますが諦めてはいけません!
日常生活の中で簡単に増やすことができるのです。
そこでパロチンを簡単に増やす方法をいくつか紹介します。
【噛む回数を増やす】
食事の時、意識して噛む回数を増やしてみてください。
一口に30回程度噛むようにすればパロチンの分泌量も増え、満腹感も感じられるのでダイエットにも効果的。
食べ過ぎ防止にも繋がります。
このときのポイントとして、片方だけで噛むのではなく左右両方の奥歯を均等に使って噛むようにしましょう。
【お風呂で歯磨きをする】
抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、お風呂で歯を磨くことでパロチンを含む唾液が出やすくなると言われています。
入浴中は副交感神経が働きリラックス状態になるのですが、この時サラサラの唾液が分泌されやすくなるのです。
歯磨きで口の中を刺激することでさらに分泌を促すことができるので、とてもおすすめの方法です。
【耳下線をマッサージしてあげる】
耳下腺(じかせん)はその名の通り耳の下のあたりにある組織で、大唾液腺の1種です。
耳下線から分泌される唾液にパロチンが含まれているので、耳下線をグルグルを円を描くようにマッサージをするとパロチンの分泌量も増加します。
美顔ローラーなどを活用してもいいですね。
【ガムを噛む】
ガムを噛むと自然と唾液の分泌量が増えるのでおすすめです。
【ストレスを溜めない】
上記でも書きましたがストレスでパロチンは減少します。
ストレスを溜めずに発散することも大事です。
まとめ~パロチンを増やして若返ろう~
唾液に含まれる「パロチン」には驚きのアンチエイジング効果がありましたね!
今回はパロチンを増やす簡単な方法をご紹介しましたが、どれも日常生活でできることばかり。
唾液の減少は老化の原因の1つです。
意識的にパロチンを増やして、若々しい肌やカラダを作りましょう。
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