普段のスキンケアで「美容液」は使っていますか?
アラサー、アラフォーと年を重ねるにつれて、美容液を使う人は増える傾向にありますが、全員が効果的に使うことができているかと言えばそうではありません。
そこで今回は、美容液の基礎知識や、毎日のスキンケアでの塗る順番、正しい使い方などについて解説していきます。
この記事でわかること
スキンケアに取り入れたい!美容液の役割って?
美容液は、一言で表すと「肌の栄養ドリンク」です。
私たちは毎日洗顔をするたびに化粧水で水分、乳液やクリームで油分を補っています。
年齢が若い頃は、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成量が十分なのでこれだけのケアで大丈ですが、年を重ねるとこれらの生成量が減って潤いやハリが減少。
肌がしぼむようにたるんだり、シワが現れやすくなったりしてしまいます。
美容液には、肌が自ら潤う力や弾力が失われたところに栄養を補う役割があります。
美容液にもさまざまな種類があるので、まずは自分に合った美容液を探しましょう。
美容液おすすめランキングでは、肌悩みや肌質によって選ぶべき美容液をご紹介しているので、気になる方は要チェックです↓
美容液を塗る順番と正しい使い方とは
美容液を使うタイミングは使う商品によって異なりますが、基本的には化粧水をつけた後に使用します。
◆美容液
洗顔→化粧水→美容液→乳液(クリーム)
◆導入美容液
洗顔→導入美容液→化粧水→(美容液)→乳液(クリーム)
美容液は、化粧水をつけて角質を柔らかくしてからつけることで肌の奥まで美容液が浸透しやすくなり、導入美容液(ブースター)は、スキンケアの初めに使うことで化粧水や美容液の浸透よくする働きがあります。
どちらの美容液も量は100円玉大くらいを手に取り、肌をこすらないように内側から外側に向かってのばしていきます。
美容液は、洗顔後やお風呂上りなど、肌が温まって新陳代謝がよくなっている状態でつけることがおすすめ。
水分や栄養分が浸み込みやすくなっているので、より高い効果を得られます。
美容液はスキンケアのスペシャルケアアイテムとして、肌悩みが気になる時だけ使うものだと思われがちです。
しかし美容液は肌悩みに対して即効性のあるものではなく、使い続けることでゆっくりと効果が現れてくるものなので毎日使うことが大切です。
最低でもターンオーバーの周期である1カ月以上は使用しましょう。
朝晩でなくとも、肌のコンディションに合わせて夜だけ使うようにするなど、毎日継続して使うのであれば1日の使用量を加減して調整することはOKです。
導入美容液と美容液の違いについて
導入美容液と美容液はどちらも「美容液」という名前がついているので同じような役割をするものだと思ってしまいますが、実は性質が違います。
美容液は肌への栄養補給が主な目的ですが、導入美容液は化粧水の浸透をよくするために、肌に通り道をつけるためのもの。
別名でブースターとも呼ばれ、肌の表面で硬くなった角質を柔らかくしてスムーズに水分や栄養分がしみこむのをサポートするためのコスメです。
加齢に伴って新陳代謝が衰えることで、肌の生まれ変わりであるターンオーバーの周期が滞るようになります。
すると、肌の表面にある剥がれ落ちるはずの角質がスムーズに除去されず、どんどん古い角質が肌の底から押し上げられるように蓄積して、肌がごわごわに。
角質が厚くなった肌は乾いたレンガのように、いくら水分や油分を補給しても奥まで浸み込まず、浸透を邪魔する存在となります。
このレンガを「柔らかな土」に変えるのが、導入美容液の役割です。
導入美容液自体にヒアルロン酸などの保湿成分や美容成分が入っており、塗った瞬間にしっとりと肌が整ったようになるものもありますがあくまでもブースターなので、その後の化粧水や美容液はマスト。
はじめに導入美容液を使ってから化粧水、その後に美容液と、二つのアイテムを同時に使うことでより十分な保湿ケアが可能です。
美容液の効果を高める3つのヒント
■気になる肌悩みに合わせて選ぶ
美容液にはさまざまな種類があり、保湿重視、リフトアップなどのアンチエイジング、美白など、得意分野が違います。
ですから、あらかじめどのような目的で美容液を使うのか決めておくといいでしょう。
春夏には美白、秋冬には保湿など、季節によって美容液をチェンジして使用することもおすすめ。
その時の肌のコンディションに合わせて使い分けができるように、複数の種類を用意しておくこともいいですよ。
■「混ぜる」「重ねる」はNG
化粧水などほかのアイテムと混ぜたり、違う種類の美容液を連続で重ねづけしたりすることは、他の成分と反応して変形する可能性があります。
肌に思わぬトラブルを引き起こす可能性があったり、美容液の持つ成分も十分に発揮されなくなったりしてしまうので注意しましょう。
目元用、口元用などパーツごとに複数の種類の美容液を使うのであれば、なるべく他の部位に塗った美容液と重ならないようにし、浸透度のいい水溶性の美容液から先につけていくようにしましょう。
■トラブル発生前から使用して未然に防ぐ
美容液は、気になるエイジング現象を改善する効果だけでなく、予防をする効果もあるのだとか。
しわやたるみが深刻でなくても、リフトアップ美容液を日頃から使うことで、皮膚のハリや弾力をキープすることができるし、紫外線が強くなる春前から美白美容液を使うことで、シミの発生を防ぐことができると言われています。
肌に老化現象が現れてくる前から、予防したい症状に効果的な成分を含む美容液を使うことで、効果的にアンチエイジングをすることができるでしょう。
まとめ~正しい使い方で美容液をスキンケアに取り入れよう!~
美容液は、ただ単に塗ればいいというわけではなく、正しく使うことでこそ最大限の効果を得ることができるコスメ。
日常のスキンケアに取り入れることで高いアンチエイジング効果を期待することができるので、お肌の衰えを感じるようになる30代になったなら、ぜひ使い始めてほしいアイテムです。
継続することで肌の見た目や触った感じも変わり、肌調子が上がると気分まで明るくなりますよね。
美容液は、エイジング現象を予防するためにも効果的なので、ご紹介した正しい使い方やポイントを参考に毎日のスキンケアに役立ててください。
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