朝、綺麗にメイクを仕上げたはずなのに、気づけばほうれい線にくっきりとシワが刻まれていて驚いてしまった経験、ありませんか?
ファンデーションがほうれい線にたまると、ほうれい線の深さや形を強調してしまい、より老け顔に見えてしまいます。
そこで、原因を探り、ほうれい線にファンデーションが溜まらないためのメイク方法をご紹介します。
この記事でわかること
ほうれい線にファンデーションが溜まってしまう原因とは
乾燥
食べたり、笑ったり、しゃべったり…と、口元の筋肉は顔の中で最も多く使う箇所。
ただでさえファンデーションがよれやすいことに加え、ほうれい線の皮膚は薄くて乾燥しやすいため、せっかくのメイクも崩れやすくなってしまいます。
また、ファンデーションがしっかり肌に密着していないことで、ほうれい線の溝にファンデーションが溜まってしまうのです。
下地を塗っていない&塗り忘れ
頬やおでこなどの広い部分にはしっかりと下地を塗っていても、小鼻の周りやほうれい線など、細かなところに塗り忘れているという人は、結構多くいます。
ほうれい線の周辺はよく動くからこそしっかりと下地をつけてほしい箇所。
化粧下地は、肌の凹凸を滑らかにして、ファンデーションの密着度を高めるという働きがあるので、これが不十分だとメイクが崩れやすくなります。
また、下地には、乾燥や紫外線や大気汚染物質などの外的刺激から肌を守るという役割もあります。
素肌にそのままファンデーションを乗せることは負担であり、肌コンディション低下にもつながって、化粧崩れを起こしやすくなってしまうので、お肌のために下地は塗るようにしましょう。
ファンデーションの塗りすぎ
ファンデーションは、塗る量が多すぎると、上層が上滑りして崩れやすくなります。
肌に密着していない余分なファンデーションは、皮膚の溝となるほうれい線のところにどんどん溜まってしまう原因に。
例えば、リキッドファンデーションにパウダーファンデーションを重ねている人や、仕事の休憩の度にファンデーションを重ね塗りし続けている人は要注意です。
ほうれい線に溜まるファンデはメイク方法で解消できる
下地を忘れずに
クリームなどと同じように、下地も顔の5点に置き、まんべんなく伸ばすようにします。
ほうれい線のあたりは指先を使って優しく馴染ませ、ほうれい線が深い場合はスポンジの角などを使って丁寧に塗るようにしましょう。
ほうれい線の部分に下地を塗る時は、頬を膨らませるようにして内側からほうれい線を伸ばすようにするといいですよ。
ファンデーションは薄付きを心掛ける
リキッドファンデやクリームファンデの場合は、頬や鼻などで余ったファンデーションをほうれい線に少しだけつけて、スポンジでポンポンと馴染ませます。
下地と同じように、溝の深いところは角などを使って均一になるように密着させましょう。
パウダーファンデでは、スポンジを使って塗るとパウダーが付きすぎて厚塗りになってしまうことが多いので、ブラシにとってふんわりと乗せましょう。
あくまでも「軽くヴェールをかけるようにする」ことを心掛け、塗った後は手やティッシュで押さえるようにして馴染ませます。
最近では、ファンデーションの成分に保湿成分が入っているものや、美容成分の配合された「美容液ファンデーション」と呼ばれるものがあり、スキンケアをしながらメイクができると話題です。
ヒアルロン酸やスクワラン、セラミドなどの成分は、肌の潤いをキープし、乾燥による化粧崩れを防いでくれます。
パール入りハイライトやパウダーで明るく仕上げる
ファンデーションを付けた後、ほうれい線の根元の小鼻の横辺りにハイライトを乗せると効果的です。
あまりに厚塗りにするとよれる原因になるので、あくまでも薄く塗ることがポイント。
肌色より明るいものを使うようにすると明るい印象となり、日本人の肌色と馴染みやすいイエロー系のものを選べばナチュラルに仕上がります。
ほうれい線の溝にもしっかり塗って、ぼかすように周囲とうまくなじませましょう。
仕上げには、パウダーで表面を整えてください。
パウダーには、メイク崩れを予防する効果もあり、肌の表面をより美しく見せてくれます。
この時に使うハイライトやパウダーは、パール入りのものがおすすめ。
光りを集めて反射するので肌色が明るく見え、ほうれい線によってできた影を目立たなくする効果があります。
メイク直しは乳液使いがポイント
メイク直しの時には、そのままファンデやパウダーを重ね塗りするのではなく、一度乳液を付けて軽いクレンジングを行いましょう。
皮脂によるものも乾燥によるメイク崩れも、ファンデが溜まってしまった箇所の肌を、ほんの少しリセットすることで化粧直し後の肌がナチュラルにいい状態で仕上がります。
また、乳液の保湿効果がほうれい線にファンデが溜まるのを防ぐ効果も。
小さなボトルに入れた乳液をポーチの中に常備しておくことをおすすめします。
スキンケアでほうれい線にファンデが溜まらない肌を作ろう
しっかり保湿をする
メイクで対策を行うことはもちろん、スキンケアでほうれい線にファンデの溜まらない肌を作る方法もあります。
まず大切なのは、しっかりと保湿をすること!
朝の洗顔後、化粧水だけではなく、口元にだけ美容液をプラスして潤いや栄養をしっかりと補給しておきましょう。
肌が潤いで満たされているとファンデーションがぴったりと肌に密着し、ほうれい線にたまることを防ぐ効果があります。
卵殻膜エキスを取り入れる
弾力のあるハリ肌に導いてくれると人気の「卵殻膜化粧品」。
ヒアルロン酸やコラーゲンがたっぷり配合されているので、ほうれい線やシワが気になる方にはぜひ使ってほしいアイテムです。
卵殻膜化粧品といっても種類は幅広く、化粧水から美容液、クリームなどさまざまなアイテムが販売されています。
自分の肌や好みに合ったアイテムが選べるのもいいですね。
また、どのアイテムも始めやすい価格のものばかりなのでぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ~ほうれい線を薄くするためにできるメイク方法と心掛けでさらに美しく~
ほうれい線は、年齢を重ねるとともに誰にでも現れるエイジング現象。
いつまでも若々しい見た目でいたい人は、まず健康的な生活とバランスの取れた食生活を心掛け、自律神経や女性ホルモンのバランスを整えておくことが大切です。
また、冷えは肌の血行を悪くし、栄養が行き届かなくなることで乾燥やシワなどの原因になります。
夏はエアコンの設定温度を少し高めにしたり、冬は腹巻や湯たんぽなどで体を冷やさない工夫を取り入れ、さらに定期的に運動をして代謝を上げるなど、体をあたためるように心がけるといいでしょう。
ほうれい線を薄くするためのエクササイズやスキンケアなども行いながら、普段から予防対策をしましょうね。
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