まつげ美容液を使ったまついくケアは最近ではポピュラーになりましたが、まつげ美容液に因んだトラブルが増えていることもまた事実。
まつげ美容液で目がしみるという経験をした人も多いのではないでしょうか。
そこで、まつ毛美容液が目にしみてしまう原因を探り、対処法についてご紹介していきましょう。
この記事でわかること
まつ毛美容液で目がしみる原因
原因①強い成分が刺激になる
まつげ美容液には、市販のものとクリニックで処方されるものの2種類あります。
市販のものは、まつ毛に潤いや栄養を与える「化粧品」としての効果に留まるので、それほど刺激の強い成分は入っていません。
しかし、クリニックのものは、美容や育毛の目的だけでなく、まつ毛育毛剤として睫毛貧毛症という病気の「治療薬」としても使われるもの。
市販のものに比べて強い成分が配合されていることが特徴です。
クリニックで処方されるまつげ育毛剤「グラッシュビスタ」は、ビマトプロストが主成分です。
ビマトプロストは、副作用として眼刺激や結膜充血、目のかゆみなどが起きることがあるとされているので、目にしみて痛いと感じる可能性は大いにあります。
原因②ホルモンバランスの変化
女性はひと月の間にホルモンバランスが大きく変化し、それに伴って心や体の状態も変わります。
生理前に肌のコンディションが悪化する人は多いと思いますが、同じように目の周りの皮膚も敏感になりがち。
体調やホルモンバランスによって肌が敏感になり、毎日使っているまつげ美容液がしみることがあります。
原因③体調や環境の変化
疲れやストレス、睡眠不足で免疫力が低下している時も症状が現れやすいでしょう。
抵抗力が下がっているので、普段は反応しない成分にも過敏に反応してしまうことがあります。
また、季節の変わり目や新しいことがスタートする春は、体や心に負担がかかりやすい時期。
例えば、花粉症で体調がすぐれない日が続いたり、新しい環境になじむために気を遣いすぎたりと、心身へのストレスがダメージとなり、成分に過敏に反応してしまうことがあります。
原因④直射日光に成分が反応することで起こる
まつげ美容液を塗ったばかりの時はなんともなくても、その後、直射日光が当たることで成分が何らかの変化を起こす可能性があります。
これによって目にしみたり、肌に炎症が起こることがあるので、海や山での屋外レジャーの前には気を付けた方がいいかもしれません。
原因⑤アレルギー反応
まつげ美容液には、さまざまな成分が入っています。
配合されている成分のどれかにアレルギーがあれば、目にしみて痛い思いをすることがあるのです。
アレルギーを起こす可能性のある成分を特定できればいいのですが、パッケージに表示された成分をどんなに細かくチェックしても、素人では到底見分けがつきません。
また、病院のアレルギー検査では、アレルギーを起こす成分を細かく特定することは困難。
無添加やオーガニック処方など、一見肌に優しそうに見えるまつげ美容液でも、アレルギー反応を起こす可能性があるので、十分に注意が必要です。
まつ毛美容液だけが原因でない場合も
まつげ美容液ではなく、普段使っているコスメやマツエクの接着剤が合わないという可能性もあります。
まつげ美容液を付けていない時でも目に違和感があるなら、一度、普段目元に何を使っているかということを考え直してみることも必要かもしれません。
目にしみないまつげ美容液を選ぶには?
上記で紹介したように、まつ毛美容液で目がしみる原因はさまざまです。
1つ1つ原因を探る必要がありますが、低刺激処方やアレルギーテスト済みなどのまつ毛美容液も多数販売されています。
まずはそのようなまつ毛美容液から試してみるのが安心です。
中には海外からの輸入商品を個人で販売しているサイトなどもあり、強い成分が配合され、目にしみる・腫れる・色素沈着するなどの副作用が報告されているまつ毛美容液もあります。
安全性の高い商品を見極めていくのも、目に沁みないまつげ美容液選びとして重要なポイント。
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まつげ美容液で目がしみる間違った使い方
用法・用量を守っていない
ふさふさまつ毛を期待してたっぷりとまつげ美容液をつける人は多いですが、あまりに量が多すぎるのは問題です。
まつ毛から溢れたまつげ美容液が眼球に入ってしまうと、目がしみたり充血を起こすことがあります。
また、まつげ美容液の使用頻度を守っていないという場合でも、トラブルを起こしやすくなります。
適切なのは、1日1~2回。(商品による)
これを、メイク直しの度に塗るなど、1日に何回も湿布すると炎症を起こす可能性があるのでやめましょう。
用法や用量を守って正しく使うことが、まつ毛ケアに一番効果的です。
保管の仕方が悪い
まつげ美容液の蓋が開いたままだったり、直射日光に当たる場所に置いておいたりなど、適切に保管していないと、まつげ美容液が変質してしまうことがあります。
十分に安全性が確かめられている商品でも、保管の仕方が悪ければ中身の保証ができません。
変質した商品を使うことで、目や目元の皮膚に炎症を起こすことがあります。
使用期限を守っていない
あまりに古いものや使用期限の切れたものも注意が必要です。
まつげ美容液の使用期限は、未開封でも最大3年程度。
中には1年くらいというものもあるので、未開封であっても1年以上経過しているものは使わないようにしましょう。
開封し、既に使用しているものは、すぐに使い切ることがおすすめ。
目元の雑菌がブラシやチップに付いて繁殖し、そのまま使うことで目元のトラブルにつながる可能性があります。
まつ毛美容液で目がしみた時の対処法
応急処置&対処法
まつげ美容液で目や目元の皮膚にトラブルが起きた時には、まず目元に付いたまつげ美容液を落としましょう。
蒸しタオルで優しく拭き取ったり、洗顔料やアイシャンプーを使ってまつげ美容液を洗い流したりして、症状が落ち着くまで様子を見てください。
すぐに治まるようであれば大丈夫ですが、どんどんひどくなるようであれば要注意。
痛みが増すとか、腫れが大きくなるなどの場合は、すぐに専門医の受診を受けましょう。
病院を受診する時には、原因の可能性のあるまつげ美容液を持参するといいですよ。
一度しみたまつ毛美容液は使い続けて大丈夫?
「使用中止」が鉄則です!
まつ毛美容液が一度目にしみたということは、肌に合っていないということ。
まつげ美容液を使ったことが原因で、まぶたの赤みやかゆみ、目の腫れや充血などが現れたのなら、すぐに使用を中止しましょう。
それ以降も使い続けると、さらなるトラブルに発展しかねません。
「しみても使って大丈夫」などと楽観視しないことが大切です。
安全のために行いたいパッチテスト
初めて使うまつげ美容液は、使用前にパッチテストをしてみましょう。
テスターがある場合は、お店のスタッフの方に相談して試させてもらうということもおすすめです。
1.腕の内側に美容液を数滴たらす
2.絆創膏やサージカルテープなどで保護する
3.30分前後で一度観察
4.24時間から48時間後、もう一度観察
5.赤みやかゆみがなければ大丈夫
パッチテストでは、腕の内側など目の周辺と同じように皮膚の薄い部分で行います。
お風呂に入る時は、なるべく美容液をつけた部分を濡らさないように気を付けてくださいね。
肌に赤みやかゆみがなければ目元に使っても大丈夫な可能性が高いと言えます。
少しでも赤みが出ているなど、肌に違和感のある場合は、使用を控えた方いいでしょう。
まとめ~まつげ美容液で目がしみる時には正しい対処を~
まつげ美容液は、安全性に考慮されて作られているものでも、あなたの体調や使い方などによってトラブルを引き起こすことがあります。
どうしてまつ毛美容液で目がしみたのか、原因を追及することも大切です。
使用方法が原因なのであれば見直したり、それでも目がしみたり痛みを感じるなど、少しでもトラブルの兆しがあるなら、その商品は使用しないことが最善。
安全のためにもパッチテストで試してみてから使い始めてくださいね。
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