カロテンが豊富なことで有名な「かぼちゃ」。
昔から「かぼちゃを食べると病気にならない」と言い伝えられ、冬至にはかぼちゃを食べる習慣があります。
最近では日本でもハロウィンを楽しむ人たちが増え、かぼちゃ味のお菓子がたくさん発売されたりと、かぼちゃはすっかり私たちの身近な存在になりました。
そんなかぼちゃですが、種も食べられるってご存知ですか?
実はかぼちゃの種って、とっても栄養満点でスーパーフードだと注目されているのです!
今回は、かぼちゃの種の驚きの美容&健康効果についてご紹介していきます。
かぼちゃの種にはどんな栄養があるの?
かぼちゃはウリ科カボチャ属の緑黄色野菜。
カボチャの種には、不飽和脂肪酸であるオレイン酸、パルミキン酸、ステアリン酸、リノール酸が豊富に含まれています。
不飽和脂肪酸とは、主に魚や植物油に含まれて、血液をサラサラにしてくれると言われています。
また中性脂肪やコレステロール値の調整をしてくれる働きが期待できるのだとか。
さらに良質なタンパク質やビタミンE、各種ミネラル類、植物ステロール、リグナン類、カロテノイドなども含みアンチエイジング効果も期待できるのです。
かぼちゃ自体もカロテンなど豊富な栄養素があるのですが、種にもたくさんの栄養素が含まれているんですよ!
かぼちゃの種がもたらす効果とは?
*アンチエイジング効果
かぼちゃの種には「若返りビタミン」と言われるビタミンEが含まれており、老化防止や若返りに効果が期待できます。
シワやシミをできにくくする働きや老化や病気の原因となる活性酸素を撃退する働きも持っています。
その他に肩こり、腰痛、冷え性を改善する働きも。
*ダイエット効果
血流改善に働きかけることにより新陳代謝が活発になります。
植物性食品なのでコレステロールがゼロで、良質なタンパク質やビタミン、ミネラル、そして食物繊維を多く含んでいるためダイエットをするには取り入れておきたい栄養素が豊富に含まれているのです。
*コレステロール値を下げる効果
リノール酸には血中のコレステロールをコントロールする作用があり、血中コレステロール値を低下させる効果が。
しかしリノール酸は摂りすぎると逆にコレステロールを上げてしまう作用もあるので注意が必要です。
*疲労の抑制、体力の強化
かぼちゃの種に含まれる亜鉛、鉄、カリウムなどの豊富なミネラルが身体全体の機能を高めるため、体力の強化にも効果的です。
*排尿障害を軽減
男性よりも女性の方が多いと言われる排尿障害ですが、骨盤底筋のゆるみや加齢による女性ホルモンの乱れが原因と考えられると言われています。
かぼちゃの種には女性ホルモンのバランスを整える働きをするリグナン類が含まれているので過敏性膀胱や頻尿など、女性の排尿障害を軽減する効果が期待できるのだそう。
どんな調理法で種を食べるの?
生でも食べられますが、美味しく頂ける加熱調理がおすすめ。
加熱する前には必ず下処理が必要になりますのでその手順をご紹介していきますね!
①キレイにする
種をよく洗います。
ヌルヌルが取れるまで洗い、わたが気になる場合は取り除きます。
わたには豊富なカロテンが含まれているので苦手でない人は取り除かないでおきましょう。
②乾燥させる
1.レンジやオーブン
なるべく時短で行いたい人はレンジやオーブンを使って乾燥させていきます。
全てしっかりと水分が飛ぶように時間をこまめに設定し、裏返して様子を見ながら行ってください。
2.天日干し
水分を軽く拭きとってトレーに広げて、日当たりと風通しのいい所で2~3日ほど干してください。
③ロースト
油をひかず、ローストします。
軽く焦げ目がつくまでローストしたらお皿に移します。
④殻を剥く
殻も食べられないこともないですが消化が良くないので剥いて食べるようにしましょう。
キッチン用のハサミで切れ目を入れ、中の種を取り出します。
⑤味付け
炒める際にバターと一緒に炒めたり、塩を振りかけて完成。
味付けですが、他にカレー粉やにんにくパウダーをまぶして食べたりと比較的どんな調味料とも相性がいいみたいです。
いろいろ試して、お気に入りの食べ方で楽しんでくださいね。
まとめ~かぼちゃは種まで食べて健康とキレイを手に入れよう!~
今まで捨ててしまっていたかぼちゃの種に、こんなにたくさんの栄養と嬉しい効果があるスーパーフードだったなんて、もっと早く知っていれば!と思ってしまいますよね。
かぼちゃの旬は7月~12月と言われており、これからがかぼちゃの季節です!
食べるのに少し手間がかかりますが、身体が元気に、キレイなれる「かぼちゃの種」ぜひ採り入れてみてくださいね。
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