芽キャベツは「キャベツの赤ちゃん」ではなく、「キャベツの仲間」として栽培されている品種です。
1つの茎に芽キャベツがたくさんできるので、「子持ちキャベツ」ともいわれています。
小さな野菜ですが、実はキャベツよりも栄養価が高く優秀な食材なのです。
ビタミンCやビタミンB1などの美容に良い成分や、ガン予防に効果的な成分なども含まれます。
ビタミンCの含有量は特に多く、5つ食べれば1日に必要なビタミンCを補えるのです。
美容、健康にいい食材として注目を浴びています。
芽キャベツの栄養について
芽キャベツに含まれる代表的な栄養素がこちらです。
・ビタミンC
他のキャベツに比べて、芽キャベツはビタミンCが多いのが特徴。
ふつうのキャベツよりも4倍多く含まれ、健康や美容にいい食材なのです。
丸ごと食べられるので、ビタミンCを余すことなく摂取できるのがポイント。
・ビタミンB1
人間が日々を活動するために必要なエネルギーを作り出します。
芽キャベツはビタミンB1が多く、健康的に体を動かすサポートをしてくれるでしょう。
・イソチオシアネート
キャベツや芽キャベツにはガンに効果があるといわれるイソチオシアネートが含まれます。
ガンは今や2人に1人がなるといわれるもの。
積極的にイソチオシアネートを摂取し、ガンに負けない強い体づくりをしていきましょう。
その他、βカロチン、葉酸、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
芽キャベツの効能について
芽キャベツは栄養価の高い食材なので、根本から体を健康にする効果があります。
エネルギーを作り出し、体を正常に保つなど、食べるだけでさまざまな効果を得られるでしょう。
野菜が不足しているなと感じている方は意識して食べるのをオススメします。
<健康効果>
・ガン予防
芽キャベツに含まれるイソチオシアネート、ビタミンCはガンの予防に効果的と言われています。
芽キャベツを5個食べるだけで1日分のビタミンCを補えるので、ビタミンCが不足しがちな方は積極的に食べるといいでしょう。
また、ストレスによって生まれる疲労物質にもビタミンCが働きかけてくれるので、ストレス軽減にも繋がります。
・貧血予防
野菜の中でも葉酸の含有量がとても多い芽キャベツ。
葉酸はビタミンBと協調して赤血球の合成をサポートします。
造血のビタミンとも呼ばれるくらい、貧血予防に効果的な成分なのです。
・便秘の改善
食物繊維はキャベツの3倍多く含まれています。
さらには胃腸薬にも配合されるビタミンUも含まれているので、胃の調子を整え、聖腸作用、便秘の改善も期待できるのです。
・その他
免疫力向上、動脈硬化の予防、高血圧の予防、抗ストレス作用などがあります。
<美容効果>
・美肌効果
芽キャベツの豊富なビタミンCによって、肌を綺麗に保てます。
ビタミンCはコラーゲンを生成し、メラニンの発生を抑制してくれるので、潤う白い肌をつくることができるのです。
また、βカロチンの抗酸化作用で肌や血液の老化を防ぎます。
若々しさの維持をしたいという方は芽キャベツを食べるようにしましょう。
・妊活サポート
栄養価が高く、体を根本から健康的にする働きによって妊娠しやすい環境を作ります。
また、葉酸が妊娠に必要なエネルギーをつくり、ビタミンCと組み合わさることで精子の生存確率を高めるため、妊活にはもってこいの野菜と言えるでしょう。
・目を美しく
現代人は目を多く使うため、くすんでいる方が多いもの。
芽キャベツのカロチン、ビタミンが目の角膜を修復し疲れをいやします。
くすんだ目は顔が暗く見えがちなので、芽キャベツを食べて目をキラキラと美しく輝かせましょう。
芽キャベツをおいしく食べる
芽キャベツには少し苦みがあるので、料理の味に影響があるのが難しいところ。
料理に使うときは、苦みと組み合わせのいいレシピで作るといいでしょう。
シチューなどの煮込み料理がオススメです。
また、芽キャベツを下茹でしてから串にさして揚げ物にしたり、ひき肉で包みコロッケ風にするなど、その大きさをいかしていろいろアレンジできるのも楽しいので、チャレンジしてみてください。
<芽キャベツの保存方法>
冷蔵庫で保存する場合、洗わずに乾燥を防ぐためビニールに入れて保存します。
冷凍庫で保存する場合は、固めに茹で小分けにして保存します。
解凍は自然解凍で、あえ物やお浸しに使えて便利です。
まとめ
芽キャベツはどう料理に使えばいいのか分からないという方も多いと思いますが、意外とレシピの幅が広く扱いやすい食材です。
栄養価が高く、日々の健康や美容にとてもオススメの野菜なので、健康面や美容に関するトラブルに悩んでいる方、予防したい方は芽キャベツを取り入れた食事を心がけてみてください。
芽キャベツの旬は11月から2月ころまでです。
今がまさに旬なので、美味しい芽キャベツをたっぷり食べてキレイを目指しましょう。