オーガニックコスメと聞くとなんとなく肌にいいもの、優しいものというイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?
では、具体的にどういったものがそう呼ばれているのか、オーガニックであることが肌にどのような効果があるのかを把握している人は少ないと思います。
一概にはオーガニックが肌にいいとは言いきれない場合もあります。
オーガニックコスメに興味がある人やこれから使い始めたいと思ってる人に、正しい基準で化粧品選びをするために重要な「オーガニックコスメの基礎知識」をご紹介していきます。
オーガニックコスメとは?
ナチュラル志向の女性に人気のオーガニックコスメですが、どのような定義の元で作られているか知っていますか?
オーガニックコスメとは、化学肥料や農薬を使わず育てられ、有機素材の成分でつくられた化粧品のことを言います。
アメリカやヨーロッパではすでに多くのオーガニック認定団体や機関が存在しており、オーガニックなものはコスメだけじゃなく食材も多く存在し、人々の生活に溶け込んでいます。
日本でのオーガニックの立ち位置とは違って、とても身近な存在なのです。
しかし日本ではまだ歴史が浅く、オーガニックコスメに対する認定団体や機関が存在していません。
私たちが手にしている製品は、販売する各メーカーの基準の元に販売された「オーガニックコスメ」ということになります。
1割未満でも植物由来成分が含まれていたら、「オーガニックコスメ」として販売してしまっているメーカーも存在しているのが今の日本の現状なのです。
オーガニックコスメのメリット&デメリット
◆メリット
しっかりと認定を受けたオーガニックコスメなら無農薬、無化学肥料で育てられた植物の成分を使った化粧品なので自然の力でスキンケアすることができ、使い心地も効果も優しいというメリットがあります。
肌が美肌を保つ本来の力をサポートできるのもオーガニックコスメの良い所。
ケミカルコスメと比べ効果が出るのはゆるやかではありますが、あなたの持っている「肌力」にじっくり働きかけ、美肌を目覚めさせてくれます。
目先の効果より、揺るがない肌を手に入れたい人にはオーガニックコスメはぴったりですね。
また、植物由来の優しい香りも心をなごませてくれる、肌にも心にも優しい化粧品です。
◆デメリット
日本にはオーガニックコスメに対する認定団体や機関が存在していないため、せっかくオーガニックコスメを採り入れたのに、成分が全然オーガニックじゃないなんてことも。
なのできちんと認定されているか、成分は安全なものが使用されているのか見極める必要があります。
また、ケミカルコスメを長年使ってきた人がノンケミカルなオーガニックコスメを使用するとお肌が荒れてしまう人もいるようです。
考えられる理由として
・オーガニックコスメが合わない
・ケミカルコスメで肌の機能が低下していたことによるトラブル
などが考えられます。
植物に対してアレルギーがあったり相性がよくないと肌荒れする可能性もあり、注意が必要です。
オーガニックコスメの選び方
近年では海外の厳しい基準をクリアした信頼のできるオーガニックコスメブランドが多く日本に上陸しています。
国内ブランドのオーガニックコスメに不安を感じる人は海外ブランドの製品を使ってみるといいかもしれません。
日本のオーガニックコスメは認定機関がないですが、販売されている全てが信用できないというわけではないのでしっかりと配合成分を見て納得したものは購入して良いでしょう。
また、最近では「エコサート」というフランスのオーガニック認定を行う第三者機関の認定が世界的にスタンダードになりつつあります。
オーガニック認定団体の中でも世界基準と言われ、信頼されている認定機関です。
そんなエコサートの認定を取得した国産のオーガニックコスメも存在しているので、国産のコスメを使いたい人はぜひ参考にしてくださいね。
まとめ~正しい知識と基準を持って自分に合った化粧品選びをしよう~
オーガニックコスメは私たちが今まで使ってきたケミカルコスメと比べて、使った翌朝に効果を実感できるものではないかもしれません。
あなたの肌との付き合いは一生続いていきます。
10年後、20年後も自分の肌が好きでいられるような、あなた自身の肌の底力を目覚めさせるのはケミカルコスメとオーガニックコスメどちらだと思いますか?
オーガニックだからと安心するのは今日まで。
自分の肌に塗るものが安全かどうかは自分自身の目でしっかり確認し、見極める判断力を養うことも大切です。
健康な肌の維持、エイジングケア、肌荒れ予防・改善に正しい知識と基準を持ってオーガニックコスメを選んでくださいね。
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