本格的な梅雨の季節はジメジメとした湿気の高さや肌にまとわりつくようなベタベタとした空気で、なんとなく憂鬱になってしまいますよね。
朝、せっかくきれいに仕上げたメイクも化粧崩れしやすく、何度もメイク直しをしているのにキレイな状態をキープし続けられないと嘆く人も多いでしょう。
そこで今回は、梅雨時期の悪天候にも負けないお化粧テクニックをご紹介。
梅雨の時期に化粧崩れをがしやすい原因や、その対処法について解説していきましょう。
この記事でわかること
梅雨時期の化粧崩れの原因
化粧崩れは「汗」「皮脂」「乾燥」が3大要因です。
梅雨時期は、湿度が高くジメジメとしているため、肌の温度が上がって毛穴が開きやすく、例えて言うなら、いつもサウナの中にいるような状態。
梅雨時期の気温は真夏に比べるとそれほど高くありませんが、それでも少し動くと汗ばみ、皮脂とメイク剤が混ざり合うことで化粧崩れを起こしてしまいます。
乾燥が原因であるということは意外な事実かもしれませんが、肌に油分が足りないと皮脂の分泌が過剰になります。
梅雨時期は湿気が多く、べとつくからと、ついついスキンケアを怠りがちになりますね。
秋冬には、化粧水を丁寧にハンドプレスして、ローションパックまで行っていたのに、梅雨時期になるとスキンケアがおろそかになるという人は多いでしょう。
毎日の保湿ケアが不十分であることで、肌の内部に水分が足りないインナードライの状態となり、表面だけが皮脂でテカるのです。
化粧崩れを起こさないためには、肌をしっかりと保湿して余分な皮脂の分泌を抑えること。
また、汗による水分も化粧崩れの原因になるので、こまめにタオルやティッシュなどでふき取ることが大切です。
これで解決!梅雨に崩れないメイク前のテクニック
①メイク前、たっぷり保湿で「土台」を作る
化粧崩れしないようにするためには、メイクをする前の土台作りが大切。
そのためには、保湿ケアを十分に行いましょう。
肌に潤いが十分でないと、肌は自身の潤い補給のために皮脂分泌を活発するスイッチをオンにします。
すると、その分泌された皮脂がメイク崩れを引き起し、下地やファンデーションのヨレを生むのです。
ですから、朝、洗顔をした後はしっかりと化粧水で保湿をし、乳液やクリームで肌をしっとりと整えてからメイクをするようにしましょう。
②知っておきたい「土台作りのコツ」
朝に行う肌の保湿は、メイクの一環だと思って丁寧に行うことで、格段に化粧持ちがよくなります。
そのためには、化粧水を塗ってから肌の表面がびしょびしょに濡れている状態で乳液やクリームなどを塗るのではなく、化粧水を塗って浸透するのを待ち、しっかり馴染んだことを確認してから乳液やクリームを塗るというのがポイント。
化粧水を塗ってから乳液を塗るまでの間に少しの間を設けましょう。
目元や口元など、皮膚が薄い部分は化粧水を2~3回重ねて塗り、肌と皮膚が吸い付くような感覚になるまでしっかりと保湿するのがおすすめ。
特に、乾燥が気になる人は、化粧水の後、日中用美容液など保湿力の高いものを使ってから乳液をつけることで、より化粧持ちがよくなります。
毛穴の開きが気になる人は、収れん作用のある化粧水を使うのもいいでしょう。
乳液やクリームを塗った後は、肌になじんだ後、顔全体にティッシュを当てて余分な油分を軽くオフすると、次につける下地やファンデーションの密着度が高まります。
朝は、誰にとってもバタバタと忙しい時間帯で、どうしても基礎化粧品を使ったスキンケアの時間をおろそかにしてしまいがちですが、ここである程度時間をかけてきちんと保湿をすることで、化粧崩れしにくく、化粧直しの時間も短縮することができるのです。
③メイク前の下地選びが大切
丁寧に土台を作り上げたら、今度は下地をしっかりと皮膚にフィットさせます。
乾燥肌の人には、素肌の潤いを逃さないためヒアルロン酸などの保湿成分が入った下地がおすすめ。
Tゾーンのテカリや、皮脂による化粧崩れの気になるオイリー肌の人には、皮脂コントロール成分の入った下地が向いています。
テカりやすいTゾーンと乾燥しやすい頬とで下地の種類を使い分けるというのも崩れにくくするためのポイントです。
自分の肌質や気になる症状にあった下地を選ぶようにしましょう。
④ファンデーションの厚塗りに注意
表面をきれいに整えようとたくさんの量のファンデーションを塗ると、逆に化粧崩れしやすくなるので要注意。
例えば、リキッドファンデーションとパウダーファンデーションやBBクリームとファンデーションなど、カバー力の高いアイテムを重ねて付けるのはよくありません。
化粧崩れを防ぐためには、薄付きである程度カバー力のあるものを選ぶのが正解。
シミやほくろ、ニキビ跡などの気になる部分は、コンシーラーをうまく使うなど工夫して仕上げましょう。
肌になじみやすく、負担の少ないミネラルファンデーションを使うというのもおすすめ。
軽い付け心地でカバー力が高いものが多く、保湿成分が入っているなどスキンケア効果のあるものもあります。
梅雨時期に実践したい化粧直しのテクニック
①メイク後、皮脂を取りすぎないこと
汗をかくと、顔がベタベタするからと脂取り紙を頻繁に使う人がいますが、実はそれは逆効果。
あぶら取り紙は脂の吸収力が優れている分、必要な皮脂までもを取り去ってしまうので、肌が過剰に皮脂を分泌してしまいます。
脂取り紙を使うのは1日1回程度でOK。
使わないという日があってもいいくらいなので、くれぐれも使いすぎには注意しましょう。
どうしても脂浮きが気になる時は、ティッシュペーパーを使うのがおすすめ。
顔全体に乗せて、皮脂の気になる部分を軽く抑えるようにしてオフしてくださいね。
②化粧崩れがひどい部分は一度オフ
目元や口元は、よく動く部分なのでとてもヨレやすく、他の部分に比べて化粧崩れがひどいと感じる人が多い箇所です。
パウダーを塗り重ねても修正できないような場合はメイクを一度オフしてから、あらためてファンデーションやパウダーを塗りましょう。
オフする時には、乳液を使うのがおすすめ。
手軽に使うことのできるクレンジングシートもありますが、ふき取った後に乾燥してしまいやすいので、しっかりとスキンケアができない出先では使わない方がいいでしょう。
乳液であれば、ファンデーションと馴染ませてそっとふき取ることで、潤いを残しながらオフできます。
③ファンデーションは重ね塗りしない
化粧直しをする時、朝すでにファンデーションを塗っているのにさらに重ね塗りをする人がいますが、これはNG。
余計に崩れやすくなってしまうので、化粧直しをする時はパウダーをはたく程度で大丈夫です。
④部分的なお直しも効果的
顔全体のベースメイクというよりも、目元や口元などのポイントで化粧崩れが起きていると、全体のメイクも大きく崩れて見えます。
そこで、頬やおでこなどの広い部分にはほとんど手をかけず、あえて目元、口元だけを直すというのも効果的です。
特に目の下は、しわや化粧崩れによるクマの出現でメイクがよれていると、老け顔に見えてしまいがち。
目元のメイクをきれいにお直しするだけでも、全体が明るい印象に変わります。
まとめ~ベタつきに負けないメイクで梅雨を乗り越えよう~
梅雨時期はメイク崩れが起きやすく、特に日常的に化粧をする女性にとっては厄介な季節。
しかし、化粧崩れが起きる原因を知って対策をすれば、梅雨時期でも朝仕上げたメイクがしっかりと長続きします。
ご紹介したベタベタやジメジメに負けないメイクのコツを実践して、美しさキープのために役立ててくださいね。
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