普段、メイクブラシのお手入れはどうしていますか?
ファンデーションブラシやリップブラシなどのメイクブラシは消耗品だと思われがちですが、実はお手入れ次第で長持ちさせることができるんです。
さらに、メイクブラシのコンディションがいいと、メイクノリがよくなったり、美肌が叶ったりなど、メリットがたくさん!
そこで、メイクブラシの洗い方や乾かし方などお手入れ方法について、詳しくご紹介していきましょう。
この記事でわかること
メイクブラシの正しい洗い方とは?
メイクブラシを洗う前に必要なもの
まずメイクブラシを洗う前にいくつか準備しておくものがあります。
・ぬるま湯
・コップもしくは小さめのボウル
・ブラシクリーナー
メイクブラシを洗う際に使うブラシクリーナーは、専用のものでなくても中性洗剤、固形石鹸、ボディシャンプーなどでも代用できます。
メイクブラシの洗い方
メイクブラシを洗うのに必要なものが揃ったら、さっそくブラシを洗っていきます。
1.コップや小さめのボウルにぬるま湯とブラシクリーナー(中性洗剤など)を入れる
※中性洗剤の場合、パウダー系なら200:1、リキッド系なら50:1がベスト。
ほかの洗剤の場合は汚れの程度に合わせて適量。
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2.メイクブラシをつけて優しく振り洗いする
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3.新しいぬるま湯に変えて、泡が立たなくなるまですすぐ
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4.清潔なタオルで挟むようにして水気を吸い取り、形を整えて乾かす
メイクブラシ専用のクリーナーは、ドラッグストアやコスメ専門店で販売されています。
筆を販売しているブランドから出されているものもあるので、特に動物の毛を使っているような高級筆の場合は専用クリーナーを使うことがおすすめ。
メイクブラシは、金属部分を水に浸けないように、毛先だけを浸して振り洗いします。
ブラシ全体を浸すと、メイクブラシの軸や毛先を束ねている金属、糊に悪影響で、毛が抜けやすくなったりブラシ全体の劣化につながるので、浸け置きは厳禁。
すすぎは十分に行い、最後にはタオルで水気を吸い取って形を整えて乾かします。
メイクブラシを長持ちさせる乾かし方
メイクブラシの乾かし方の基本は、直射日光の当たらない風通しのいい場所で行うことです。
日光が当たり続けると急激にメイクブラシが高温になったり紫外線が素材を傷めてしまう原因になります。
また、ドライヤーの熱を使った乾かし方もメイクブラシを傷めるのでやめましょう。
メイクブラシは、十分に乾かすこともが大切。
筆先に何かが当たっていたり、タオルなどで挟んだりしていると十分に乾かないばかりでなく、変形するので、周囲に何もない状態で乾かします。
大きなブラシだと乾燥に2~3日かかることも珍しくないので、時間をかけて、内部までしっかり乾いているか確認してから使い始めましょう。
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メイクブラシの長持ちさせるお手入れのタイミング
メイクブラシの洗い方をご紹介しましたが、実はメイクブラシは基本的にあまり洗わない方がいいと言われています。
これは、特に大きなメイクブラシだと中心まで十分に乾くのに時間がかかり、乾く間に雑菌がわくとブラシが傷みやすくなるから。
メイクブラシの軸や使用されている糊と洗剤の相性が悪ければ、毛先だけじゃなく本体の劣化を早めてしまう原因になることも。
メイクブラシを長持ちさせるには、正しく適切なタイミングで洗ってあげることが大切です。
・メイクブラシの色が変わったら
・メイクブラシの筆先が膨らんできたら
・メイクブラシの先が固まったようになったら
・メイクノリが悪くなったら
・メイクブラシが変なにおいがするようになったら
ファンデーションやパウダーがメイクブラシにたまると、色が変わったり筆先が膨らんだりなど形が変わり、ブラシがうまく肌に当たらなくなるとメイクノリも悪くなります。
また、変なにおいがするというのは雑菌が繁殖している証拠なので、すぐに水洗いをした方がいいかもしれません。
目安は、リキッド系コスメで約2週間おき、パウダー系コスメで1か月おきがおすすめです。
汚れたままのメイクブラシを使い続けるとどうなる?
毎日の化粧に使うメイクブラシは、きちんとお手入れしないとどうなるのでしょうか?
ファンデーションやフェイスパウダー、チークなどを顔に乗せるとき、メイクブラシの毛先には皮脂や化粧品の油分がつきます。
ここにメイクブラシに残ったコスメが合わさってどんどん汚れが蓄積。
メイクブラシは直接顔に触れるものですが、お手入れをせずにずっと使い続けることで汚れがたまり、メイクブラシの見た目も使い心地も、さらにはメイクノリまで悪くなっていくのです。
メイクノリが悪くなる
メイクブラシの毛先に油分や化粧品汚れが付くと、メイクブラシにとったパウダーが固まりやすくなります。
この現象は「ケーキング」と呼ばれ、ファンデーションブラシなどにパウダーが付きにくくなるだけでなく、顔にもうまく広がらずにムラになってしまうことも。
毛が傷んで広がるとブラシにパウダーが十分に含まれず、メイクノリも悪くなって思ったような仕上がりが実現しません。
リップブラシでも同じく、ラインをきれいに引けなかったり、傷んだ毛先がチクチクとして唇へのダメージになったりします。
また、いくらメイクブラシにパウダーをつけても毛先で粉が固まってしまうので顔につかず、使う量が増える原因に。
メイク用品の減りが早くなり、コスパも悪くなってしまうなどデメリットが多いのです。
肌荒れのもとにも
手入れをせず汚れたまま放置したメイクブラシには、雑菌が繁殖しやすくなります。
雑菌がついたメイクブラシにパウダーやリップカラーを取ってつけることは、雑菌を塗り広げているようなもの。
そう考えると、なんだかゾッとしますよね。
ざらつきなどの肌トラブルや、吹き出物、ニキビなどの毛穴トラブルの原因にもなりかねず、美肌とは程遠いものになってしまいます。
また、リップブラシは口元に使うものなので、一層注意が必要です。
ただでさえ唇はいつも唾液がついていたり、食べ物のカスが残っていたりと汚れやすい場所。
粘膜なので皮膚のようにバリア機能がないため、雑菌によるダメージをダイレクトに受けて乾燥や皮むけのもとになってしまいます。
雑菌が体の中に入り、最悪の場合では体調不良を引き起こす可能性もあるので、リップブラシは特に清潔なものを使うことが大切です。
毎日できる!メイクブラシの簡単お手入れ方法
メイクブラシを長持ちさせるために、毎日できるメイクブラシの簡単なお手入れ方法をご紹介します。
メイクブラシについた汚れを落とす
ファンデーションブラシやチークブラシの場合、メイク後はブラシを手の甲や腕で軽くはたき、パウダーを払い落としましょう。
コスメの色移りが気になる場合は、ティッシュペーパーで拭きとります。
広げたティッシュペーパーの上をブラシでなでるように汚れを落としてもOK。
毛先を押し付けすぎないよう、ブラシに負担がかからない程度にすることがコツです。
大きめのメイクブラシはクシでとかす
ファンデーションブラシなど、毛の量が多く大きなブラシは、定期的にクシでとかすといいでしょう。
クシは、あまりに目が細かいものだと引っかかって抜け毛の原因になってしまうので、普通~粗めのものが理想。
毛先の絡まったところからほぐすようにとかし、そのあとに根元から毛先に向かって動かします。
こうすることでメイクブラシの肌触りが柔らかくなめらかになるので、肌へのダメージが少なくメイクをすることができます。
まとめ~メイクブラシは洗い方とお手入れ方法でグンと長持ち~
毎日使うメイクブラシは、清潔にしておかないと肌荒れやメイクノリの悪さの原因になってしまいます。
汚れの気になるときにはスペシャルケアとしてクリーナーなどを使った水洗いを、そしてメイク後の毎日のお手入れを欠かさず行うことでメイクブラシは長持ちしますよ♪
ただし、何の知識もなくむやみにメイクブラシを洗うことは、メイクブラシを傷ませてしまったり、肌荒れの原因にもなるので事前にしっかり手順を理解してから行ってください。
乾かし方にもこだわることが、さらに長持ちさせるコツですよ。
メイクブラシの汚れが気になってきたという方は、ご紹介した正しいメイクブラシの洗い方やお手入れ方法を実践してみてくださいね!
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