「足のむくみ」を感じたことはありますか?
立ち仕事、座り仕事で脚がむくんだりというとはよくあることです。
また、足の太さが悩みでダイエットしているのになかなか足やせしないというのも、実はむくみが関係している可能性が高いんです。
なぜ、足(脚)はむくんでしまうのでしょうか?
今回は足のむくみの原因と正体、むくみをすっきりさせるセルフマッサージ方法を大公開します。
この記事でわかること
足(脚)のむくみの原因とは
足のむくみに繋がる原因にはどんなことがあるのでしょうか?
原因を掴むことはむくみ解消をするために必要なこと。
ここに書くことが全てではありませんが、主なむくみの原因についてご紹介します。
原因①女性は筋肉が少ない
足のむくみは血液の流れが滞ることで血行不良になるのが主な原因ですが、女性は身体的な理由からむくみやすいといわれています。
足(脚)の静脈の血液は、足の筋肉を動かすことで筋肉がポンプのような役割になります。
筋肉のポンプ機能によって心臓に血液が戻されるのですが女性は男性と比べて全身の筋肉量が少なく、ポンプ機能が弱いため血行不良になり、足・脚がむくみやすいのです。
原因②長時間同じ姿勢でいる
体の中で心臓から遠い場所にある足は重力の影響で血液が心臓に戻りにくく、脚に溜まった血液から血管を通して水分がしみ出しやすいといわれています。
筋肉を動かさない、血流を妨げる姿勢などをしていると足元に血液が溜まりむくみの原因になることがあるのです。
原因③水分不足
水分の摂り過ぎがむくみの原因になると思われがちですが、意外にも水分不足が足のむくみにつながっている場合があります。
水分の摂取量が少ないと体が水分を溜め込もうとしてしまい、むくみにつながるといわれているんです。
「飲み物は結構飲んでいる」という場合でも、飲んでいるものがお茶やコーヒーなら意味がありません。
利尿作用があるので、むしろ水分不足になっている可能性があります。
足のむくみのメカニズム
血液は心臓から送り出され、そして心臓に戻ってきます。
しかし、運動不足や長時間の同じ姿勢で血行不良になると余分な水分が血液中に溜まるのです。
水分が多くなると血液と合わせた総量が多くなり、血管内に高い圧力がかかります。
すると、余分な水分は血管の外に押し出され、皮膚下に溜まることでむくみになるといわれているのです。
足のむくみ解消に効果的なセルフマッサージのやり方
足のむくみは足やせを邪魔するだけでなく、疲れやだるさを感じる原因に。
むくみ、疲れをスッキリ解消して足やせを狙えるおすすめのセルフマッサージ方法をご紹介します。
コルギマッサージ
コルギマッサージとは韓国が発祥の民間療法のことで、骨と筋肉に刺激を与え足のむくみ解消を狙うマッサージです。
コルギマッサージに使うものはマッサージオイルだけ。
保湿力の高いオイル、引き締め効果のあるオイル、デトックスに効果のあるオイルなどお好みのオイルを一緒に使ってみてください。
足全体のむくみ解消にはこちらのコルギマッサージがおすすめ。
①平らな場所に座り、両膝を立てて体育座りする。
②膝の関節に親指以外の4本の指を軽く曲げた状態で第1関節・第2関節を当てます。(太ももの外側、内側両方やる)
場所を少しずつずらしながら脚の付け根に向かって押します。
※マッサージするときのポイント
・右足をマッサージするとき外側は右手、内側は左手
・左足をマッサージするとき外側は左手、内側は右手
リンパマッサージ
リンパを流すマッサージは「マッサージ」といっても揉んだり叩いたりするマッサージではなく、「なでる」マッサージです。
リンパ液は浅い場所に流れているものなので、なでるマッサージでも十分に流れを改善させる効果に期待ができます。
①膝の裏側に両手を当て、脚の付け根のリンパ節に向かって脚をなでていきます。最初は前もも、次に裏ももをなでます。
②足首に両手をそえ、膝のほうに向かってなでます。
③ふくらはぎも同じように膝のほうに向かってなでます。
④足首から足の付根までなでます。前側、裏側どちらもやりましょう。
ボール踏み
ゴルフボールやテニスボールを踏んで転がし、足裏のツボを刺激するマッサージです。
このマッサージは椅子に座ってすることができるので、デスクワークをしている最中に靴を脱いでこっそりマッサージができます。
やり方は簡単です。
ボールを床に置き、椅子に座ったまま足の裏のツボに当てるようにコロコロとボールを転がすだけです。
足の裏にはむくみや疲れに効果を期待できるツボが集まっています。
・湧泉(ゆうせん)…血行促進、代謝促進
・三陰交(さんいんこう)…冷え性改善
・足の三里(あしのさんり)…むくみ、冷え改善
足のむくみを解消&予防する私生活でのポイント
日々の生活のなかでできる足のむくみ解消や予防に役立つ方法をご紹介します。
わざわざむくみのために特別なことをしなくても、生活の中でちょっとしたことを気をつけるだけで十分な解消方法になるのです。
①つま先を動かす
つま先を動かすと連動してふくらはぎの筋肉も動き、血行を促進させることができます。
立った状態でかかとを上げ下げする運動や、座った状態でかかとを上げ下げする運動をしてみましょう。
ちょっとした時間やながら作業でできることなので、おすすめです。
デスクワークで運動ができない環境でも、デスクの下でかかとを上げ下げすることはできますよね。
②歩く頻度を増やす
足・脚のむくみはウォーキングが特に効果的だといわれています。
通勤、通学、買い物などはひと駅前で下りて目的地まで歩くようにしたり、よほど遠い場所じゃなければ歩いて買い物に行くなど、歩く頻度を増やしましょう。
ふくらはぎの筋肉が動かされ、血行がよくなり脚・足のむくみ解消に効果的です。
③体を冷やさない
体の冷えは血行不良の原因になり、足のむくみにつながる場合があります。
冷たい飲み物や食べ物を好んで口にしていると、体の中からダイレクトに体を冷やしてしまい、内臓の働きが鈍くなって代謝が低下。
すると、血行不良になってむくみやすくなるといわれています。
体を冷やさないようになるべくキンキンに冷えたものは口にしないようにしたり、クーラーがきいている部屋にいるときは薄手の羽織ものやひざ掛けを使うなど、体を冷やさない工夫をしましょう。
体が常にポカポカで血行がスムーズだと、むくみの予防になりますし、万が一むくんでいるなら体を温めて血行を良くしてあげれば、むくみ解消に効果を期待できます。
まとめ~足がむくむ原因を知って予防対策方法を実践しよう~
足のむくみは軽く見ているとのちのち後悔することだってあるんですよ。
重い症状になれば強いだるさや疲れを感じ、足やせしにくい体質になってしまう可能性があります。
日頃から足のむくみ解消に効果を期待できるマッサージや対策をしていれば、むくみ知らずでほっそりした脚を手に入れられるでしょう!
マッサージも大切ですが、むくんでからなんとかしようとするのではなく、むくまないように予防をすることが大事ですよ。
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