肉割れができる原因と治し方|線が消えた治療方法を調査

[PR]
  • mippippi 
  • 投稿者 : mippippi  
  • 公開日:2019/07/10 最終更新日:2019/07/11

気になる肉割れ…
たとえ服で隠れる部分にできているのだとしても、肉割れがあることがコンプレックスとなって自分に自信が持てない人は多いでしょう。

残念ながら、一度できた肉割れが完全に消えて、元のような滑らかな肌になることはありません。
しかし、自分の努力次第で薄くしたり、目立たなくしたりなど、気になる見た目を目立たなくすることは可能です。

そこで今回は、肉割れができてしまう原因やメカニズムについて解説。
加えてすでにできてしまった肉割れの治し方と、今後さらに肉割れを増やさないための方法をご紹介しましょう。

肉割れができる原因とは


ここでは、肉割れができる原因やメカニズムなどを含め、肉割れについてのさまざまな基礎知識をご紹介します。

痩せていてもできる?肉割れとは
肉割れは、皮膚が強い力で引っ張られることで、肌の表面にひび割れのような跡ができる皮膚の異常のこと。

赤い筋状に現れることからミミズ割れ肉切れなどといわれたり、脂肪の多いところにできやすいため脂肪線と表現されることもあります。

男女ともにできるもので、妊娠でお腹が大きくなる時にできる妊娠線(ストレッチマーク)も肉割れです。

肉割れは一般的に肥満体型の人に多く見られ、「デブ線」などと揶揄されることもありますが、太ってないのに肉割れになることもあります

赤い線と白い線の違い
肉割れには、ひび割れた部分が赤く見えるものと、白っぽく見えるものがありますが、これは肉割れができてからどのくらい経っているかを表します。

赤や赤紫色であれば、肉割れができてからまだ日が浅いということ。
時間が経つうちに白っぽくなってきます。

線の色は、どのような原因で肉割れができていても、基本的にははじめは赤で次第に白くなっていきます。

肉割れができる原因って?メカニズムを解説
【肉割れができるメカニズム】
私たちの皮膚は、表面から表皮、真皮、皮下組織の3つの層から成ります。

表皮には、ある程度の伸縮性や柔軟性がありますが、下層にある約2ミリ厚の真皮にはそれほどの柔らかさはありません。
強い力で皮膚が伸ばされることで、真皮を構成しているコラーゲンやエラスチンなどの線維も同じように引き伸ばされ、限界が来ると断裂

これが、肉割れとなるのです。

【肉割れができる原因】
肉割れは、真皮にできる傷跡です。

表皮はターンオーバーによって肌が再生するので、多少のダメージを受けてもほとんどきれいに治ります。
しかし、真皮はターンオーバーが行われないので、肉割れでできた線が薄くなることはあっても、元のように完全に消すことは難しいでしょう。

肉割れができる原因は、急激な体重の増加や妊娠によるもの。
中学生くらいの成長期の子供や、トレーニングによって筋肉が肥大化した時にできることもあり、痩せていてもできます。

また、ハイヒールやパンプスなどを履いた時に歩き方が変わり、普段使わない筋肉に大きな負荷がかかり続けた結果、肉割れを起こすケースもあります。

肉割れは痩せたら消える?
肉割れは、残念ながら痩せたら消えるというものではありません
ですから、出産後にお腹の大きさがしぼんだ後、消えるということもないのです。

日焼けで目立たなくなるといわれることもありますが、肉割れが一度できると、真皮の傷跡となって肌の表面に現れ、跡が残り続けます。
時間が経つことで線の色が赤から白っぽくなり、目立ちにくくなっても、肉割れでできた線の存在が完全に消えることはないのです。

肉割れと妊娠線との違い
肉割れも妊娠線も、皮膚が伸ばされることで真皮の繊維が断裂するという現象であることは変わりありません。

ただひとつ違うのが、妊娠線が少なくともホルモンの影響を受けてできる肉割れだということ。
妊娠中には、糖質コルチコイドというホルモンの血中濃度が上がり、真皮の線維芽細胞が増えるのを抑制します。

線維芽細胞には、コラーゲンやエラスチンなどの線維をはじめ、弾力のある真皮を構成する成分を生み出す重要な役割がありますが、糖質コルチコイドの影響で非妊娠時に比べて活動が低下。
真皮が傷つきやすい状態になっているのです。

妊娠中期から後期にかけておなかが一気に大きくなることや、糖質コルチコイドが妊娠後期に分泌されやすいことから、妊娠8か月以降で妊娠線ができる人が急増します。

肉割れとセルライトの違い
肉割れもセルライトも、表面から見た時には凹凸があり、一見すると肉割れなのかセルライトなのかわからないものもあるでしょう。

しかし、肉割れは真皮の線維が断裂したことで起こるものセルライトは脂肪細胞に老廃物などがついて肥大化したもので、できる原因や起こる場所に根本的な違いがあります。

見分け方のポイントは色です。
肉割れであれば、できはじめが赤かったり赤紫がかっていたりと、色がついていることが多いですが、セルライトは肌に色が浮き上がって目立つようなことはありません。

肉割れ線ができやすいカラダの部位・場所

肉割れは体中どこにでもできる可能性があります。
ここでは、特にできやすい場所についてピックアップし、解説しましょう。

お腹の肉割れ
お腹の肉割れは、体重増加によって皮下脂肪が急激に増えたり、妊娠してお腹が大きくなったりすることで皮膚が伸びて起こります。

下腹部や腹の横あたりなどに、縦の筋状になってできます。

太ももの肉割れ
太ももの肉割れは、太ももの付け根あたりから下に向かって縦に伸びるような筋状で現れることが多いです。

体重が増えた時に脂肪がつきやすい場所であることと、皮膚が薄くて乾燥しがちな部分であることが主な原因です。

おしりの肉割れ
女性ホルモンの影響で、お尻などの腰回りにはもともと脂肪がたまりやすい場所です。

ヒップラインと同じような向きに肉割れができます。

ふくらはぎの肉割れ
ふくらはぎの肉割れは、激しい運動や、長時間の立ち仕事などで負担がかかり続けることで起こります。

肉割れの線は、ふくらはぎの内側に横向きでできることが多いといわれ、ひざ裏に現れることもよくあります。

胸の肉割れ
体重増加や、妊娠中の女性ホルモンの影響でバストが大きくなることで起こります。

また、思春期で急激にバストが成長した女子に起こることも。
胸の肉割れは、乳首に向かって細い筋状に何本もの線があらわれます。

二の腕の肉割れ
二の腕の肉割れも、体重増加による脂肪の肥大化が原因です。

腕のラインに沿って、主に内側に筋状に肉割れがあらわれます。

背中の肉割れ
背中の肉割れは、成長期によって起こるものがほとんどです。

特に中学生の思春期の頃は、一年で数十センチも身長が伸びことがよくあり、背中もそれに伴って大きくなるため、ギュンと皮膚が引き伸ばされて肉割れができます。
線は、背中の中心にできやすく、横に向かって伸びることが多いです。

その他、肉割れができる箇所
そのほかにも、ひざ裏太もも裏わき腹などに肉割れの線ができることもあります。

これらは、自分の視線の届きにくい箇所ばかり。
自分からはなかなか見えにくいため、ケアを怠ってしまいがちであることが、肉割れを起こしやすくしています。

肉割れの治し方【皮膚科での治療】


なかなか治らない肉割れは、皮膚科や美容クリニックなどの治療によって目立ちにくくすることができます。

肉割れに対して行われる施術は、ほとんどがダメージを受けた真皮にコラーゲンを再生させたり、肌の代謝を促してターンオーバーによって肌質改善を図ることを目的にしています。

治し方や効果を実感するまでの回数、費用などについて解説しましょう。

レーザー治療
代表的な治し方の一つが、レーザー治療です。

レーザーには、コラーゲンの再生を活性化させる働きがあり、肉割れや妊娠線の上から直接レーザーを照射することで、ダメージを受けた真皮にコラーゲンを増やして回復させていきます。

レーザー治療が特に効果的なのは、肉割れ線ができはじめた赤みのある頃のもの。
古くなり白くなったものには、レーザー治療ではなく、手術をして切除をするという方法もあります。

レーザー治療にかかる費用は、腹部で1回当たり1万円~3万円が相場。
効果を実感するまでの回数は、3~5回程度という人が多く、総額で10万円程度かかる可能性があることを覚悟しておきましょう。

痛みが少なく、副作用がほとんどないため、はじめて治療を受ける人にも挑戦しやすい施術です。

炭酸ガス注入
別名でカーボメッド、炭酸メソなどとも呼ばれ、世界中で多く取り入れられている方法です。

肉割れの治し方は、皮膚内に極細の針で医療用炭酸ガスを注入することで血行や代謝を促し、コラーゲンの生成を促進します。
炭酸ガスの注入は、肉割れや妊娠線の治療のほか、肌質の改善やセルライトを減少させるためにも効果的。

はじめの数回は炭酸ガスによって表皮や皮下組織をはがすために痛みがあることが多く、内出血や腫れのリスクがありますが、安全性が高いとされているので、安心して大丈夫。

治療時間は1回当たり約30分で、1~2週間に1度、合計で10回程度行うことで効果を実感している人が多いです。
料金の総額は、10回でおよそ15万円程度が相場です。

クリニックで肉割れ線ケアで処方される薬
クリニックでよく処方されるのは、ヒルドイドという保湿剤です。

ヒルドイドには、角質に水分を与えてうるおいをキープする効果があり、副作用がほとんどないため妊婦さんや授乳中のお母さんにも安心して使うことができます。
また、ワセリンやワセリンを配合したクリームが処方されることも。

そのほか、妊娠線修復クリームとして、医療機関専売品として発売されている「シルダーム(SilDerm)」が処方されることもあります。

赤みや皮膚の凹凸を改善する効果があり、医師に処方してもらわなければ手に入れることはできません。
シルダームは、クリニックによっては取り扱いのないところもあるので、一度担当の医師に相談してみるといいでしょう。

肉割れの皮膚科での治療は保険がきく?
肉割れの治療は、自由診療扱いなので、治療費を全額自己負担することが必要です。

病院でレーザーや炭酸ガスの治療を受けると総額で10万円以上もの高額な値段になることがよくあるので、ある程度予算に余裕をもって臨んだ方がいいでしょう。

肉割れの治し方【エステでのケア】


エステサロンでの肉割れ線の治し方は、クリニックと同じようにコラーゲン生成を活性化させたり、肌の代謝を促したりすることで行います。

そのためによく行われるのが、肉割れのある部分に機械でフラッシュを照射する方法です
クリニックで使われるレーザーと比べると出力が弱いので、効果を実感するまでも5回以上10回近くかかったという人が多く、緩やかに肉割れを治していきます。

また、イオン導入によってビタミンCやコラーゲンなどの浸透させたり、ピーリングで余分な角質を取り除くことで、肌の表面をきれいにしたりなど、ターンオーバーを活発にすることでケアする方法も一般的。

エステでの治し方では痛みを感じることはほとんどなく、ハンドマッサージや機械での施術を組み合わせて肉割れをケアしながら、セルライト除去や痩身も兼ねて行われるので、一石二鳥です。

フラッシュを使った施術の値段は総額で10万円前後、イオン導入などの美肌メニューは、1回1~2万円程度というのが相場です。

肉割れの治し方【自宅でセルフケア】


肉割れ線をセルフケアでどこまで改善できる?
肉割れ線は、クリニックやエステでの施術で治す以外に、自宅でのセルフケアでも改善を目指すことができます。
ですから肉割れを治したいのであれば、セルフケアにも力を入れることが大切です。

セルフケアは、日々の積み重ねが大切。
毎日コツコツと少しずつでもケアをすることで、徐々に妊娠線が薄くなることを期待できます。

肉割れケアマッサージ方法
クリームやオイルを塗る時には、肌に大きな円を描くようにして行うとまんべんなくいきわたりやすくなります。

また、保湿剤はたっぷりと取るようにしましょう。
少ない量を広い範囲に伸ばそうとすると滑りが悪くなり、肌に摩擦ダメージを与えてしまいかねません。

肉割れしそうな時であれば、マッサージが肌へのさらなるダメージとなり、肉割れを助長してしまう可能性も。
ですので、クリームやオイルは十分な量を手に取り、肌の上を手がなめらかに滑るようにするといいでしょう。

肉割れケアにおすすめクリーム
肉割れを治すには、皮膚の柔軟性を高めてくれる保湿力の高いクリームを使うことが効果的。

特に、セラミド尿素配合のものは、保湿力が高いことはもちろん、肌の表面の滑らかさやみずみ ずしさもキープしてくれます。
また、肌なじみがよく保湿力にも定評がある、シアバターも人気。

妊娠線には、妊婦さんでも安心して使うことのできる成分を配合した妊娠線専用のクリームを使うと安心です。

クリームでの肉割れケアのメリットは、簡単で手軽であること。
タイミングは、肌が清潔で体が温まっているお風呂上りが最適で、1日1~2回の頻度がおすすめです。

肉割れケアにおすすめオイル
肉割れの線を目立たなくするには、オイルを使った治し方も有効です。

クリームよりも保湿力が高いので、肌が乾燥しやすい人には特にいいでしょう。
馬油や植物由来の原料を使ったオイルなど、独特の匂いがあるものがあるのはデメリットですが、使ううちに慣れてくるという人がほとんど。

オイルもクリームと同じように、お風呂上りに塗ることがおすすめです。

予防が大事!肉割れしない方法


肉割れ初期&予兆はどんな感じ?
肉割れ寸前の肌は、皮膚が引っ張られて負荷がかかり続けている状態。

ピリピリ、チリチリとしたかゆいような感覚やひりつきを感じる人が多いといいます。
明かなかゆみである場合もあれば、なんとなく肌に違和感を覚えて、気づいたら肌をかいていたという人もいるなど、感じ方はさまざまです。

肉割れ予防には「保湿」が大事
肉割れができないように防ぐためには、日ごろから肌を保湿し、柔らかく保っておくことです。

乾燥すると、肌細胞同士が密着せずにダメージを受けやすくなるため、肉割れができやすくなります。
ですから、毎日クリームやオイルで保湿ケアをして皮膚の柔軟性を高めておけば、何もしないでいるよりも肉割れができにくくなります。

ひび割れにくい肌をつくるマッサージ
手にたっぷりとクリームやオイルを取り、肌をやさしくなでるように保湿剤をなじませていきましょう。

肌が暖かく水分で柔らかくなっている時の方が浸透がいいので、お風呂上りにマッサージをすることがおすすめ。
朝や日中に塗る時には、蒸しタオルを当てて肌をあたためてからするといいでしょう。

大きな円を描くようにしながら、決してギュンギュンに肌を引っ張らないように程よい力で伸ばし、保湿していってくださいね。

食事で肉割れ予防対策
脂肪を急激に増やさないためにも、毎日の食事に気を遣いましょう。
ダイエットをしたいと思っている人は、食事量よりも、食事の質に気を遣うことが大切です。

カロリーが高くなりがちなファーストフードや揚げ物、炭水化物中心の食事を避け、多くの栄養を摂ることができるバランスの整ったメニューを心がけるようにしてくださいね。
肌の潤いを保つには、ビタミンやミネラルなど、美肌に効果的な栄養素を多く摂ることも大切です。

また、水分も十分に摂りましょう
乾燥肌は、水分不足が原因であることも多いので、こまめに水分を補給するようにすることがおすすめです。

ダレノガレ流「肉割れ線」の考え方
タレントのダレノガレ明美さんがダイエットに成功してスリムになったことは、よく知られていることですよね。

彼女は元から細かったのではなく、過去には肥満と呼ばれるほどのぽっちゃり体形でした。
ダイエットをしたことで自身の体に肉割れができたことを告白し、その時に「肉割れ線はダイエットの証」といったそうです。 

一見、ダイエットの弊害とも思える肉割れ線ですが、これは、ダレノガレ明美さんが自分の体に自信と誇りを持っている証拠。
できてしまった肉割れをあえてそれほど気にしないという考え方もあるですね。

まとめ~肉割れの原因を把握してしっかり治そう~


肉割れはなぜ、どのようにして起こるのか、正しい原因を知ることで効果的なケアをすることができます。

日頃から保湿やマッサージなどをすることで、肉割れを防ぐことができるだけでなく、できてしまった肉割れを目立たなくすることも可能です。

なかなか消えない肉割れをどうしても消したいという場合には、クリニックで治療を受けることもできるので、ひどい肉割れに悩んでいる人は、一度相談してみるといいでしょう。

肉割れをコンプレックスだと感じている人は、ぜひ記事の内容を参考に、肉割れを治す方法を実践してみてくださいね。

【あわせて読みたい記事】


関連記事

新着記事

人気記事

ReBON BLOG

PAGE TOP