疲労回復や冷え性改善など、さまざまな効果効能が期待できる「入浴剤」。
ローズやハーブなど、好みの香りに包まれて過ごすバスタイムは、まさに癒しのひと時ですね。
今回注目するのは、入浴剤の「美肌効果」。
うるおい成分が配合された保湿力の高い入浴剤を使えば、お肌がしっとりすべすべになり、乾燥肌の予防や肌質の改善が期待できますよ。
この記事では、肌の保湿ができるおすすめ入浴剤とともに、保湿効果を高める入浴剤の使い方のポイントをご紹介します。
この記事でわかること
入浴剤は肌にいい?保湿効果に迫る
入浴剤というと、ひと昔前は緑色や乳白色をしていて温泉気分を味わえるような商品が主流でしたね。
でも今は、香りも幅広い種類が発売されていたり花びらが入っていたりスイーツのような見た目をしていたりと、とてもバラエティ豊かなラインナップで、女性への贈り物としても大人気です。
でも、敏感肌の人などは
「入浴剤って本当に肌にいいの?」
「何も入れないまっさらなお湯の方が肌によさそう…」
と思う人もいるかもしれません。
ここでは「なぜ入浴剤が肌にいいといわれているのか?」その理由をくわしくご説明します。
入浴剤に保湿効果はある?
入浴をすると、体があたたまって血行がよくなり、体も気分もさっぱり!
ただ、冬場にお湯で手を洗うと乾燥が気になるように、お風呂から出たあとはどうしても肌が乾燥しやすくなるのが難点ですね。
そこで、入浴剤の出番です。
保湿成分が配合された入浴剤を使うことで、お風呂上りも肌のしっとり感が続き、乾燥を予防する効果が期待できます。
しかも、入浴剤なら全身の肌が潤うので、乾燥が気になりやすい手足も同時にケアできてとても便利!
入浴剤に配合される保湿成分は、ヒアルロン酸、セラミド、エラスチン、スクワランなどのほか、ホホバオイルやシアバターといった肌に馴染みのよいオイルが入っていることもあります。
こうした保湿効果の高い入浴剤を使えば、うるおいをしっかり肌内部に閉じ込めてくれるので、乾燥肌対策には最適です。
毎日、保湿化粧品を使って顔の保湿ケアは万全という人でも、ボディのお手入れまで念入りにしている人は意外に少ないのではないでしょうか。
入浴と同時に保湿ケアもできる「保湿入浴剤」なら、面倒なボディのケアが省けて助かりますね。
入浴剤のその他の美容効果とは
入浴剤には保湿効果以外にも、以下のような美容効果が期待できます。
①肌への刺激を減らす
入浴剤に含まれる「塩素除去剤」によってお風呂のお湯がまろやかになり、塩素の刺激をやわらげます。
②血流アップ効果
体がポカポカ温まって温熱効果が高まり、血行の促進や冷えの改善をうながします。
③デトックス効果
発汗作用によって汗をたくさんかき、デトックス効果が高まります。
④清浄効果
「炭酸ナトリウム」が配合されている入浴剤は、古い角質や体の垢を落としやすくし、お肌がすべすべになります。
保湿効果の高い入浴剤おすすめランキング
それではさっそく、保湿ケアにおすすめの入浴剤をランキング形式でご紹介します。
さまざまな保湿成分がたっぷり配合された入浴剤から、敏感肌やアトピー肌にも使える肌にやさしい入浴剤まで、人気の商品をピックアップしました。
【おすすめ①】コラージュ Dメディパワー 保湿入浴剤(医薬部外品)
内容量:500ml/価格:3,300円
まさに「乾燥肌の方のための入浴剤」として人気なのが「コラージュDメディパワー 」の薬用保湿入浴剤。
「セラミドMD」「植物性スクワラン」「アミノ酸系保湿成分」などの保湿成分をたっぷり含んでおり、乾燥肌の人だけでなく、敏感肌やアトピー肌、また皮脂の減ってくる高齢の方の肌ケアとしても最適です。
温泉成分や色素がフリーで低刺激性のため、子供からお年寄りまで使用できます。
【おすすめ②】アユーラ (AYURA) ウェルバランス ナイトリートバス
内容量:300ml/価格:3,174円
アユーラの入浴剤は、保湿成分と生薬成分を効果的に配合。
肌の新陳代謝をうながす「ヨクイニン」、肌にうるおいを与えて顔色をよくする「加水分解コンキオリン」、保湿成分の「グリセリン」などによるやわらかな肌あたりが特徴で、入浴後もしっとりとしたなめらか肌をキープします。
また、ラベンダー、ベルガモット、カモミール、スイートオレンジといったアロマ系ハーブの癒しの香りも心地よく、ボディケアとともに抜群のリラクゼーション効果が得られます。
【おすすめ③】クナイプ(Kneipp) バスミルク コットンミルクの香り
内容量:480ml/価格:1,320円
高い保湿保護効果をもつ「シアバター」を配合した、コットンミルクの香りの「クナイプ バスミルク」。
天然の植物オイルで、入浴後までふっくらとやわらかいうるおい肌を保ちます。
パラベン、パラフィン、シリコン、鉱物油が不使用で、肌にやさしい処方。
ドイツ大学病院にて、皮膚への適合性テストを実施しています。
動物実験をおこなわないというクナイプの企業姿勢も好印象。
【おすすめ④】ウルモア 保湿入浴液 クリーミーローズ
容量:600ml/価格:768円
「吸着型ヒアルロン酸」「セラミド」「コラーゲン」「シアバター」「ローヤルゼリー」という5種類の保湿成分が配合された「ウルモア クリーミーローズ 」は、とことん肌の保湿にこだわった入浴剤。
贅沢な配合とはうらはらに、プチプラで気軽に購入できる点がうれしいですね。
こっくりと濃厚なテクスチャで、入浴するだけでまるでボディクリームを塗ったような感触だと好評です。
【おすすめ⑤】ビオレU 角層まで浸透するうるおいバスミルク
内容量:600ml/価格:732円
素肌と同じ弱酸性で、家族全員で使える安心の入浴剤「ビオレU 角層まで浸透するうるおいバスミルク 」。
保湿成分「シアバター」や「セラミド-α」を配合。
角質までうるおいが浸透し、皮膚表面にミルクのベールを張って肌からうるおいを逃がしません。
コスパもよく、惜しみなく使える点も高評価!
保湿効果を高める入浴剤の使い方
せっかく保湿成分の入った入浴剤を使うなら、より保湿効果が高まる方法でしっとり肌つるつる肌を目指しましょう。
保湿入浴剤を使うときのポイントをお伝えします。
肌にいい入浴方法
まず気をつけたいのは「お湯の温度」です。
理想は、38℃~40℃のぬるめの温度。
このくらいの温度のお湯につかると、体温がゆっくり上昇して毛穴が開き、皮脂汚れや老廃物が流れやすくなります。
また、汗もよく出るのでデトックス効果が得られ、皮膚の新陳代謝がよくなって美肌効果もアップしますよ。
ただ、あまり長く湯船につかっていると、皮脂や肌の保湿成分が必要以上に奪われてしまうため、長風呂は禁物です。
お湯につかる時間は、10分程度がベター。
入浴時間が長くなり過ぎると、肌に悪い影響を与えるうえに、疲労感が増したり湯あたりを起こしたりするリスクが高まるので気をつけてください。
さて、入浴剤を入れるタイミングはいつが最適なのでしょうか。
基本的には、入浴前にサッとお湯に入れ、よく溶かしてから湯船に浸かるのがベスト。
注意したいのが、お湯に入れたときにシュワシュワと泡が出る「炭酸ガス系の入浴剤」です。
よく、湯船に浸かると同時に入浴剤をお湯に入れて、シュワシュワ感を楽しみながら入浴する人もいますが、それはNG。
お湯に溶かしながら入浴すると、炭酸ガス溶剤によって咳き込んでしまうことがあります。
それに、実は炭酸ガス系の入浴剤は、シュワシュワ感が消えて入浴剤が完全にお湯に溶けきってから入浴した方が効果を得やすくなります。
ただし、入浴剤の効果はお湯に溶かしてから2時間程度しかもたないことがほとんど。
炭酸ガスの入浴剤を使うときは、お湯に投入してから必ず2時間以内に入浴を済ませるようにしてください。
また、異なる入浴剤を同時にお湯に入れるのも控えましょう。
お互いの性質を弱めてしまい、効果が薄れてしまう可能性があります。
入浴剤を使う上での注意点
入浴剤は、肌に異常があるときは使用を控えましょう。
肌がかゆいとき、ケガをしているとき、湿疹が出ているときなどは、入浴剤に含まれる成分に肌が反応して、症状を悪化させてしまう恐れがあります。
また、入浴剤を使用したことで、かゆみや赤みなどの異常を感じたときも、肌に合わない可能性があるので念のため使用を中断しましょう。
もうひとつ、入浴剤を使う上で注意したいのが、お風呂の「追い焚き機能」です。
実は、入浴剤に含まれる成分によっては、サビの発生や詰まりの原因になり、風呂釜にダメージを負わせてしまう危険があるのです。
以下のタイプの入浴剤を使用するときは、追い炊き機能を使わないようしましょう。
・生薬を含むもの
・ソルト系など塩分を含むもの
【まとめ】保湿効果の高い入浴剤で美肌ケア
日ごろから肌が乾燥する人や、寒い時期の乾燥対策には、保湿成分の含まれた入浴剤がおすすめです。
なかなかボディケアまで手が回らないという場合でも、毎日のお風呂に保湿入浴剤を入れるだけで全身の保湿ケアが叶いますよ。
美肌効果、リラクゼーション効果のある入浴剤で、リッチなバスタイムを満喫しながら、しっかり保湿対策をしていきましょう。
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