最近、おからの栄養が美容に効果があると注目されています!
おからを使った料理が料理アプリでたくさん紹介されるようになったり、SNSでも話題になったりしていますね。
おからドーナツやおからクッキーなど、おからが使われたスイーツも多く販売されています。
「おから」にはどのような栄養があり、どんな美容効果があるのでしょうか。
今回はダイエットや美肌など女性に嬉しい効果をもたらす「おから」について詳しく紹介していきます。
この記事でわかること
「おから」について
スーパーなどで豆腐コーナーに置いてある「おから」。
いったいどのように出来ているのでしょうか。
おからは豆腐や高野豆腐などを作るとき、大豆から豆乳を絞るときにできる絞りカスです。
「卯の花」や「きちず」とも呼ばれています。
おからはもともと食べるために作られたものではないので昔は捨てられていましたが、おからの栄養価が高いことが分かり食べられるようになりました。
おからにも種類があります。
◆しっとりタイプ
水分量が多く、煮物を作るのに適しています。
◆パサパサタイプ
水分量が少なく、炒め物などに適しています。
◆パウダータイプ
おからを超微粉にしたものです。
お菓子作りや揚げ物を作るときの小麦粉の代わりに使うことができます。
おからのカロリーは100gあたり「約111カロリー」で糖質量は「2,3g」ほどです。
しかしおからパウダーになると100gあたりカロリーは「350カロリー」、糖質量は「約8,7g」と普通のおからよりもカロリーも糖質も高いので把握しておくといいですね。
豆乳より栄養価が高い?おからの栄養成分
おからには以下の成分が豊富に含まれています。
・食物繊維
・炭水化物
・カルシウム
・タンパク質
・カリウム
・鉄
・ビタミン類
その他、美容効果が高い優れた栄養成分を紹介します。
【レシチン】
レシチンは脂肪の代謝や脳の活性化に効果があります。
また大豆に含まれている不飽和脂肪酸の働きにより、血管に付いたコレステロールを溶かすサポートをし、血液の流れを促進。
それにより血液が固まるのを防ぎ、動脈硬化を予防してくれるのです。
さらに脂肪を分解してくれる効果もありダイエットにも強い味方になってくれます。
【サニポン】
サニポンの持つ抗酸化作用が活性酸素の働きを抑制し、老化防止効果や生活習慣病の予防に効果があります。
また便を柔らかくする効果もあり便秘解消も期待できます。
さらに血液に付着した余分な脂肪を掃除してくれる働きもあり、肥満の予防にも効果があるのです。
【イソフラボン】
イソフラボンといえば大豆に含まれる成分としてはよく知られていますよね。
イソフラボンは食物の中では大豆が最も多く含まれていて女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きがあり、更年期障害や乳ガン防止、前立腺がんの予防、高血圧、コレステロールの抑制などに効果があるとされています。
このように、美容以外にも健康面でも優れているのです。
近年豆乳も低カロリーで良質なタンパク質を含み栄養価が高いことから美容や健康にいいとブームになりましたが、そんな豆乳よりもおからのほうが食物繊維が多く栄養価が高い優れた食材だと注目されています。
美容効果抜群!女性がおからを食べるべき理由
おからが健康にいいというのは分かりましたが、美容効果もとても高いです。
おからには女性には嬉しい効果がたくさんあるので、詳しく紹介します。
【美肌効果】
おからに含まれる食物繊維はとても豊富で便秘解消に効果的です。
それにより腸の働きが良くなると肌の調子も良くしてくれます。
またビタミンEも含み肌のターンオーバーを促進する効果や大豆サポニンという成分の働きで血液がサラサラになり血行が良くなると肌もイキイキしてくるのです。
【バストアップ効果】
おからの原料である大豆の植物性タンパク質がバストを支えるための大胸筋を作るのに欠かせない成分になります。
さらに大豆イソフラボンが女性ホルモンの一種のエストロゲンと働きが似ているので、女性ホルモンと同じ効果が期待でき、これらによりバストアップも基地あできるといわれています。
【便秘解消効果】
美容には便秘は大敵です。
おからには不飽和食物繊維という食物繊維が豊富で、ゴボウの約2倍もの量が含まれています。
食物繊維が豊富なので便秘を解消し体内の毒素を排出してくれるので、腸がきれいになることで肌のターンオーバーを正常にしてくれる効果も期待できます。
【エイジングケア効果】
シミやくすみの原因の元となる糖分が少ないので肌の老化を防いだり、シミやくすみ解消に期待できます。
ビタミンB1、B2、E、ミネラルの効果により肌を若々しく保ってくれるので、エイジングケアにも最適です。
美容効果以外にもさまざまな効果があります。
めまいやイライラ、ほてりなどの症状を引き起こす原因となるエストロゲン分泌量の減少が更年期障害を引き起こしてしまいます。
おからに含まれる大豆イソフラボンがエストロゲンとよく似た働きがあるためおからを摂取することで更年期障害を和らげる効果も期待できるのです。
ダイエットにもおからが効果的
おからはカロリーも糖質も低いためダイエットに向いている食材だと言えます。
おからに含まれる食物繊維は水分を混ぜると膨張する特徴があり、お腹の中にある水分を含んで膨張するため少量でも満腹感が得られ、食べ過ぎを防いでくれます。
ダイエットでの困難でもある空腹を満たす救世主として、女性には嬉しい食材ですよね。
また不飽和食物繊維の効果により便秘解消、便秘が解消されることでぽっこりお腹の解消、新陳代謝の向上効果があります。
さらに糖質の吸収を抑え血糖値を安定させる働きがありデトックス効果も期待できるのです。
また、大豆に含まれるタンパク質が基礎代謝をアップさせてくれる効果があり、痩せやすい体つくりにも効果的と言えるでしょう。
豆類自体もともと糖質が少ないですが、おからになるとさらに少なくなります。
小麦粉と比べると糖質は99%もオフなのです。
糖質が少ないので小麦粉のかわりにおからパウダーを代用したりするのも、おからの効果を取り入れる1つの方法だと思います。
ここまで糖質をカットしているおからなら糖質オフダイエットに向いていると言えるでしょう。
しかし注意点があります。
お総菜などで売られているおから料理は砂糖をたくさん使って味付けをしているのでダイエットや美容には向いていません。
できるだけ生のおからを買って自分で料理することをおすすめします!
例えば、ハンバーグを作るときに「肉:おから」を「50:50」で作ってみたり、ご飯に混ぜてみたり、ミンチではなくおからでそぼろを作ったり…とアレンジはさまざまあるので試してみてください。
また食べすぎは禁物です。
便秘解消には効果がありますが、不溶性食物繊維は摂りすぎると便を硬くしてしまう性質があるため逆効果になってしまうので注意してください。
体にいいからと摂りすぎないようにし、水溶性食物繊維(昆布、ワカメ、ジャガイモ、果物など)も一緒に摂るようにしましょう。
まとめ~女性の強い味方「おから」でキレイになろう~
おからには種類があるので用途に合わせてさまざまな料理に使い分けてみてください。
乾燥おからは水分や油分を吸収しやすいので水や牛乳で戻してから使用するようにしましょう。
おからは安い上に栄養満点、そして美容にもいい優れた食材です!
ダイエットはしたいけど食べたい!美肌になりたい!そんな方はぜひおからを食べてみては?
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