【ヘアオイルの選び方】目的別おすすめオイルと効果的な使い方

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  • mippippi 
  • 投稿者 : mippippi  
  • 公開日:2019/07/22 最終更新日:2019/08/08

健やかな肌は見た目の印象を若々しくするといわれますが、それは髪の毛の美しさも同じ。

そこで、ぜひ毎日のヘアケアに取り入れてほしいアイテムがヘアオイルです。

ここでは、ヘアオイルが髪の毛にどのようなメリットをもたらすかなどの基礎知識や、自分の髪の毛に合うヘアオイルの選び方などをご紹介します。

【選ぶ前の事前知識】ヘアオイルの種類


ヘアオイルには、大きく分けて「植物性オイル(天然オイル)」と「鉱物性オイル」があります。
それぞれの特徴やメリット、デメリットなどをご紹介しましょう。

植物性オイル(天然オイル)とは

植物性オイルや天然オイルは、自然界にあるものから成分を抽出して作られたオイルのこと。
天然成分100%のものもあれば、ほんの少しだけ他の成分が足されているものもあります。

天然オイルは、肌や髪にあるもともとある皮脂と親和性が高く、なじみやすいことが特徴で、その種類にはツバキ油、オリーブオイル、ローズオイル、アルガンオイル、ゆず油、馬油などがあります。

【植物性オイル(天然オイル)のメリットとデメリット】
植物性オイルは分子が小さいため成分が肌や髪に浸透しやすいことがメリット
オイル成分が毛穴を防ぎにくいので頭皮マッサージ等でもよく使われます。

保湿効果が高く、ヘアケアや頭皮ケアに最適で、両方のケアを一つのオイルで完了させられるお得感も人気です。

デメリットは、まれにオイル成分でアレルギーを起こす人がいるということ。
特に植物由来の成分のものは肌トラブルを起こすことがあるので、心配であれば一度パッチテストをしてみることをおすすめします。

鉱物性オイルとは

鉱物性オイルは、ミネラルオイルや人工オイルとも呼ばれ、石油由来の成分で作られています。
成分が「石油に由来している」と聞くと、肌への悪影響を懸念する人が多いでしょう。

確かに昔は、鉱物性オイルが原因で肌が黒ずむ黒皮症(こくひしょう)が起きるといわれたことがありました。
しかし最近では、精製技術の大幅に進歩によって肌に影響を及ぼすような危険性は低く、中には赤ちゃんに使えるものもあるほどなので、安心して使うことができます。

【鉱物性オイルのメリットとデメリット】
鉱物性オイルのメリットは、天然成分と人工的な成分を組みわせたものが多いため機能性が高いということ。

補修成分や紫外線防止成分、コーティング成分など、髪の毛をダメージから効果的に守ってくれます。
ベビーオイル、ワセリンなども鉱物性オイルにあたります。

鉱物性オイルは、植物性オイルと比べると分子が大きく、肌や髪の毛への深い部分までの浸透は期待できません
ですから、乾燥しがちな毛先を保湿したり、ヘアスタイルを整えてキープしたりするためのヘアスタイリング剤として、デリケートな髪の毛や頭皮を保護する目的で使われることが多いです。

デメリットは、きれいに洗い流さないと肌や頭皮のトラブルを起こしやすいということ。
髪の毛や頭皮にオイルが残ったままだと、酸化して皮膚の炎症を起こしたり、髪の毛の汚れがオイルに包まれたまま残ってヘアダメージになったりすることがあります。

鉱物性のヘアオイルを使った後は、いつも以上に丁寧にシャンプーをすることが必要です。

【ヘアオイルの選び方】髪質編


髪の毛の状態は人それぞれ。
自分の髪の毛にあったヘアオイルを選ぶことが、悩みを解決するための効果的なヘアケアとなります。

そこで、髪の悩みに合わせたヘアオイルの選び方についてアドバイスしましょう。

パサつきにおすすめのヘアオイル

髪のパサつきは、髪の毛本来のうるおいが足りていない証拠です。

髪のパサつきに悩む人のヘアオイルの選び方のコツは、保湿を重視すること。
このタイプの人に人気ヘアオイルは、髪の毛に浸透しやすい植物性の天然オイルです。

保湿力の高さが人気の椿油や、人の皮脂成分に近い馬油などは、うるおいをしっかり補給してくれると人気。

また、ケラチンには髪のツヤを取り戻す役割があり、髪の傷みを治すことも期待できます。
パサつく髪には、痛んだ髪の毛を補修する成分が入ったものもいいでしょう。

くせ毛におすすめのヘアオイル

くせ毛の人の髪の毛オイルの選び方のコツは、うるおい効果の高いヘアオイルを選ぶことです。
くせ毛の人は、髪の毛が乾燥すると空気中の湿気を吸いやすくなり、余計にくせが強く出やすくなります。

湿気による影響を受けにくくするためには、髪の毛をうるおいで満たしておくことが有効。
髪の毛がうるおいで満たされた状態だと湿気の影響を受けにくいので、髪の毛に浸透しやすく保湿力の高い植物性オイルのヘアオイルがいいでしょう。

また、シリコン系の成分が入ったヘアオイルも、湿気の影響を受けやすいくせ毛の人に効果的です。

シリコン類には、ジメチコン、ジメチコノール、シクロペンタシロキサン、フェニルトリメチコンなどがあるので、パッケージの成分表をよくチェックしてみてくださいね。

髪がまとまるヘアオイル

髪の毛のまとまらなさは、ヘアダメージからきていることも多いので、まとまるオイルを探しているなら、ヘアケア成分の入ったヘアオイルがいいでしょう。

髪の毛の栄養となるビタミンやプロテインなどが配合された、髪の美容液のようなものもおすすめ。

また、乾燥がうねりやクセなどまとまらない原因を引き起こしていることも多いので、浸透性に優れ、高い保湿力のある椿オイルなどの植物性オイルも効果的です。

サラサラになるヘアオイル

髪がサラサラになることを目指す人も、シリコン系の成分が入っているオイルを選ぶことがおすすめ。

シリコンが髪の毛の表面をコーティングするので手触りが滑らかになり、髪の毛が絡み合うことを防いでくれる効果もあります。

天然系オイルでは、軽いテクスチャのローズオイルやゆず油が人気です。

【ヘアオイルの選び方】用途・目的別編


どのようなタイミングでヘアオイルを使いたいかによっても、ヘアオイルの選び方は変わってきます。
美しい髪の毛のための理想は、朝用ヘアオイルと夜用ヘアオイルを分けて用意しておくこと。

そこで、用途やタイミング別のヘアオイルの選び方のポイントをお伝えします。

ドライヤーの前に!アウトバス向け

お風呂上り、ドライヤーで髪の毛を乾かす前には、髪の毛に浸透しやすい植物性オイルや天然オイルがおすすめです。

お風呂上りの濡れた髪の毛は、ダメージを受けやすく、切れ毛などトラブルが起こりやすいデリケートな状態。
ですから、髪の毛自体を強くするためにも、髪になじみやすい天然系の成分が効果的です。

乾燥気味の人は、椿油ホホバオイルなど保湿力の高いものを、表面の滑らかさやサラサラとした手触りが欲しい人はローズオイルゆず油など、紙の悩みに合わせて使い分けるといいでしょう。

朝のスタイリングに!ヘアセット向け

スタイリング剤として使うなら、鉱物油をベースにしたヘアオイルがおすすめ
乾いた髪の毛に直接つけられる「洗い流さないトリートメントオイル」も便利です。

シリコン類配合のものは髪の毛をコーティングしてくれるので、内側に閉じ込めたうるおいを逃さず、ヘアスタイルをセット&キープしてくれます。

毛先に束感が欲しいのであれば、保湿力が高めで、トロリとしたテクスチャのものがいいでしょう。
テクスチャが重めのものは、流行りのウェットヘアにも最適です。

アップヘアにする時に髪の毛をまとめる時には、ある程度の保湿力がありながらライトな質感に仕上がるものがピッタリ。
毛先が軽やかなヘアスタイルにスタイリングする時には、軽めのテクスチャのものを選ぶときれいに仕上がります。
また、いい匂いのするものを選ぶと、朝からテンションが上がりますよ。

なりたいイメージに合わせて、ヘアオイルのテクスチャの重め軽めを選びましょう。

美髪になる?ヘアオイルに期待できる効果

【保湿】髪の保湿効果

ヘアオイルに期待できる一番の効果は、髪の毛の保湿です。

髪の毛は、紫外線や乾いた空気などで毎日少しずつダメージを受け続けています。
髪の毛が傷むと、髪の毛のキューティクルが乱れて中から水分が蒸発し、乾燥しやすい状態に。
すると、髪の毛が余計にダメージを受けやすくなり、どんどん痛みが進行していってしまいます。

ヘアオイルをつけることで、乾燥で荒れてしまったキューティクルを整え、髪の毛の内側の水分をキープできるようになります。
また、オイル成分による高い保湿効果で、しなやかさやツヤツヤ感を取り戻すのに効果的です。

【保護】髪を守る効果

髪の毛は、乾燥しているといつもよりもダメージを受けやすくなります。

ダメージを防止するためには、髪の毛に潤いを閉じ込め、ダメージに強い髪の毛を作ることが大切。
ヘアオイルは、痛みにくい髪の毛を作るために効果的なヘアケアアイテムです。

【補修】ダメージケア効果

ヘアオイルには、進行中のヘアダメージを食い止める効果があります。

また、痛んだ髪の毛を補修する成分が入っているものは、使い続けるうちにもとの健康的な髪の毛に近づき、手触りやまとまり方も改善するでしょう。
髪のパサつきやうねりなど、ダメージに起因するヘアトラブルも、ヘアオイルを使うことで抑えることができます。

ヘアオイルの効果的な使い方・付け方

ここでは、ヘアオイルをどのように使えば効果的なのか、いつ付けるといいのかなど、使い方についてのよくある疑問を解決していきましょう。

ヘアオイルをつけるタイミング
【ヘアケア目的の時】
ヘアオイルをつけるタイミングは、ヘアケア目的であれば、髪の毛を洗ってタオルドライした後の髪の毛につけると効果的。

髪の毛が濡れている時の方がまんべんなくオイル成分がいきわたり、髪の毛とうまくなじみます。
リンスやトリートメントに数滴混ぜて使うこともおすすめです。

【スタイリング目的の時】
スタイリングが目的の場合は、ドライヤーやヘアアイロンでセットした仕上げに使いましょう。
オイルが髪をコーティングし、ツヤっとしたまとまりをつくってくれます。

商品によっては、ドライヤーやヘアアイロンを使う直前に髪の毛になじませるものも。
霧吹きなどで少し湿らせてからヘアオイルをつけることもおすすめです。

ヘアオイルの1回の量とは
ヘアオイルを使う時の1回の量は、ティースプーン1杯程度が適当です。

プッシュタイプのものは、ショートヘアで1プッシュセミロングからロングヘアで2~3プッシュが目安。

ヘアオイルのパッケージに適量が書いてあることも多いので、ぜひ参考にしてみてください。

ヘアオイルの量は、その人の髪の毛のダメージの状態や、もともとの髪質によって最適な量が違うので、自分なりのベストな量を見つけるといいでしょう。

初めて使うヘアオイルは、少量ずつ試しながら塗っていくとうまくいきますよ。

ヘアオイルの付け方
ヘアオイルは一度手のひらに広げてから、手のひら全体を使って髪の毛になじませるとうまくいきます。
基本的には髪の毛先を中心に付けていきます。

【髪の毛のダメージがひどい場合】
一度髪の毛をハーフアップにして内側の髪の毛になじませ、その後髪の毛をおろして表面になじませる方法がおすすめ。

ヘアオイルは、どうしても表面にばかり固まってついてしまいがちなので、こうすることでまんべんなくオイル成分をいきわたらせることができます。

ヘアオイルを使う時の注意点
ヘアオイルのつけすぎはべタつきの原因になるので注意しましょう。

塗る時には、髪の毛の根元や頭頂部からつけるのではなく、毛先から塗りはじめることがベタつかないためのコツ。
こうすることで、髪の毛のふんわりとしたボリュームを保ちながら、するりと滑らかな毛先に整えることができます。

頭皮マッサージにヘアオイルを使う方法

頭皮マッサージにオイルを使う時には、植物性オイル(天然オイル)を使うといいでしょう。

鉱物性オイルを使うと、オイル成分やほかに配合されているシリコンなど成分が毛穴をふさぎ、頭皮トラブルの原因になる可能性があります。

また、鉱物性オイルは頭皮の成分を溶かしてしまうため、洗い流した時に必要な皮脂まで取り除いてしまうので、ヘアオイルつけすぎにはくれぐれも注意してくださいね。

【頭皮マッサージの手順】
1.先にブラッシングをしてほこりや汚れをある程度落とす。
2.ティースプーン2杯程度の量のヘアオイルを手に取り、指先中心にオイルを広げる。
3.乾いた状態の頭皮になじませ、指先でもみ込むようにする。
4.ホットタオルを巻いて5~10分放置します。
5.ぬるま湯でオイルをある程度流し、その後念入りにシャンプーをする。

頭皮マッサージの前にブラッシングをすると、髪の毛の汚れが浮き上がりやすくなり、頭皮の血行促進にも効果的です。
その状態で丁寧にマッサージをし、ホットタオルでパック

パックをすることで、頭皮と髪の毛に保湿成分がいきわたり、硬くなった頭皮がしっとり柔らかくなって汚れ落ちがよくなります。

ぬるま湯でオイル成分をしっかり洗い流してから、改めてシャンプーをしましょう。

熱いお湯で頭皮を洗うと、必要な皮脂や保湿成分まで流れてしまい、かえって髪の毛の乾燥を招くことがあります。
38度前後のお湯で湯シャンするのが理想です。

【まとめ】自分に合ったヘアオイルを正しく選ぼう


毎日のドライヤーやヘアアイロン、スタイリング剤の使用などで髪の毛はいつもダメージを受け続けているため、痛みやくせ毛などの髪悩みを深刻にしています。

自分に合ったヘアオイルを見つけて日頃からダメージケアをすることは、髪悩み改善やエイジングケアにも役立ちます。

もし、自分に合うものがわからないという人は、行きつけの美容室で美容師おすすめのヘアオイルを購入してもいいかもしれません。

髪の毛オイルは継続して使うことにこそ意味のあるものなので、コスパも重視したいところ。
自身の髪悩みや使い続けた時のコスパなども考えながら、ご紹介したヘアオイルの選び方を参考に、最適なアイテムを見つけてくださいね。

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