昔「芸能人は歯が命!」というCMが流行っていましたよね。
芸能人の方は本当に歯が白くてキレイですし、相当手入れをしているんだろうなと思います。
歯の白い芸能人の方は「ホワイトニング」をしていると聞いたことがありますが、ホワイトニングって何なんでしょうか?
なかなか歯磨きだけでは真っ白な歯にはなりませんよね。
でもそもそもどうして歯は茶色くなってくるのでしょうか?
今回は「ホワイトニング」と「歯の変色」について解説します。
歯のホワイトニングとは?
ホワイトニングとは、歯磨きや歯のクリーニングなどでは落としきれない歯の着色をキレイにし、歯を白くすることを言います。
歯を削らず、歯の中にある色素を分解し歯の明度を上げ白くしていくという方法です。
以前は歯の表面を削ったり、人工歯を被せたりという方法でしたが、現在では安全性の高いホワイトニングが主流になっています。
歯のホワイトニングには、
「オフィスホワイトニング」
歯にホワイトニング専用のジェルを塗り、ブルーライトを当ててホワイトニング液を歯に浸透させていくという方法。
「ホームホワイトニング」
歯の内部から白くする方法で、薬による歯の変色や加齢による歯の変色に効果的で、ホワイトニング液の入った自分の歯に合わせたマウスピースを2時間程度つけておくという方法。
の2つがあります。
効果を感じやすいのはオフィスホワイトニングですが、ホームホワイトニングも時間はかかりますが歯を白くしてくれます。
どちらも専門の歯科医院などで行い、自費治療です。
自宅でできるホワイトニングについてはこちら>>美しい歯を手に入れるセルフホワイトニング徹底検証
歯の変色の原因について
歯の裏、歯と歯の間、歯と歯茎の境目、歯磨きしにくい部分は特に変色しやすい部分です。
そもそもなぜ歯は変色してしまうのでしょうか。
それには2つの原因があります。
1つ目は外側からの影響が原因で起こる変色で、お茶やコーヒーに多く含まれる「タンニン」という成分、赤ワインなどに含まれる「ポリフェノール」、カレーの色素、タバコのヤニなどによって歯の表面に着色汚れが生じ歯が茶色くなったりします。
もう1つが加齢によるものです。
歯には半透明のエナメル質とその内側にある象牙質という黄色い層があり、肌の老化と同じように新陳代謝により年々色が濃くなってくると同時に、半透明のエナメル質も歯磨きや毎日の食事などで薄くなり内側にある象牙質の色が目立つようになってきます。
この2つの相互作用によって歯の色が変色してしまうのです。
また紫外線の影響で歯の色が濃くなったり、年齢関係なく歯に栄養が行き渡らなくなり歯の神経が死んでしまうことで象牙質が茶色く変色するということもあり、これらも老化現象と言えるでしょう。
歯のホワイトニングのメリット・デメリット
<ホワイトニングのメリット>
・削らずに歯を白くできる
・副作用にリスクが少ない
・自然で美しい白い歯が手に入る
・白さを調節できる
・オフィスホワイトニングやホームホワイトニングは比較的価格が安い
デメリット
・オフィスホワイトニングは短期間でホワイトニングできますが、色が後戻りしやすい
・1回でのホワイトニングでは希望に歯の色にはならない
・数回の通院が必要
・ホワイトニングの方法によっては健康な歯を削らなければいけない場合がある
・歯の表面につけるセラミックのジェルは薄く割れやすいため力のかかる部分にはできない
そして一番のデメリットは知覚過敏になってしまう可能性があるということです。
歯のが削れてしまっていたり、エナメル質が薄くなっていてヒビがはいってしまっている場合は、ホワイトニング剤が入り込み象牙質まで届いてしまうと痛みを感じてしまいます。
まとめ~やっぱり白い歯がキレイ!毎日の歯磨きでもケアをしよう~
誰にでも起こりうる歯の変色。
笑ったときに見える歯が白いとキレイだと誰もが思うのではないでしょうか。
歯のホワイトニングをするならメリット・デメリットをよく理解する事が大切です。
ホワイトニングが原因で起こる知覚過敏も、市販の知覚過敏ケア用の歯磨き粉を使って予防すればホワイトニングをしても心配なく受けることができるでしょう。
不安な方は基礎知識をつけたり、歯科医にしっかり相談しながら自分に合ったホワイトニングをすることをオススメします。
白い歯を手に入れたい方はぜひホワイトニングを試してみてください。
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