空気が乾燥する季節になるとリップクリームは手離せないアイテムになりますよね。
売り場では色々な種類のリップクリームがありますが、どういうものを選んでいますか?
100円で買えるようなものから少し高めのものまでありますが安いものは高いものより効果が薄いのでしょうか。
上手なリップクリームの選び方、気になる成分や使い方についてなど、購入前に知っておきたいリップクリームの意外と知られていない点について詳しくご紹介します。
この記事でわかること
リップクリームの価格が幅広い理由
リップクリームは100円程度で買えるものから500円以上や1,000円を超えるものまで価格帯は幅広いですね。
高い価格のものの方が成分内容が良い、効果が高いこと?というイメージがありますが、価格による効果の変化はどれくらいあるのでしょうか?
値段による配合成分の違いはありますが、リップクリームは自分の唇の状態に合わせて使うのが良いため、配合成分が少なくても効果がある人、効果がない人と個人差があります。
唇はもともと潤っていてちょっと乾燥を防ぐくらいでしたらプチプラの安いものでいいですし、乾燥しやすい方なら潤い成分の配合が多い少し高めのリップクリームを選ぶと良いでしょう。
価格で全て効果がないと判断することはできないということですね。
また、価格が高いリップクリームは「医薬品」に分類されている商品という場合もあります。
リップクリームには化粧用、薬用、医薬品の3種類があり、乾燥を防ぎ「唇の荒れを防ぐ」のが化粧用や薬用で比較的値段が安いものです。
医薬品のリップクリームは「唇の荒れを治す」ものなので値段は化粧用、薬用よりも高価なものが多いでしょう。
リップクリームの成分と上手な選び方
上記でも記述したように、リップクリームには化粧用、薬用、医薬品の3種類があります。
リップクリームを選ぶ時は自分はどんな効果が欲しいのか?という点に着目し、選んでいくのがいいでしょう。
それぞれの特徴と成分を詳しく紹介します。
◆化粧用・薬用…空気の乾燥が気になる、唇が乾燥しやすい人向け
化粧用や薬品は唇の乾燥や荒れを防ぐための保湿成分を配合しているのが特徴です。
うるおい成分として代表的なヒアルロン酸やコラーゲン、はちみつ、油分としてホホバオイル、オリーブオイル、シアバターなどが使われている商品が多いですね。
唇にうるおいを与え、油分でフタをし乾燥を防ぐリップクリームです。
空気の乾燥が気になる時や、唇が乾燥しやすい方の「乾燥予防」を目的として使うのがおすすめ。
ほとんどの人が日常的に使っているのが化粧用や薬用でしょう。
最近では香り付きのものや、唇に塗ると少し色が付くタイプのリップクリームなど色々な商品があります。
好きな香りを選んだり、乾燥予防をしながらお洒落にも見える色付きを選ぶなど幅広い選択肢があるのも特徴です。
◆医薬品…唇の荒れを治したい人向け
医薬品のリップクリームは「既に唇が荒れてしまっている人」が使うものです。
配合成分は抗炎症剤や傷を治す成分、皮膚を強くする成分などを配合しています。
グリチルレチン酸、アラントイン、ビタミンB6、ビタミンE、パンテノールなどが医薬品のリップクリームにはよく使われている成分です。
炎症を抑えながら傷の治りを早める効果があり、唇の乾燥によりひび割れしたり、皮が剥けてしまった時などに使います。
ただ、医薬品なので副作用には気を付けなければいけません。
アラントインという成分は傷の治りを早くする効果がありますが、化粧用や薬用リップクリームと同じように毎日使い続けると「皮膚過敏症」を起こし、唇があらゆるものに過敏に反応してしまいます。
リップクリームを塗っているのに荒れてしまうようになる可能性があるので、医薬品のリップクリームは常用しないようにしましょう。
リップクリームの効果的な使い方
リップクリームはポケットから出して何気なく使っていたという人も多いと思いますが、ただ塗るのではなくきちんとした正しい使い方があるんですよ。
◆縦方向に塗る
唇に沿って横方向に塗っている人が多いと思いますが、縦方向に塗るのが正解。
唇には縦にしわが入っていますが、横方向に動かすと塗りムラができてしまいます。
塗りムラを無くすために縦方向に塗りますが、横に動かすと縦に動かすより摩擦が強く刺激にもなりやすいので、摩擦による唇の荒れを予防するためにも縦方向に塗るよう意識しましょう。
◆使った後は拭く&使用期限を守る
リップクリームは唇に使うものなので雑菌が繁殖しやすいアイテムです。
微量の唾液がリップクリームについたままになっているとみるみる雑菌が繁殖し、半年もすれば雑菌だらけの状態になってしまいます。
リップクリームを塗るたびに唇に雑菌を擦り付けているようなものです。
リップクリームを使ったらティッシュで先端を拭くことをおすすめします。
使用期限は半年を目安にし、半年を過ぎてもクリームが残っていたとしても破棄して新しいリップクリームに取り換えましょう。
◆1日5回を目安に使う
リップクリームを事あるごとに塗っている人もいますが、何度も塗っていると必要以上の摩擦が加わってしまい摩擦による唇の荒れを招くので、1日5回程度までを目安に使うようにしましょう。
◆医薬品リップクリームの使い方
唇が荒れている時は医薬品リップクリームを使います。
1日数回など使用回数は特に決められていない商品も多いようですが、化粧用などと同じで1日5回程度を目安にするといいでしょう。
唇の荒れが治ったら医薬品のリップクリームは使用をやめ、乾燥予防用のリップクリームに切り替えてください。
まとめ~リップクリームを上手に使い分けてプルプルのくちびるをキープしよう~
普段、何気なくリップクリームを使っていましたがきちんとした正しい使い方や選び方があります。
リップクリームの種類や特徴を知ったことで上手に使い分けることができますね。
いつまでも若々しい印象を与えるためのエイジングケアとしても、綺麗でプルプルな唇を維持できるよう毎日のリップケアを念入りに行いましょう。
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