ナッツは健康にも美容にもいい食材として有名です。
綺麗なモデルさんや海外セレブもナッツを食べて美しさを保っているといわれていますが、「ナッツを食べるとニキビができる」という噂を聞いたことがありませんか?
実際、ナッツを食べてニキビができるのは本当なのでしょうか?
ナッツの気になるウワサの真実と美容に効果的な食べ方&選び方を詳しく紹介します。
この記事でわかること
ナッツを食べるとニキビができる説は本当か
実際に「ナッツを食べたらニキビができた」という経験がある人もいると聞きます。
だからこそナッツはニキビの原因になるというウワサが広まったのだと思いますが、実はナッツ自体にニキビができやすくなる原因はないといわれているのです。
ではなぜニキビができたのか?ということですが、ナッツの選び方に問題がある可能性が高いでしょう。
おつまみ用などとして販売されているナッツや加工されたナッツは塩やバターを使って味や風味を付けているので、塩分や油が多く含まれます。
油を使ったナッツは酸化して体のさび付きの原因になり、塩分を使ったナッツは塩分の処理に腎臓、膵臓が酷使され、内臓の疲労によって肌に影響が出てしまうのです。
油や塩を使っていないナッツはむしろニキビの改善にいい食べ物とも言われています。
今まで、ナッツを食べるとニキビができてしまっていた方はどんなナッツを買っていたか思い出してください。
もし調味済みのナッツを買っていたならこれからはローストしただけの無塩タイプのナッツを買いましょう。
美容に効果的なナッツの選び方
ナッツを選ぶ時にまず大事なのが塩や油を使っていないものを選ぶことです。
ローストナッツなど、ナッツを焼いて味付けも添加物も使わずに仕上げたものを選ぶといいですね。
塩味のついたナッツを今まで食べていた人にとって、ちょっと物足りない味かもしれませんが、それだけ今まで食べていたナッツは塩分が濃かったということです。
素焼きのナッツはどこに売ってるの?と思った方もぜひいつもの売り場をよく見てみてください。
無塩の素焼きナッツも一緒に売られていることが多いので、おつまみ用のナッツではなく素焼きのナッツを選ぶようにしてみてくださいね。
ニキビに効果的なナッツの種類と食べ方
ナッツといってもさまざまな種類があります。
ここでは美容効果の高いナッツをご紹介!
ものによっては脂質が多く食べ過ぎると太る原因になる可能性があるので、ナッツの種類や適切量を守って食べましょう。
アーモンド
美容のためにナッツを選ぶなら、断然アーモンドがおすすめです。
美肌をつくるのに必要なビタミンEが豊富で高い抗酸化作用があるので、アンチエイジングに効果的。
食物繊維や鉄分、オレイン酸、リノール酸、ビタミンB2などの栄養素も含み、シミやシワの改善をサポートしたり、血液をキレイにする働きにも期待できます。
オレイン酸は不飽和脂肪酸の1つでダイエットにも効果があると注目されているのです。
アーモンドのカロリーは1g約6kcalで、1日の摂取量の目安は20粒前後です。
1粒約1gなので20粒で約120kcal。
ナッツはカロリーが高いというイメージをもっている方も多いですが、ダイエット中でも安心して食べれるカロリーですね。
クルミ
植物性のたんぱく質やオメガ3脂肪酸、ポリフェノール、ビタミンC、ビタミンE、ミネラルなどが豊富です。
オメガ3脂肪酸は悪玉コレステロール値を下げ、高血圧、糖尿病、肥満など生活習慣病予防に効果的と言われています。
さらに血管を柔軟にして血流を良くする働きもあり、血液サラサラに繋がります。
またナッツの中でもポリフェノール量が最も高く、抗酸化作用で美肌効果も期待大。
クルミの1日の摂取量目安は25~30gです。
クルミ30gでカロリーは約200kcalで、1かけ約3g(20kcal)。
1日10かけ程度が適切量と言えるでしょう。
カシューナッツ
カシューナッツは40%以上が脂質でできていて、美容にいいのかと不安になりますが含まれる脂質は体にいいオレイン酸が多いです。
不飽和脂肪酸の1種なので安心して摂取できます。
ミネラル類やビタミン類も豊富に含まれ、疲労回復や貧血予防、血糖値を下げる効果も。
糖質や脂肪などの代謝を促す働きにも期待できるので、ダイエット効果も期待できるといわれています。
もちろん脂質の取りすぎは太る原因になるので、食べ過ぎは厳禁です。
カシューナッツは1つぶ約1.5gで約9kcalです。
1日の摂取量目安は10粒前後。
10粒食べても約90kcalなので、ダイエット中のおやつにぴったりですね。
ナッツに期待できる美容効果
ナッツのニキビへの疑いが晴れた所で本当の美容効果を知っていきましょう!
種類によっても異なりますが、上記で紹介したおすすめナッツを中心に一般的に期待できる効果を紹介していきます。
①ダイエット
ナッツにはタンパク質、食物繊維が多く含まれているのでお腹に溜まりやすく満腹感を得られます。
小腹が空いたなという時にはナッツをおやつ代わりに食べ、高カロリーのお菓子を食べないようにしましょう。
ナッツは硬さもあるので噛む回数も多く満腹感を感じやすいのです。
ただ、ナッツには油分も含まれているので食べ過ぎには注意が必要。
1日の適切な摂取量を守ってくださいね。
②便秘による肌の不調の予防、改善
便秘になると腸内に溜まった便から発生する腐敗ガスや毒素が体内に溶け込んで全身を巡り、肌への影響としてはくすみや吹き出物、ターンオーバーの乱れなどを引き起こします。
ナッツを食べて豊富な食物繊維をとることで便秘が解消され、肌に影響する物質が減るので肌トラブルの改善がみられるのです。
便秘は美容の大敵ですから、ナッツを食べて便秘が解消されれば美肌への道にも近付きますよ。
③エイジングケア
ナッツには細胞の老化防止に効果的なビタミンEが含まれています。
ビタミンEは老化原因のひとつである活性酸素を除去する働きがあり、細胞の傷付きや酸化を防いで老化を予防します。
活性酸素はストレス、疲労、喫煙、飲酒などあらゆる原因で増えますがビタミンEの摂取で増えた活性酸素を除去することで、若さの維持に繋がるのです。
また、ナッツに含まれるオレイン酸は肌を柔らかくして角質のごわつきや角質が厚くなることでできやすくなる小じわを予防する効果に期待ができます。
④安眠効果
意外かもしれませんがナッツには安眠効果があるといわれています。
特にクルミには安眠効果に期待ができる睡眠を誘うメラトニンという物質が多く、就寝前2~3時間前に食べると効果的です。
睡眠不足になると寝ている間の細胞の修復が滞ってしまうので、美肌を作るためにはしっかり眠ることが大切。
不眠気味の方はナッツを食べて良く眠れるようにすることから美容、エイジングケアをスタートするといいでしょう。
ニキビのためにも!ナッツの正しい保管方法
いくらニキビの原因にならないからといって、品質が劣化したナッツを食べることは肌によくありません。
ナッツは長期保存ができる食べ物ですが、空気や紫外線に触れるとナッツの脂質が酸化してしまい品質が劣化するもとになります。
空気ができるだけ触れないよう密閉容器に入れての保管が理想です。
ナッツは光が当たらない涼しい場所で保管するのが最適なので冷蔵庫に入れておくと良いでしょう。
ただ、空気には触れてしまうので開封後はできるだけ早めにお召し上がりください。
大量にストックすると消費しきれなかったり最後の方は劣化したナッツが残るので、無くなったら都度買うようにし大量ストックはしないようにしましょう。
まとめ~ニキビをつくらない美容にいいナッツを賢く選ぼう~
ナッツを食べてニキビができるのは選び方が間違っていたからだったんですね。
とても美容にいい食べ物なので、これからはぜひ素焼きのナッツを選ぶようにしてエイジングケア、ダイエット、美肌のためにナッツを食べる習慣を付けてみてください。
ダイエット中のおやつとしても◎ですよ!
ニキビレスの肌を目指すなら、クレンジング剤や洗顔料、ニキビ肌用の基礎化粧品での外側からのケアと食べ物での内側からのケアが大切。
スキンケアはすぐに目に見える効果を実感することは難しいですが、毎日コツコツとケアをしてあげることで未来の肌を確実に左右していきますよ。
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