ニキビにオロナイン軟膏が効く効かない問題の真相とは

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  • 投稿者 : ReBON  
  • 公開日:2017/12/13 最終更新日:2019/03/06

1953年に大塚製薬から発売されてから多くの人に愛用されている万能薬「オロナイン軟膏」
どこの家にも常備されているといっても過言ではないほど、知名度も高いですよね。

そんなオロナインがニキビ改善に効果的として、オロナインを使ったさまざまなニキビケア情報がネットで広まっています。
はたしてオロナインはニキビにどのように効くのでしょうか?

実は間違った使い方をするとニキビが悪化することも。
配合成分から分析し、オロナインを使った正しいニキビケア方法を紹介します。

オロナインはニキビに効く?効かない?


オロナイン軟膏には「クロルヘキシジングルコン酸塩液」という成分が配合されています。
クロルヘキシジングルコン酸塩液というのは殺菌成分のことです。

オロナインは殺菌作用と保湿作用でニキビの改善が期待できる薬です。
気軽に使える家庭薬ですがニキビの悪化予防に期待できる働きをします。

ニキビは皮脂をエサにするアクネ菌が繁殖し毛穴で炎症を起こすことでできる皮膚のトラブルです。
ニキビの治療には増え過ぎたアクネ菌を減らす必要があるため、オロナインの殺菌作用が効果的に働くとされています。

また、ニキビを治すには皮膚そのもののバリア機能を強くすることも大切。
オロナインの配合成分にはワセリンやグリセリンなどの保湿成分も含まれているので、肌の保湿バリア機能を高めてニキビの悪化を防ぐ効果に期待ができるのです。
乾燥してニキビができやすい人に特に効果を期待できるでしょう。
ただ、保湿美容目的で使用することはできないので注意してください。

ここまでの説明では、ニキビにとても有効な塗り薬だと感じますが、実はオロナインが効くニキビ効かないニキビがあるのです。
きちんと判断して使わないとニキビが悪化してしまうこともあるので要注意。
この後詳しく紹介します。

<オロナインの効能・効果の一覧>
ニキビ、吹き出物、やけど、しもやけ、はたけ、ひび、あかぎれ、きず、たむし、いんきん、水虫、しらくも

商品に掲載されている効果効能にもしっかり「ニキビ・吹き出物」と表記されています。

オロナインが効くニキビ&効かないニキビ


オロナインのアクネ菌を殺菌する効果と保湿作用により毛穴をゆるめて汚れを排出しやすくする効果で、初期のニキビや吹き出物を改善させる効果が期待でききますが、悪化させる可能性があるニキビもあるので症状に合わせて使います。

オロナインは抗炎症作用がありません
炎症を改善することはほとんどできない塗り薬なので、重度の炎症を起こしたニキビや吹き出物の治療には効果は期待できないと言っていいでしょう。

オロナインが効くニキビはできたばかりの白ニキビや軽度の赤ニキビです。
炎症が悪化している黄ニキビ紫ニキビニキビ跡に塗っても改善効果はほとんど感じられないでしょう。
オロナインよりもニキビ薬を塗る皮膚科を受診することをおすすめします。

<オロナインに使用可能なニキビ>
・白ニキビ
・軽度の赤ニキビ
・軽度ニキビを潰してしまった後の傷
・膿のできていないニキビ

<オロナインの使用はおすすめできないニキビ>
・黄ニキビ
・重度の赤ニキビ
・紫ニキビ
・ニキビ跡
・クレーター
・痛みや腫れを伴う
・膿が出る


ニキビを悪化させるオロナインの間違えた使い方


◆ニキビ跡の美白・クレーターの治療
オロナインには美白成分や皮膚の再生を促しクレーターを治す成分は配合されていません。
なのでニキビ跡やクレーターを治すために長期間使っても効果がないので注意が必要です。
逆に長期使用によるトラブルを起こすおそれがあります。

◆長期間の使用
オロナインには殺菌成分が含まれています。
長期間使い続けるとアクネ菌だけでなく肌のバランスを整える常在菌も一緒に殺菌されてしまい、肌の環境が崩れて皮脂が多く分泌されるようになったり、肌が敏感になってしまうおそれがあります。
余計なトラブルのもとになるので1週間使用し、症状に改善が見られない場合は薬を変えるか病院で相談してください。

◆たくさん塗る
ニキビが隠れるくらいたっぷりオロナインを塗ったまま寝るとすぐに治るという噂がありますが、オロナインには油分が含まれるので多量に塗るのはニキビによくありません。
少量を塗り、べたつく余分なオロナインは拭き取りましょう。

◆古いオロナインを使わない
オロナインは防腐剤が配合されていないので、大幅に使用期限を超えたオロナインはトラブルを防ぐためにも使用しないでください。

<オロナインの間違えた使用方法の噂>
オロナインと化粧水を混ぜて使うオロナイン水やオロナインを数十分肌につけた後洗い流すオロナインパック、オロナインをたっぷり塗って絆創膏を貼るなどの間違えたニキビケアの噂が広まっています。
これらは肌の雑菌を増やす恐れがあるなどリスクのある使い方。
ニキビが悪化してしまう可能性があり、安全性が認められた方法ではないので試さないようにしてください。

オロナイン軟膏の正しい使い方


オロナインは身近な家庭薬なので何気なく使ってしまう方も多いと思いますが、きちんと正しい使い方があるので改めてオロナインの使い方を学びましょう。

患部を綺麗な状態に洗浄します。
患部が汚れたままオロナインを塗ると、雑菌も一緒に患部に擦り付けてしまい、炎症を悪化させるおそれがあります。
ニキビ治療として顔に使う場合は洗顔をしてから使用しましょう。
オロナインを使う前に化粧水や乳液を使って肌を整えてください。

オロナインを綿棒に取ります。
指で直接容器からすくい取ってしまっている人が多いと思いますが、正しくは「綿棒で取る」です。
指ですくい取ると容器内に雑菌が入ってしまう可能性があるためです。
品質の劣化を防ぐためにもなるべく綿棒を使うようにしましょう。

患部に少量のオロナインをすり込みます。
患部を刺激しないよう、優しくオロナインをすり込んでいきます。
量が多くべたつきが気になる場合はティッシュやガーゼでおさえて余分なオロナインを取り除いて下さい。

使用頻度は毎日使ってもOKとのことですが、公式サイトにも記載があるように5~6日使用しても改善が見られない場合は使用を中断し医師や薬剤師に相談してください。
直射日光が当たらない涼しい場所で密栓して保管しましょう。

まとめ~オロナイン軟膏をニキビに使うなら応急処置としてがおすすめ~


身近な家庭薬のオロナインですが、軽度のニキビになら効果が期待できるということ。
ですが使い方次第ではニキビが悪化してしまうこともあり、油分の含まれるオロナイン軟膏を長期間使用することはニキビにも良くありません。
ニキビ用塗り薬などがドラッグストアなどでも販売されているので、できるだけニキビ専用薬でケアしてあげましょう。
突然できたニキビの応急処置としてオロナインを使うのがいいですね。

ニキビはあらゆる原因で発生するやっかいな肌トラブル。
繰り返すニキビにお悩みの方は普段のスキンケアアイテムの見直し食生活の改善も並行して行っていきましょう。

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