コラーゲンってなに?美肌にコラーゲンが必要な理由と美容効果

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  • 投稿者 : ReBON  
  • 公開日:2018/02/20 最終更新日:2018/11/16

「コラーゲンは肌にいい」とよく聞きますが、そもそもコラーゲンとはどんな物質なのでしょうか?

コラーゲン入り飲料やコラーゲン配合サプリなど、日ごろから美容のためにコラーゲンを摂取している女性は多いと思います。
でも、コラーゲンとはいったい何か、肌や体にどのような作用を及ぼしているのか、その実体をくわしく知っている人は意外に少ないのではないでしょうか。

今回はコラーゲンについて深く掘り下げ、種類やそれぞれの役割などを分かりやすく解説していきたいと思います。
コラーゲンの特徴や効果を知り、ぜひ美容の参考にしてください。

コラーゲンって一体なに?


コラーゲンとは、人の体を構成しているタンパク質のひとつ。
皮膚や骨、軟骨をはじめ、血管や臓器など全身のあらゆる場所に存在し、「人体や臓器の基礎を作る」という大切な役割を果たしています。

人の体の全タンパク質のうち、コラーゲンの占める割合は約30%。
コラーゲンは、グリシン、プロリン、グルタミン酸などのアミノ酸がつながってできた鎖が3本絡み合って、らせん状の形をしています。
このらせん状の構造により、ゴムのように伸び縮みすることから、肌に弾力が生まれ、しなやかで強い骨や血管を保つことができるのです。

コラーゲンは、皮膚に40%、骨・軟骨に20%、残りは血管や内臓に分布しており、体の各組織をつなげて強度を高めたり水分を保持したりといった役目を担っています。

もし体内にコラーゲンがなかったら、皮膚も骨も血管もボロボロになり、体のあちこちに不調が生じてしまうでしょう。
私たちが健全な体や肌を維持していられるのはコラーゲンのおかげとも言えるのです。

コラーゲンの種類と役割について


実はコラーゲンにはさまざまな種類があり、それぞれⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型というように細かく分類されています。
ではさっそく、コラーゲンの種類とそれぞれの役割を見ていきましょう。

【Ⅰ型コラーゲン】
皮膚や腱、骨に存在するコラーゲンは、「Ⅰ型コラーゲン」が主成分。
体内にもっとも多く存在し、特に骨に大量に含まれています。
女性の気になる美容面に大きな作用を及ぼすのも、このⅠ型コラーゲンです。
皮膚にほどよい弾力を持たせて若々しい肌を作るため、エイジングケアには欠かせない成分と言えるでしょう。

【Ⅱ型コラーゲン】
軟骨に多く含まれているのが「Ⅱ型コラーゲン」。
軟骨のほかには、眼球の角膜や硝子体液にも含まれています。
骨の関節部分には水を含んだ「軟骨」が存在し、骨と骨のあいだでクッションのような役割を果たしているのです。
軟骨の約80%がこのⅡ型コラーゲンで形成されているため、Ⅱ型コラーゲンが不足すると軟骨がすり減って関節痛をまねくなどの不具合が生じてきます。

【Ⅲ型コラーゲン】
主に臓器に含まれているのが「Ⅲ型コラーゲン」。
繊細でやわらかな繊維のため、「柔軟性コラーゲン」や「ベビーコラーゲン」とも呼ばれており、臓器の各組織を再生したりしなやかな弾力性を与えたりといった働きをしています。
また、赤ちゃんはこのⅢ型コラーゲンが豊富で、ぷるぷるのお肌はこの影響で生まれているとも言われています。
Ⅲ型コラーゲンは加齢とともに減少するので、柔らかくハリのあるお肌を保つにはⅢ型コラーゲンの生成を保つことが重要なのです。

最近はこのⅢ型コラーゲンの生成をサポートする卵殻膜の働きが注目されており、卵殻膜配合の化粧品が人気を集めています。

【Ⅳ型コラーゲン】
主に皮膚に含まれている「Ⅳ型コラーゲン」は、表皮と真皮をつなげる役目を担っています。
表皮と真皮が接している部位を「基底膜」と呼びますが、Ⅳ型コラーゲンはこの基底膜を構成する主成分であり、肌の弾力やハリを保つためには欠かせない物質です。
基底膜がしっかり機能することで、表皮細胞が元気に活動できることがわかっており、美肌を作るための必須コラーゲンと言えます。

【Ⅴ型コラーゲン】
Ⅰ型コラーゲンやⅢ型コラーゲンの含まれる組織にわずかに見られる「Ⅴ型コラーゲン」。
主に血管や胎盤に含まれ、潤いを保持するといった特長があります。

コラーゲンはなぜ肌にいいの?


女性なら誰でも「キレイな肌でいたい」と思うものですよね。
お肌を意識すると、たいてい肌表面の調子にばかり目が行きがちですが、実は美肌を作るためには皮膚を構成している「表皮、真皮、皮下組織」の3層の働きがとても重要なのです。

なかでも、ハリや弾力、透明感、みずみずしい潤いなどの美肌効果に深く関係しているのが「真皮」の働きです。

◆真皮の働きが美肌のカギを握る!

真皮には組織の形を保持して肌を支える「コラーゲン」、天然の保湿成分である「ヒアルロン酸」、弾力を持たせる「エラスチン」など、肌の保湿や弾力を保つための重要な成分が集中しており、この真皮の働きが肌の調子を大きく左右しています。

そして、この「コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン」を真皮の中で作り出しているのが、「線維芽細胞」という肌細胞です。
線維芽細胞がつねに新しいコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンといったタンパク質を生み出し、それらが効果的に活動をすることで、ハリや弾力のある生き生きとした肌が作られるわけですね。

◆コラーゲンの役割

コラーゲンは「美肌を作る源」とも言われ、肌のハリや弾力を生み出し肌を健康に保つという、女性にとって非常に大切な働きをしています。
コラーゲンがしっかり肌を支えてくれるおかげで、ぷるんと弾力ある若々しい肌を保つことができるのです。

コラーゲンの役割は美肌効果だけではありません。
上で述べたように、コラーゲンはヒトの骨や血液、臓器を作る元となるタンパク質でもあり、私たちのカラダにとって無くてはならない成分です。

ところが年齢を重ねていくと共に、体内で作られるコラーゲン量は徐々に減少してしまいます。
平均して30代半ばを過ぎたあたりからコラーゲンが減りはじめ、肌にも徐々に「ハリがなくなってきた」「頬がたるんできた」などのエイジングサインが現れ始めるのです。
また、血管がもろくなる、関節痛が生じる、骨粗しょう症になりやすくなるなど、体への影響も深刻なものに。

コラーゲンが減少すると、肌のハリやみずみずしさが失われ、シワやたるみが出現して老け顔になってしまう上に、体の老化を引き起こしてさまざまな不調を招きやすくなってしまいます。
そのため、肌や体を若々しく保つためにはできるかぎりコラーゲンの減少を食い止めなければなりません。

◆コラーゲンを減らさない方法とは?

加齢によってコラーゲン量が減少してしまうのはどうしようもありません。
ではどうそればいいのか…?と言うと「いかに効率的にコラーゲンを補うか」というのがポイントになってきます。

先ほど、コラーゲンはタンパク質だと説明しました。
タンパク質は体内に入るとアミノ酸に分解されます。
実は、コラーゲンを構成する主成分はこのアミノ酸です。
つまり、タンパク質を摂取すればコラーゲンは体内で自然に作られるというわけなのです。
でもひと口にタンパク質と言っても、具体的にどんなものがより効果的なのでしょうか?

◆コラーゲンを増やすオススメの食品

体内のコラーゲン量を減らさないためには、コラーゲン生成の材料になるタンパク質を日常的に摂取する必要があります。
中でも必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質なタンパク質を摂ることがとても重要。

必須アミノ酸は、肉類・魚類・卵・乳製品などの「動物性タンパク質」に多く含まれており、エイジングケアのためにはぜひ積極的に摂りたい食品です。

とは言え、動物性タンパク質は脂質が多く高カロリーなため、美肌になりたいからと動物性タンパク質ばかり食べていると、栄養が偏る上に太ってしまう危険もあります。
健康のためには、動物性タンパク質をしっかり取り入れながら、さまざまな栄養素をバランスよく摂取するよう心がけることが肝心です。

全てを食事だけで補うのは大変ですが、効率的に摂取するためにサプリメントコラーゲンドリンクなどを愛用する女性もとても多いです。
美肌をつくるために欠かせないコラーゲンをいかに摂り続けていけるかが、美肌を維持する重要なポイントなのです。



◆美容アイテムでコラーゲンを取り戻す方法

体内からコラーゲンの生成をサポートするのは重要ですが、美容アイテムで外側からケアすることもできます。

【コラーゲン配合ハリ肌スキンケアコスメ】

【美顔器で本格エイジングケア】

【赤ちゃん肌を目指せる卵殻膜コスメ】

まとめ~美肌や健康なカラダのためにコラーゲンは必須~


コラーゲンは、私たちが美しい肌や健康な体を維持していくために不可欠な成分
加齢とともに作られる量が減っていくため、日ごろからコラーゲンの材料になるアミノ酸が豊富に含まれたタンパク質をしっかり摂取していきたいですね。

体内に十分な量のコラーゲンがあれば、老化に負けない丈夫な肌や体を作っていくことが可能でしょう。
エイジングケアのために食習慣やスキンケアを見直し、コラーゲンをたくさん作れるよう体内環境を整えていきましょう。

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