美肌菌を増やすには?皮膚常在菌を整えて肌のキレイを維持する方法

  • 公開日:2018/03/26 最終更新日:2019/03/06

「美肌菌」を知っていますか。
肌が美しい人は皮膚常在菌と言われる私たちの肌にもともといる菌のバランスが整っています。
美肌菌とも言われる皮膚常在菌が活性化することで肌の調子の良さにつながり、肌トラブルの解消アンチエイジングにも効果が期待できるのです。

では、この美肌菌とはいったいどのようなものなのでしょう。
美肌菌についての詳しい解説や肌に与える影響など気になる情報をはじめ、美肌菌を増やすための方法についてもご紹介していきましょう。

美肌をつくる!美肌菌とは


【美肌菌の正体は「表皮ブドウ球菌」】
美肌菌とは誰の肌にも存在する皮膚常在菌の一種で、主に表皮ブドウ球菌のことを指します。
表皮ブドウ球菌は、皮膚上で皮脂や汗などを食べることで、グリセリンに似た物質や脂肪酸を排出します。
これらは、肌を保湿しツヤを与えてくれる成分。
脂肪酸は、肌を弱酸性に保ち、抗菌ペプチドを作り出して、悪玉菌の繁殖を防いでくれます。

私たちの肌が健やかな状態でいられるのは、弱酸性に保たれているから。
赤ちゃんや小さなお子様の肌にほとんどトラブルが起きず、ツルりとした剥き卵のような肌をしているのは、表皮ブドウ球菌をはじめとした皮膚常在菌が脂肪酸を排出し、肌を弱酸性状態にキープしてくれているおかげなのです。
年を重ねるにつれて、肌は弱酸性の状態を保つのが難しくなるため、乾燥や肌荒れ、ニキビや吹き出物など肌トラブルが起こりやすくなります。
美肌菌は外部の刺激から肌をガードするバリアとしての役割もあり、肌を美しく健やかに保ってくれるヒーローのような存在です。

【皮膚常在菌には善玉菌・悪玉菌がある】
誰の皮膚にも存在する皮膚常在菌は、大きく善玉菌悪玉菌に分けられます。
善玉菌と言われるものの代表が、前述の表皮ブドウ球菌です。
もう一つが、日和見菌と呼ばれるもので、アクネ菌とも呼ばれます。
日和見菌(アクネ菌)は、ニキビの患部に存在することから、ニキビの原因だと思われてきましたが、実は、肌の広い範囲に存在する常駐菌で、悪玉と善玉で分けると、善玉の方に分類されます。
肌を弱酸性に保つための働きをするため、肌フローラのバランスがいい時には、美肌にとって有効な役割を担うのです。
しかし、ストレスや疲れなどが影響してこれが崩れると、毛穴の中で日和見菌(アクネ菌)が増殖し、ニキビを発生させてしまう原因になります。
つまり、日和見菌(アクネ菌)は、善玉と悪玉の2つの側面を持つ皮膚常在菌なのです。

悪玉菌は黄色ブドウ球菌と呼ばれる菌で、毒素を出し、ニキビや肌荒れを悪化させるもの。
アトピー性皮膚炎やとびひなども、黄色ブドウ球菌が原因であり、症状が進むと深刻になります。
この菌は、アルカリ性の環境が好きなので、善玉菌が減り、肌がアルカリ性に傾いた時に活動を活発化させ、肌トラブルを引き起こします。



【肌のコンディションは肌フローラがカギ】
私たちの肌には、いつも10種類近くの皮膚常在菌があり、それらのバランスで肌の状態をコントロールしています。
この皮膚常在菌の生態系を肌フローラと言い、表皮ブドウ球菌をはじめとした善玉菌の多い状態が理想です。

肌フローラの状態がいいと、しっとりとした肌を保つことができ、バリア機能が高まるため、紫外線や外気、待機中の汚染物質などさまざまな外的ダメージや皮膚トラブルから肌を守ることができます。
また、日和見菌(アクネ菌)を味方に付けることも大切。
これらの主な皮膚常在菌を適正なバランスに整えることが、美肌への近道であり、そのためには肌の善玉菌を増やすことが有効です。

美肌菌を増やす方法


【洗顔で肌を摩擦しない】
洗顔やタオルでのふき取りなど、肌を摩擦することで善玉菌である表皮ブドウ球菌をごっそりと取り除いてしまう可能性があります。
洗顔の時は、しっかりと泡立てた石鹸の泡をクッションにして肌に当てるように洗い、ぬるま湯で流した後は、濡れたタオルで水気を吸い取りましょう。
乾いたタオルは、繊維が皮膚の負担になるので、濡らした状態のものを使うことでより肌にやさしい使い心地になります。

【洗顔は1日1回が理想】
洗顔料による洗顔は、石鹸の界面活性剤による皮脂の取りすぎや摩擦など、肌にとってダメージが多い行為です。
しかし、全く洗顔をしないのも、肌が不衛生な状態になり、肌トラブルにつながることとなるので、洗顔は最低限の回数に留めるようにしましょう。
おすすめは、朝はぬるま湯で流すだけにして、夜だけクレンジング剤でメイクをしっかり落とすという方法。
夏など、汗をかく時期には1日のうちで頻繁に洗顔をする人がいますが、善玉菌である表皮ブドウ球菌の餌は人の汗や皮脂。
いつも肌の表面があまりにもクリーンな状態だと、表皮ブドウ球菌が活躍できる場がなくなってしまい、減る原因になります。
汗や皮脂は、ある程度ある方が肌のためにいいのです。
脂性肌の人などどうしても朝も洗顔したいという方は、泡洗顔で擦らず優しく撫でるようにし、泡を乗せる時間も短時間で洗い流すようにしましょう。

【クレンジング剤はミルクタイプを】
クレンジング剤には、バームタイプ、オイルタイプ、ジェルタイプなどさまざまな種類がありますが、肌への負担が最も軽いのはミルクタイプです。
洗浄力という点では、バームタイプやオイルタイプに劣りますが、ゆっくりと時間をかけて肌になじませていくことで、潤いを保ちながら毛穴のメイク汚れをきれいに落とすことができます。
ジェルタイプも比較的肌への負担は少ないのですが、保湿という点ではミルクタイプの方が有利。
美肌菌を増やすためにはミルクタイプのクレンジング剤もしくはジェルタイプを選ぶのが正解です。

【たまには肌断食を】
仕事などで、どうしても毎日メイクをしなくてはいけないという人は多いですよね。
メイクは、女性にとって身だしなみの一環。
周りへの配慮も含めて、マナーとして不可欠なものですが、たまには肌を休ませてあげるということも大切です。
肌断食にはいろいろな方法がありますが、一番簡単なのは、ぬるま湯のみで洗顔し、洗顔後には保湿スキンケアをせず、化粧もしないということ。
はじめのうちは乾燥して辛いという人もいるかもしれませんが、自然と皮脂が分泌され、肌の上に潤いのベールが覆うようになり、続けるうちに肌が外気や乾燥からのダメージに強くなるというメリットがあります。
洗顔もメイクもせず、朝から晩までそのままでいるという方法もあります。
日頃のメイクは、実は肌にとって大きなダメージ。
皮膚常在菌の良い働きを封じ込めてしまうこともあるので、月に数日は、スキンケアを皮膚常在菌だけに任せてみることがおすすめです。
ただし、紫外線はお肌に深刻なダメージをもたらすので外出する際は肌断食はせずUV対策もしっかりと行ってくださいね。

【規則正しい生活を】
肌の状態を良くするためには、体の状態を健康に保つことが一番大切。
自立神経や女性ホルモンのバランスが整っていることで、肌フローラにもいい影響を与えます。
生活習慣や食習慣が乱れていると、汗や皮脂などの分泌物の質も悪くなるので、善玉菌はなかなか増えません。
美肌菌を増やすためには、体の中から健康になることが必要です。

まとめ~美肌菌を増やして肌フローラを整えよう~


肌質には生まれつきの性質や遺伝が多少影響するものの、肌が美しい人は皮膚常在菌の中でも「美肌菌」が多く、肌フローラが整っています。

洗顔の仕方や回数など、日頃のスキンケアに気を付けることはもちろん、生活習慣や食事など、普段の生活にも配慮をすることで、善玉菌(美肌菌)を増やすことが可能です。
肌は自身のバリア機能が高まると、少々のダメージであれば回避することができ、いつまでも若々しくつやのある肌を保つことができるので、アンチエイジングにもつながります。
この記事を参考に、今日から美肌菌を増やす「菌活」を始めてみませんか。

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