危険!オロナインで毛穴ケアすると悪化する理由|オロナインパックに水溶きオロナイン?

  • 公開日:2018/04/11 最終更新日:2018/04/26

毛穴の白いぽつぽつとした汚れや黒ずみは、スキンケアやメイクをするたびに気になる悩みですよね。
こういった毛穴の悩みを解決してくれるお手軽アイテムとしてたびたび取り上げられるのが「オロナイン」ですが、実はオロナインでの間違った毛穴ケアが、さらなるトラブル悪化を招く原因になるかもしれません。

オロナインの基礎知識と効果をはじめ、毛穴ケアによくない理由や毛穴トラブルに本当に有効なケア方法についてご紹介しましょう。

万能薬?オロナインとは


オロナインの正式名称は「オロナインH軟膏」です。
しもやけややけど、擦り傷などの創傷を早く回復させ、ニキビや吹き出物などの肌トラブルにも有効で、健やかな肌を保つ効果があります。
誕生してから60年以上、一家に一つは常備されているものとして愛され続け、幅広い年代から支持を集めている塗り薬です。

【実はステロイド無配合。オロナインの成分とは】
オロナインH軟膏という名前にある「H」は、配合成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩液の「ヘキシジン」の頭文字を取ったもの。
外用殺菌消毒剤として薬効分類されており、皮膚に塗ることで抗菌作用があります。
オロナインの効果効能の一つに「ニキビの改善」というものがありますが、ニキビは、毛穴に皮脂や余分な角質が詰まり、アクネ菌が過剰繁殖している状態。
オロナインを塗ることでアクネ菌退治をして、ニキビを早く良くしようというのが、オロナインに期待できる効果です。

さて、オロナインについてよく言われているのが「大量のステロイドが配合されているのではないか」との噂。
ステロイドは、副腎皮質ホルモンともいわれ、高い抗炎症作用がある一方で、皮膚の萎縮や赤み、黒色化などの副作用が多いものとしても知られています。
オロナインを避ける人の理由に「オロナインに含まれるステロイドの副作用が怖いから」というものがよく挙がりますが、実はオロナインにはステロイドは含まれていません。

主成分は、前述のクロルヘキシジングルコン酸塩液で、皮膚や傷に潜んでいるトラブルを起こす菌を殺菌し、消毒することでさまざまな症状を改善していこうというのがオロナインの本来の目的です。

ネットで話題のオロナインを使った毛穴ケア


ネットなどで紹介され、オロナインを使用した毛穴ケアとしてよく行われているのが「オロナインパック」です。
これには、鼻や頬など、毛穴の開きや黒ずみ、角栓が気になるところに湿布して放置し、柔らかな布などで取り去ってから洗い流すというものと、オロナインを塗ってから放置して取り去った後、角栓用シートパックを乗せて剥がすという方法の2種類があります。
どちらの方法も、今まで詰まっていた角栓がごっそりと取れると話題になっており、頑固な汚れを何とかしたいという人など、毛穴に関する悩みを抱えている人に多く行われています。

オロナインが毛穴ケアに効くと言われているのは、配合されている添加物によるものです。
ミツロウやグリセリン、ワセリンが皮膚を柔らかくし、クレンジング剤としても使われることのあるオリブ油(オリーブオイル)が、毛穴の頑固な角栓を溶かすことで、毛穴に詰まった汚れを除去しやすくするというのがその理由。

さらにもう1つ、「水溶きオロナイン」と言って、オロナインと少量の水を混ぜて保湿のためのスキンケアに使うという方法があります。
オロナインの殺菌成分がニキビや吹き出物などの軽い炎症に効果的だとして、有名美容家が実践していることでも話題になりました。

オロナインを使った毛穴ケアは、インターネット上のサイトやSNSなど口コミで広がっており、色々な方法で多くの人に実践されていますが、毛穴にとってはダメージが大きく、あまりおすすめできるものではありません。

オロナインで毛穴トラブル悪化の可能性!その理由とは


オロナインパックや水溶きオロナインは、効果に即効性があり、実際にその効果を実感している人も多くいる方法ですが、実は肌には大きな負担になっており、続けることでさらなるトラブル悪化を招く可能性があります。
その理由を解説していきます。

【皮膚常在菌も殺菌してしまう】
私たちの肌には皮膚常在菌と言って、善玉菌や悪玉菌など数種類の菌がバランスを取り合うことで肌を健やかに保っています。
皮膚常在菌は、肌の皮脂膜としてバリア機能を高めてくれる働きがあり、これらの菌がなくなると肌が乾燥して毛穴が開きやすくなることに加え、刺激を受けやすくなるので、毛穴トラブルを起こしやすくなります。

【肌への刺激が強い】
オロナインは乳幼児から使うことのできる低刺激の外用薬ですが、安心して使うことができるというのは、あくまでも用法や容量を守って正しく使うことが前提。
主成分のクロルヘキシジングルコン酸塩液はエタノールを含むため、用法として記載のないパックやスキンケア化粧品のように毎日のお手入れに取り入れることは想定されておらず、特にパックのように長時間、肌に大量のオロナインを乗せると、エタノールの刺激で赤みやかゆみが起こることがあります。

肌への刺激は、ターンオーバーのサイクルを乱し、肌のコンディションを悪化させます。
皮脂などの汚れが毛穴からうまく排出されなくなることがニキビや吹き出物の原因になり、毛穴にとって大きなダメージになるのです。

【過剰ケアがさらなる皮脂分泌を招く】
オロナインで毛穴ケアをすると、必要な皮脂を取り去り皮膚の表面を殺菌するので、一見クリーンな状態に見えます。
しかし、このような過剰ケアはかえって皮脂の分泌を盛んにし、毛穴が開きっぱなしの状態になるので、トラブルを起こしやすい肌になってしまいます。

【その他のトラブルも】
主成分のクロルヘキシジングルコン酸塩液は、粘膜に付着するとアナフィラキシーショック(アレルギー反応の1つ)を起こすことがあります。
特にパックをする場合、過剰な量のオロナインを塗ることや、目や唇、鼻の中などの粘膜にこれが付くことによって副作用が起こる可能性があるので、おすすめできません。

オロナインを使わないおすすめ毛穴ケア


毛穴ケアの基本は、毛穴の汚れを取り去り、しっかりと保湿すること。
毛穴の角栓や黒ずみが気になる時は、蒸しタオルなどでしっかりと肌をあたためて毛穴を開いた後、しっかりと泡立てた泡で肌をこすらないように洗顔することで十分です。

美肌の基本は洗顔と保湿!
毛穴汚れをしっかり落とせるクレンジング剤や、保湿効果の高い基礎化粧品でまずは肌の状態を整えましょう。


たまに行うスペシャルケアとして、フルーツ酸ピーリングやゴマージュなどで角質をケアするのもおすすめ。
毛穴のつまりを防ぎ、透明感のある肌に導きます。

そもそも、肌には自浄作用が備わっており、日常のメイク汚れや空気中に含まれるほこり、有害物質など表面的なものをきちんと洗い流しておけば、自ずと肌が健康になろうとさまざまな働きをします。
間違った方法や過剰なケアは、毛穴トラブルを助長し、悪化させてしまう原因となります。
オロナインでケアをしている人は、毛穴ケアの方法を一度見直すことがおすすめです。


まとめ~毛穴ケアには注意!オロナインは正しい使い方で活用しよう~


オロナイン軟膏は確かに万能薬ですが、用法容量を守って使用するのが前提の安全性です。
毛穴ケアとして間違ったオロナイン活用術が出回っていますが、トラブル悪化の可能性もあるので注意しましょう。

まずは正しい洗顔と保湿ケアを徹底し、肌の状態を整えて更なる毛穴ケアを取り入れていくのがいいですね!

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