ワセリンが肌にもたらす効果と正しい使い方|ワセリンで肌荒れの可能性も?!

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  • 投稿者 : ReBON  
  • 公開日:2018/04/26 最終更新日:2019/03/19

肌が乾燥したときに「ワセリンが肌にいいよ!」とアドバイスもらったことがある半面、「ワセリンで肌荒れすることもあるよ」とも言われたことがあり、どっちが正しいの?と迷ってしまった経験があります。

「肌荒れ改善にはワセリン」というイメージが一般的になっていますが、ワセリンの成分までは詳しく知らず使っていました。

ワセリンについていろいろ調べたところ使い方を誤ってしまうと逆効果になってしまうこともあるのだとか!

ワセリンとは一体何からできているのか?
正しい使い方ワセリンの種類や特徴などについて詳しく紹介したいと思います。

ワセリンってなに?肌への効果とは


ワセリンとは簡単に言うと「皮膚を保護してくれる保湿剤」です。

原料は石油で、石油を精製しガソリンや灯油が作られる過程でペトロラタムゼリーという副産物が作られ、これを精製し不純物を取り除いたものがワセリンになります。

無味無臭で無香料、色は白や黄色、透明とさまざまあり色によって成分も少しずつ違っているのです。
通常はクリーム状ですが、熱が加わることで液状になること、伸びがよく、水にはほぼ溶けないという特徴があります。

ワセリンの保湿効果

ワセリンは油分で肌の水分を閉じ込め乾燥を防いでくれるもので、ワセリン自体に保湿成分は含まれていません

肌の水分蒸発を防止外的刺激からの保護というのが主な役割になっているので、ワセリンだけを塗ったからと保湿されるわけではないのです。

ワセリンを使う場合はまず化粧水や美容液などで保湿してから使用するのが効果的
皮膚から水分が失われてしまうのを防ぐ効果があるので、化粧水や美容液でしっかり水分や影響を補給し、そこにフタをするイメージでワセリンを重ねましょう。



保湿以外には肌荒れやアカギレ、手足のひび割れなどに皮膚を保護する軟膏としても使われています。

その他にも下記のようなさまざまな部分で活用できる優れものです。

・ハンドクリーム
・リップクリーム
・花粉症予防
・靴擦れ防止

ワセリンの種類別の特徴を解説

ワセリンにも種類があります。
代表的なワセリンとその特徴をご紹介しましょう。

白色ワセリン
ワセリンの中でも一番よく使われている白色ワセリン。

ワセリンは不純物を取り除いていると言いましたが、100%取り除くことは難しく、白色ワセリンには微量のベンゼンなどの不純物が含まれています。
しかし肌には影響ない程度の量なので安心して使えるでしょう。

白色ワセリンには医療用と美容用の2種類あり、医療用は日本薬局方の基準を満たしたもので保険が適用されますが、美容用のワセリンは医薬部外品として扱われています。

プロペト
プロペトは白色ワセリンに近いですが、白色ワセリンよりも不純物の量が少なく、肌の弱い赤ちゃんやアトピー性皮膚炎の方に向いています。
第3医薬品に指定され保険適用となっていて、眼科用の軟膏としても使用されています。

伸びがよくベタつきも少ないのが特徴で、肌トラブルになる可能性が低いので顔や目の周り、デリケートな部分にも使用することができるのです。

サンホワイト
ワセリンの中でも高純度に精製されたものがサンホワイトです。

サンホワイトは化粧油に分類されていて医薬品にはならないので保険適用外になります。
高純度なものなのでプロペトより伸びもよく、べたつきも少ないのが特徴で、プロペトでも肌トラブルを起こしてしまう方にはサンホワイトがおすすめです。

ヴァセリン
ヴァセリンは「黄色ワセリン」とも呼ばれています。
名前の通り色は黄色で、ワセリンの中では最も純度が低く不純物が多く含まれているのが特徴です。

購入しやすいお手頃な価格で販売されており、肌トラブルを起こしたことがない、肌は丈夫な方だという方にはヴァセリンでも効果は期待できます。
しかし不純物が多く含まれているので皮膚の薄いところ、赤ちゃんやアトピー性皮膚炎の方などが使用すると接触性皮膚炎(かぶれ)が生じる可能性があるので注意が必要です。

ワセリンで肌荒れ?!副作用や使う上でのリスクとは


乾燥を防ぐには優れているワセリンですが、やっぱり気になるのは副作用ではないでしょうか。

ワセリンは副作用はほとんどないと言われていますが、全くないとは言い切れません。
肌質はみんな違うので、誰でも安心して使えるわけではないのです。

ワセリンは刺激が少なく、異常を感じることも少ないですが、肌が弱い方にはかぶれや赤み、かゆみなどを起こしたり、余計に乾燥してしまったという副作用もあります。

ワセリンを使用するときは副作用やリスクを知った上で使用するようにしましょう。
パッチテストをするのもいいでしょう。

ワセリンが「ニキビ」にNGな理由
アカギレやひび割れにも使用できるワセリンですが、ニキビには使用してはいけません
その理由は以下の通り。

①ワセリンが毛穴を塞いでしまう。
毛穴に古い角質や皮脂汚れが溜まることで炎症を起こしニキビになります。
その毛穴をワセリンで塞いでしまうと炎症を悪化させてしまうことになるのです。

②炎症を長引かせ、ニキビ跡になりやすくなる。
ニキビの原因であるアクネ菌は油分や密閉を好みます。
ニキビにワセリンを塗って毛穴を塞いでしまうとアクネ菌が増殖しニキビを悪化、長引かせてしまうためニキビ跡になりやすくなってしまうのです。

油焼けの危険性も?!
ワセリンを塗ると紫外線の吸収が増すということも分かっています。

ワセリンの原料でもある石油は、太陽が当たることで酸化し変色するという性質があるのです。
そのワセリンを肌につけ紫外線に当たると肌の上で変色してしまい色素沈着やシミ、そばかすの原因になってしまいます。

「油焼け」とも呼ばれ、よく日に当たる顔にワセリンを塗るのは注意が必要です。
外出が多い、外での仕事が多いという方はワセリンを使用するタイミングを気を付けましょう。

ワセリンを塗る量にも注意
皮膚は水分以外にも肌に不要なものも排出する働きがあります。
ワセリンを塗りすぎると毛穴を塞いでしまい、不要なものを排出する働きを邪魔することに。

それにより肌に負担がかかり、肌の代謝が悪くなるので乾燥を悪化させる原因になってしまうのです。
また空気中のホコリなどを吸着させてしまい肌に汚れが溜まり肌トラブル原因に繋がることもあります。

1回にたっぷり塗ってしまうと上記のような症状が出たり、テカり、べたつきの原因にもなってしまうので、一日数回に分けて薄く塗るようにしましょう。

このようなリスクがあることを理解した上で副作用の出ないように使用するようにしましょう。

こんな肌悩みにワセリンがおすすめ!


ワセリンを使用する方の多くは皮膚が弱いから肌トラブルを改善したいからという理由が多いでしょう。

これまで紹介してきたワセリンの種類別にどんな方におすすめなのかご紹介します。

白色ワセリン

・敏感肌
・アトピーの方

白色ワセリンは安心して使いたいという方や初めてワセリンを使うという方におすすめです。
価格は少し高めですが、ドラッグストアなどで購入することができます。

プロペト

・目の周りや口周りの乾燥が気になる方
・デリケートゾーンに使用したい方

刺激も少なく敏感な部分でも使用することができます。
白色ワセリンでも刺激を感じる方はプロペトがおすすめです。

サンホワイト

・肌が弱い方
・極度の乾燥肌の方
・乳幼児

プロペトよりも不純物が少ないので目元まで使用することができます。
目元の乾燥、肌の弱い赤ちゃん、アトピーが気になる方、肌の刺激を心配される方におすすめです。

ヴァセリン

・手頃な価格を求めている
・肌トラブルを起こしたことがない方
・肌は丈夫なほうだという方

純度が低いので肌に塗るのが心配される方もいますが危険ではありません。
他のワセリンよりも刺激を感じる方もいると思いますが、効果は期待できます。

上記を参考に自分の肌に合ったワセリンを使ってみてください。

ワセリンの正しい使い方

ワセリンは使い方を間違ってしまうと肌トラブルを引き起こしてしまう可能性もあるので、使い方には気を付けましょう。
ワセリンの正しい使い方さまざまな活用方法についてご紹介します。

スキンケアでの基本の使用方法
①ワセリンを使用する前に化粧水や美容液で保湿してから使用する
ワセリンは肌を保護、乾燥から防いでくれますが保水力はありません。
先に化粧水や美容液などで肌に水分を補給してからワセリンで水分が逃げないように閉じ込めるように使用しましょう。

乾燥でお悩みの方はセラミドなどが配合された保湿効果の高い化粧水と併用するのがおすすめです。

②ワセリンの使用量は少なめで薄く塗る
上記でも書きましたが塗りすぎは肌トラブルの原因になってしまうので気を付けましょう。

ワセリンを肌に塗るときは手のひらや指の体温で温めてあげるとワセリンが柔らかくなり肌に塗りやすくなります。
少量を薄く伸ばして使用しましょう。

メイク下地
肌に異常があるとき、メイク下地としてワセリンを使います。

化粧品には、保存料や肌への悪影響が心配される高級アルコール系や石油系などを使用した界面活性剤など肌に良くないものが含まれている場合があります。

肌の調子が悪い、肌が荒れているときに使用すると肌荒れなどの肌トラブルを招いてしまうことがあるのです。
不純物の少ないワセリンなら肌トラブル中でも安心してメイク下地に利用しメイクすることができます。

ハンドクリーム
手荒れがひどいとき、ささくれができたときにワセリンを使用します。
洗い物をするときにワセリンの油分が水分をはじき手をガードしてくれるのです。

また入浴後の手に水分がまだ残っている間にワセリンを塗ってあげると、就寝中に水分が手に浸透し潤いのある手に導いてくれるので寝る前にワセリンを塗るのもおすすめです。

靴擦れ予防
ヒールなどを履いている方で擦れを経験している方も多いでしょう。
ワセリンを靴擦れする部分の靴の内側に塗ることで足との摩擦を軽減することができます。

また靴擦れをしてしまった足にワセリンを塗ってあげると絆創膏の役割になり傷の治りをよくしてくれます。

リップクリーム
唇が乾燥して割れたり薄皮になりやすい方はワセリンを少量唇に塗ることで乾燥から守ってくれます。

普段のスキンケアの仕上げに
朝のスキンケア後、入浴後のスキンケア後にワセリンを塗って仕上げることで化粧水や美容液の成分が肌に留まりやすくなります。

花粉症対策
ワセリンを綿棒に少量つけ鼻の入り口や中に塗ると、ワセリンがフィルター代わりになり花粉をブロックしてくれます。

こんなにも使い道があるとはワセリンは万能なクリームですね!

まとめ~ワセリンの使用は自分の肌状況を見極めて!~


万能なスキンケアクリームとして幅広く使われているワセリン。
ワセリンには種類があり、何を使ったらいいか分からないという方もいるでしょう。

間違ったチョイスや選び方で肌荒れを起こさないように、自分の肌状態を見極めて自分の肌に合ったワセリンを使用することをおすすめします。

すでに肌トラブルを抱えている方は医師に相談してから使用しましょう。

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