医薬品・医薬部外品・化粧品の違いを分かりやすく解説|メリット・デメリットとは

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  • 投稿者 : ReBON  
  • 公開日:2018/06/05

よく目にする「医薬品」「医薬部外品」という言葉。
あまり気に留めていない人も多いと思いますが、実は「医薬品・医薬部外品・化粧品」の3つには明確な違いがあるんです。

それぞれにメリットとデメリットがあり、目的に合わせた選び方をしないと期待する効果が得られない可能性もあるので、ぜひこの機会に違いをしっかり押さえておきましょう!

この記事では医薬品・医薬部外品・化粧品の違いと、それぞれの特徴や効果をわかりやすく解説したいと思います。

医薬品・医薬部外品・化粧品はどう違うの?


スキンケア商品には「医薬部外品」や「薬用」などと表記されたものがありますね。
このような表記があるものと無いものでは、いったい何が違うのでしょうか?

実は、安全性と安定性を守るために化粧品には厳しいルールが設けられています。
これを「医薬品医療機器等法」といい、化粧品を「医薬品・医薬部外品・化粧品」の3つに分類してそれぞれを細かく定義しているのです。

では、それぞれの特徴をみていきましょう。

【医薬品とは】

医薬品とは、病気やケガの治療や予防を目的としている薬のこと。
有効成分の効果が厚生労働省によって認定されているものになります。

一般的に私たちが「薬」と認識しているものがこちらで、医師の処方箋が必要な「医療用医薬品」と、ドラッグストアなどで購入できる市販薬の「一般用医薬品」の2種類があります。

さらに一般用医薬品は以下のように「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」に分けられています。

◆第1類医薬品……安全性の面で、特に注意が必要な薬。
 ドラッグストアなどではレジカウンターの後ろやガラスケースに入っているなどして、一般の顧客が自由に取れないようになっており、薬剤師を介さないと購入することができません。

◆第2類医薬品……第1類医薬品ほどのリスクはないけれど、安全性に注意が必要な薬。
 風邪薬や解熱鎮痛剤、胃腸薬、鼻炎薬など、お店では誰でも手に取れる棚に陳列されている薬がこちらに当たります。

◆第3類医薬品……リスクが比較的低いもの。
 ビタミン剤・整腸剤などが該当し、こちらはコンビニ販売や通信販売も可能です。

【医薬部外品とは】

医薬部外品は、医薬品のように「治療」を目的とするのではなく、主に「予防」や「衛生」の面をサポートするためのもの。

厚生労働省が許可した有効成分が、効果が期待できる濃度で配合されており、その作用がおだやかであることが特徴です。

<薬用化粧品について>
薬用シャンプーや薬用化粧水など、よくお店で見かける「薬用〇〇」といった薬用化粧品も医薬部外品に該当します。

つまり、薬用化粧品は厚生労働省によって有効成分の効果効能が認められた化粧品ということになります。
効果・効能の範囲がとても幅広い薬用化粧品。
主にスキンケアに関係するものは以下のようになります。

・肌荒れ・ニキビを防ぐ
・日焼けによるシミ、そばかすを防ぐ
・肌を引き締める
・肌を整える
・肌にうるおいを与える
・肌をなめらかにする

◆薬用化粧品独自の効果・効能の例

・ニキビを防ぐ……化粧水、乳液、クリーム、ハンドクリーム、化粧用油、パックに認められている

・皮膚の殺菌/消毒……薬用せっけんに認められている

・体臭を防ぐ……薬用せっけんに認められている

また、薬用化粧品としてシワ改善効果や美白効果を認められた製品もあります。



【化粧品とは】

化粧品は「美容」を目的として作られている製品のことをいいます。

医薬部外品と比べてさらに作用がおだやかで、体を清潔にする、美化する、魅力を増すなどの目的で使われます。
一般的なコスメのほかにも、バスソルトや歯磨き粉などもこの化粧品に該当。

化粧品の主な目的は「健康な肌の維持」です。
トラブルを改善したり治したりといった効果が認められていない分、体に一番やさしく作用するのが特徴です。

医薬品・医薬部外品・化粧品のメリットとデメリット


医薬品、医薬部外品、化粧品には、それぞれプラス面とマイナス面があるのでしっかりチェックしておきましょう。

【医薬品のメリット&デメリット】

医薬品は「治療」を目的として作られた製品のため、一定の効果が期待できる点が最大のメリット。

厚生労働省に効果が認められた成分が配合されており、効果・効能に関してはもっとも信頼が置けます。
苦しいときに症状を和らげてくれる薬はとてもありがたいですよね。

ただし効果が大きい分、副作用が強く出がちなところがデメリットです。
中には重大な副作用が出る可能性もあるので、使用には万全の注意を払わなければなりません。

また、医師の処方箋や薬剤師からの購入が必要となるケースもあり、第3類医薬品以外は購入に少し手間がかかる点が面倒ですね。

【医薬部外品(薬用化粧品)のメリット&デメリット】

医薬部外品には効果のある有効成分が配合されているため、スキンケア製品であれば、例えばニキビや肌荒れといった肌トラブルの改善や美白効果などが期待できる点がメリットです。

特定の効果は一般的な化粧品よりも得やすいため、ニキビやシミといった悩みを解決したい女性にとって医薬部外品の効果は大きな魅力ではないでしょうか。

ただし、効果がゆるやかなため、すぐに劇的な効果を得たい人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。
また、作用が期待できるものは、常に副作用の不安がつきまといます。

医薬部外品を使用する際は、肌の経過を注意深く観察したいものです。

【化粧品のメリット&デメリット】

化粧品は毎日のケアを目的として作られた製品のため、肌にやさしく安全性が高い点がメリットです。
それほど副作用を心配することなく、誰でも安心して使えるのはうれしいところ。

ただ、安全な反面、ニキビやシミの予防といった肌トラブル改善効果はあまり期待できません。
化粧品には治す力はなく、あくまで肌をすこやかに保つといった日常的なケアが目的となります。

トラブルの解決を目指すなら、それぞれに特化した薬用化粧品を使用するのが近道でしょう。

また、敏感肌やアトピー肌の人は普通の化粧品でも刺激になってしまう場合があります。
肌に安全とは言え、トラブルを起こす可能性はゼロではないので、あまり過信しないことが大切です。

まとめ~自分の目的に合ったスキンケアコスメをチョイスしよう~


化粧品を選ぶ際には、効果・効能、使用感、安全性など、さまざまな方向から吟味して自分の肌に最適なものを選ぶことが重要です。

とくに、女性にとって身近な基礎化粧品は、使用する商品によって肌の状態が大きく変わる可能性もあるため、より慎重に選ぶ必要があります。

効果・効能は、以下の順に強くなります。

医薬品 > 医薬部外品(薬用化粧品)> 化粧品

まず、「自分は化粧品に何を求めているのか?」を考えて、目的に合った製品選びをし、肌をより良い状態に導いていきましょう。

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