メラニン色素と肌と髪の関係って?正しい構造と働きを理解してメラニンを味方につける

メラニン色素と肌と髪の関係って?正しい構造と働きを理解してメラニンを味方につける

  • 公開日:2018/07/17 最終更新日:2018/08/07

シミやそばかすの元凶として忌み嫌われる「メラニン色素」
ですが、メラニンはシミなどの肌トラブルを引き起こす一方で、体の健康を保つために一役買っていることをご存じでしょうか?

例えば、メラニン色素が不足すると、シミやそばかすと並んで女性がもっとも避けたい老化サインのひとつである「白髪」を誘発すると言われています。
メラニンを避けてシミは防げても、白髪が増えてしまったら大ショックですよね。

そこでこの記事では、メラニン色素がいったい私たちの体にどんな影響を及ぼすのか、そのメカニズムをわかりやすく解説していきます。

メラニンの構造と働きを正しく理解し、メラニンとの付き合い方を考え直すきっかけにしていただければと思います。

メラニン色素とは?


一般的にメラニン色素といえば、シミやそばかすなど肌の色素沈着を引き起こすというイメージが強いかと思います。
そのせいでメラニン色素はどうしても女性たちに悪者扱いされがちなのですが、実はこれらはメラニンの作用のごく一部でしかありません。

メラニンはもともと肌や髪の毛の色素を作る成分です。

メラニンには「ユーメラニン」と「フェオメラニン」という2種類の型があり、その比率によって肌の色や髪の色が変化します。
世界中にはさまざまな肌色、髪色の人が存在しますが、それは「ユーメラニン」と「フェオメラニン」のバランスがそれぞれ異なるせいなのです。

【ユーメラニン】
暗い色彩のこげ茶色や黒色を作る「黒色メラニン」
黒人の肌やアジア人の髪の毛が黒いのは、このユーメラニンの作用です。

【フェオメラニン】
「黄色(肌色)メラニン」と呼ばれ、ユーメラニンとは逆に赤茶色~黄色系の明るい色を作る色素です。
一般的に白人はフェオメラニンが優勢となります。

メラニン色素の役割


紫外線は私たちの肌にとって非常に有害なもの。
日焼けによる肌ダメージや、シミ・しわ・肌荒れといった美容面のトラブルを招く厄介者です。

紫外線を浴びると肌にはメラニンが発生し、表皮細胞にバリアを張ります。
これにより、肌細胞が必要以上に紫外線の刺激を受けないようにし、DNAの損傷や皮膚ガンの発生をブロックしているのです。

このように、メラニンは紫外線のダメージを抑えて肌を守るという大切な役割を果たしているわけですね。
もしメラニンが肌を守ってくれなかったら、紫外線の害がそのまま真皮にまで到達し、肌は大きなダメージを被ってしまうことでしょう。

メラニン色素はどうやって発生するの?


紫外線を浴びると、肌内部で活性酸素が発生します。
活性酸素は病原微生物を殺したりなど体に有益な働きをする一方で、増え過ぎると細胞にダメージを与え老化を促進させてしまいます。

そこで脳は肌細胞へのダメージを食い止めるため、メラニン色素を作るようメラノサイトへ指令を送ります。

メラニンの仕事は、紫外線を吸収して肌細胞への害を減らし、肌トラブルや皮膚の病気を未然に防ぐこと。
つまり、メラニンの生成は体の防御機能のひとつなのです。

肌内部に溜まったメラニンは、肌のターンオーバーによって分解され、肌細胞とともに古いものから排出されていきます。

問題は、メラニンがあまりにも過剰に発生してしまうケース
大量のメラニンは、ターンオーバーで十分に排出することができず、肌に残って色素沈着を起こしシミを作ってしまうのです。
メラニン自体は決して悪者ではないのですが、状況によってはシミの原因となってしまうのも事実。

では、メラニンをしっかり排出してシミを作らないためには、どうすればいいのでしょうか。

メラニンを肌内部に溜め込まないためのヒント


メラニンを十分に排出するには、肌のターンオーバーの周期を正しく整える必要があります。

ターンオーバーとはつまり肌の新陳代謝のこと。
肌の生まれ変わりがスムーズに行われれば、古い肌細胞やメラニンの排出もスムーズになります。

そのために心がけたいのは、以下の4点。

1.睡眠をたっぷりとる
2.ストレスを溜めない
3.栄養バランスの良い食事をする
4.日ごろからビタミンCを積極的に摂取する

特に、美白作用のあるビタミンCにはメラニンの生成を抑制したり分解したりする働きがあり、シミ予防にはまさに最適です。
ぜひ野菜や果物からビタミンCをたくさん摂取しましょう。
足りない分はサプリメントで補うのもおすすめです。

また、メラニンを過剰に作らないためには、紫外線対策をしっかり行うことが重要です。
紫外線が降り注ぐ季節になったら、日焼け止めクリームはもちろん、日傘や帽子、アームカバーなどのUVグッズを利用して、できるだけ肌に紫外線を浴びないように気を付けましょう。

メラニンによるシミをできにくくするサポートする日焼け止めサプリメントも近年人気が高まってきています。

シミは減らしたいけど白髪になるのはイヤ!の解決法


できるだけメラニンの発生を抑えてシミを防ぎたいところですが、メラニンが少な過ぎると今度は白髪ができやすくなるというデメリットが生じます。

白髪になる原因は、加齢によってメラノサイトを生み出す色素幹細胞が衰え、毛根でメラニンが作られなくなるせいだと言われています。
黒色メラニンのユーメラニンが多いほど髪の色は黒くなるため、白髪を防ぐにはメラニンは必要不可欠な色素だというわけです。

でも、女性にとってシミと白髪を予防することはエイジングケアの基本ですよね。
美白ケアも白髪ケアもどちらも大切です。

「シミは防ぎたいけど、白髪が増えてしまっては大変!一体どうすればいいの?」

そう思うかもしれませんが、ご安心ください。
髪を黒くするために、わざわざ紫外線に当たる必要はありません。

肌と髪の毛ではメラニンの生成過程が異なるため、白髪予防には別の方向からメラニン量のアップを促していけば良いのです。

白髪予防のためのメラニン増量方法


メラニン色素は、食物に含まれる「チロシン」が、メラノサイトが持っている「チロシナーゼ」という酵素と反応し合って作られます。
チロシンの量が不十分だったり、メラノサイトの機能が低下したりすると、十分な量のメラニンが作られず髪の毛にしっかり色づけができません。

そのため、白髪対策としては以下の2点が重要になってきます。

1.チロシンの量を増やす
2.メラノサイトの働きを活性化する

まず、チロシンの量を増やすには、チロシンが含まれる食品を摂取するのが効果的です。
チロシンを多く含む代表的な食品は、大豆とチーズ。

チロシンは1日に約500mg~2,000mgほど摂取するのが理想ですが、大豆やチーズには100gあたり1,000mg以上のチロシンが含まれており、白髪対策に打ってつけの食品だと言えるでしょう。

また、メラノサイトの機能が低下する原因は、加齢・遺伝・栄養不足・喫煙・ストレス・睡眠不足・紫外線などと言われています。

年齢や遺伝は仕方ありませんが、生活習慣や食習慣は心がけ次第で変えていくことができますね。
メラノサイトを活性化して白髪予防をしていくために、あらためて自分の生活を見つめ直し、できることから対策を始めていきましょう。

まとめ~若々しい肌と髪のためにメラニンと上手に付き合おう~


メラニンは増え過ぎるとシミの元になってしまいますが、活性酸素から肌を守ったり美しい黒髪を作ったりと、美容のために欠かせない色素でもあります。

肌や髪をすこやかに保つためには、紫外線対策をしっかり行うと同時に、肌のターンオーバーを整えてシミを予防しつつ、食事の工夫や生活習慣の改善で髪のメラニン量を維持していくのが理想。

今後のエイジングケアのためにも、ぜひメラニンと上手に付き合っていきましょう。

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