ストレスと肌の関係を解説|ストレスが原因の肌荒れ改善方法

  • 公開日:2018/10/24

睡眠不足や気候の変化、空気の乾燥など、私たちの肌は日々さまざまなストレスを受けています。

また、肌は精神的なストレスとも無関係ではありません。
人は心身にストレスを受けると血管が縮小して血行が悪くなったり、自律神経が乱れたりして、肌のターンオーバーを乱してしまうのです。
それが慢性化すると、深刻な乾燥肌や敏感肌に発展してしまう恐れも。

きちんとケアをしているのに、一向に肌荒れが改善しない……と悩んでいる人は、もしかしたら心身に溜め込んだストレスが原因かも?

この記事では、ストレスと肌の関係に注目し、ストレスによる肌荒れを改善する方法をくわしくお伝えしていきます。

ストレス肌を癒し、健康的な美肌へ導くために、ぜひ活用してくださいね。

ストレスで肌荒れする原因と理由


何か怖い思いをしたとき、心臓の鼓動が早まり、冷汗が吹き出して、手足が震えるような経験をしたことがあるかと思います。

ストレスを受けると、このように体には目に見えた変化が現れますね。
これは体を守ろうとする自然な反応なのですが、実は体の中でもさまざまなことが起こっているのです。

■老化を進行させる「活性酸素」
人がストレスを感じると、体内では「活性酸素」が大量に発生します。

活性酸素はものを酸化させるパワーが非常に強く、もともとは体内のウイルスや細菌を撃退して健康に一役買ってくれているのですが、量が増え過ぎると正常な細胞にまでダメージを与えてしまう厄介もの。

細胞が酸化すると体は老化していき、肌のターンオーバーやバリア機能も衰えるため、徐々にシワやシミ、たるみといった肌トラブルが表面化してきてしまいます。
このように、活性酸素は肌老化を引き起こす元凶なわけですね。

■ストレスホルモン「コルチゾール」
もうひとつストレスによって分泌されるのが、ストレスホルモンの「コルチゾール」です。

このコルチゾールも本来は、免疫機能に作用して炎症を抑えたり、体のバランスを整えたりと、体のためにプラスに働いてくれるホルモンなのですが、過剰なストレスを受けて分泌のバランスが崩れると、体のあちこちに悪影響を与えてしまいます。

風邪やインフルエンザに罹りやすくなるなどの健康面のほか、男性ホルモンの分泌がうながされて皮脂が増え、ニキビができやすくなってしまったり、肌のターンオーバーが滞ってシミやしわ、くすみなどの肌トラブルに繋がってしまうことも。

ストレスによって発生する肌トラブルとは


では、具体的にストレスによってどのような肌トラブルが起こってくるのか見ていきましょう。

ストレスによる活性酸素やコルチゾールの過剰分泌により、肌の新陳代謝に狂いが生じて肌細胞の生まれ変わりに支障が出てくるため、肌には以下のような症状が現れやすくなります。

・小じわやほうれい線などのシワの悪化
・肌に透明感がなくなる
・ハリがなくなり老け込んだ印象に

また、バリア機能や免疫機能が衰え、肌が敏感になって荒れやすい状態になったり、皮脂の分泌量に乱れが生じたりして、以下のような症状が出てくる可能性もあります。

・乾燥によるカサつき
・皮脂過剰によるべたつき
・ニキビの発生
・かゆみや刺激(敏感肌)

このように、過剰なストレスは肌の健康を害し、さまざまなトラブルを招いてしまうのです。

特に30代前後の女性は仕事・家事・育児と役割が多く、多種多様なストレスに晒されているため、肌ダメージを被りやすい年代といえます。
そのため、ストレス対策やスキンケアにはいっそう力を入れて取り組みたいところ。

ぜひ、次から説明する「ストレスが原因の肌荒れ改善法」を参考に、すこやかな肌作りに励んでいきましょう。

ストレスが原因の肌荒れを改善する方法


ストレスには大きく分けて「身体的ストレス」「精神的ストレス」の2種類があります。

身体的ストレスの場合は単純で、まずは体をしっかり休めることが第一優先。
もし休養の時間が確保できないほど忙しいような場合は、健康のためにも仕事や家事の配分を改めて見直す必要があるでしょう。

一方、精神的ストレスの場合は、まずそのストレスを自力で解消できるかどうか考え、可能なら解決に向けて働きかけてみましょう。
もし自力での解決が難しい場合、誰かに相談するか、あるいは他のことで気分をリフレッシュしたり趣味に没頭する時間を作ってストレス解消をしたりして、なるべくマイナスの気分を溜め込まないように気を付けましょう。

ここからは、身体的ストレスと精神的ストレスのどちらにも有効な対処法を紹介します。
基本的なことですがストレスによる肌荒れを防ぐのに非常に効果的なので、ぜひ日ごろから以下のことを心がけて美肌生活を送っていきましょう。

■睡眠をたっぷりとる
心身の疲労を取り去り、肌トラブルを予防&改善するのに最適なのが「睡眠をたっぷりとること」です。

睡眠中はさまざまなホルモンが分泌されて体中のメンテナンスを行う時間であり、しっかり睡眠が足りていれば肌のバリア機能や免疫機能も回復して、ストレスに負けない強い肌作りができます。



■低刺激処方のスキンケアコスメを使用
ストレスで肌荒れしている時は、肌がとても敏感な状態。
普段、美容液など高機能な美容成分が配合されたスキンケアコスメを使用している方はいったん中止し、シンプルなスキンケアでまずは肌環境を整えましょう。

バリア機能を整えるような敏感肌用化粧品などがおすすめです。



■適度な運動をする
ウォーキングや軽いジョギング、水泳などの有酸素運動は、心身ともに非常にリフレッシュ効果が高く、最高のストレス解消法です。

有酸素運動をすると、5分後くらいから「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」が分泌され始め、不安やイライラが少しずつおさまって気持ちが穏やかになっていきます。

セロトニンは心のバランスを整える神経伝達物質。
セロトニンが不足すると、不安や恐怖心が大きくなりストレスに弱くなってしまうため、日ごろから運動習慣を身につけ、セロトニンを味方にメンタル強化をはかっていきましょう。



■喜怒哀楽の感情を大切に
何かに感動したり、大きな喜びに包まれたり、悲しくて涙が出そうになったりといった感情の動きは、外に解放することでストレスの解消になります。

喜怒哀楽によって笑ったり涙を流したりすると、ストレスが減少して自律神経や免疫機能のバランスが整うと言われており、感情は表に出すほど精神にいい作用が及ぶことが分かっています。
ストレスが減れば活性酸素やコルチゾールの発生も抑えられ、肌へのダメージを防ぐことができるでしょう。

つい、感情を出さずクールに振舞ってしまうことはありませんか?
たまには感動する映画を観たり、スポーツ観戦をして熱く盛り上がったり、友人とおしゃべりをして思いきり笑い合ったりして、感情豊かに過ごす時間も大切にしたいですね。

ストレス解消のために摂りたい食べ物


■ビタミンC
先ほどお伝えしたように、ストレスを感じると発生するストレスホルモン「コルチゾール」。
実はコルチゾールが体内で発生する時に、大量のビタミンCが使われます。

つまり美肌をつくるのに必要な体内のビタミンCが減ってしまうということ。
それにより、肌トラブルが出やすくなると言えます。

普段から肌とビタミンCの重要な関係性はさまざまなところで言われていますね。
シミやシワ、たるみやニキビ跡など多くの肌トラブルに効果をもたらすとされるビタミンCは、ストレスによる肌荒れ対策に必須の栄養素です。



■植物性タンパク質
心のバランスを整える神経伝達物質「セロトニン」の原料となるのがアミノ酸の一種である「トリプトファン」です。
トリプトファンは乳製品(ナチュラルチーズ・ヨーグルト・牛乳など)、大豆製品(納豆・豆腐・味噌など)、魚(マグロ・カツオ・タラコなど)、果物ではバナナなどに多く含まれています。

タンパク質に多く含量されていますが、動物性たんぱく質はトリプトファンの吸収率がよくないため、植物性たんぱく質での摂取がおすすめと言われています。
ただし、動物性たんぱく質も炭水化物と一緒に摂取することで吸収力が上がるそうです。



■脂肪が多い魚
サーモン(鮭)やマグロ、マス、イワシ、サバなどの脂がのった魚には「オメガ3脂肪酸(EPA,DHA)」が豊富に含まれています。
このオメガ3脂肪酸を摂取することで不安症状が軽減されるという研究結果が発表されているのです。

ストレス障害やうつ病の研究でも重要視されているオメガ3脂肪酸。
ぜひ積極的に摂るようにしましょう。

ストレスを感じる時に避けるべき食べ物&飲み物


■コーヒー
1日1~2杯のコーヒーであれば問題ありませんが、カフェインの摂りすぎは脳を興奮状態にし、精神的な不安状態をつくるとされます。
これがストレスを促すことにも繋がるので、注意が必要です。

1日のカフェイン摂取量は成人で1日400mg未満に抑えることが推奨されています。
コーヒー1杯(150mL)に対し約60~90mgのカフェインが含まれるので、3杯以下が望ましいですね。(コーヒー以外の飲食物にもカフェインが含まれるため)



■アルコール
アルコールを摂取することで、体に負担(ストレス)がかかり副腎からコルチゾールが分泌されます。
過剰なコルチゾールの分泌が、肌荒れにも大きく影響すると言われています。



■甘いお菓子
ストレスを感じると食べたくなるのが甘いお菓子やケーキ。
食べると一時的に癒されるかもしれませんが、糖質を多く含むものは一気に血糖値を上げます。
上がった血糖値はしばらくするとまた急激に下がり、血糖コントロールが乱れさらなるイライラの発生につながるのです。

イライラが発生するとまた甘いものが欲しくなるという負のスパイラスに陥り、この状態が続くとシュガーホリック(砂糖中毒)にもなりかねません。
過剰な糖質の摂取は肌老化の加速(糖化)も促すので、ストレスを感じても甘いお菓子に頼るのではなく、フレッシュなフルーツなどに置き変えましょう。

まとめ~ストレスを減らして肌荒れ改善を目指そう~


ストレス社会で生きる私たちの肌は、日々過酷な環境でストレスに晒されています。

ですが、日ごろの工夫次第で、ストレスを減らして肌トラブルを遠ざけることも決して不可能ではありません。

睡眠や運動、笑うこと、泣くことは、心身にとって副作用のないワクチンのようなもの。
食生活でもストレス対策が可能です。

ぜひ毎日の生活の中に取り入れて、ストレス肌と無縁な日々を送っていきましょう。

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