ウワウルシという植物を知っていますか?
クマコケモモ、ベアベリーとも呼ばれています。
海外では美白ハーブとして有名で、ウワウルシを含んだハーブやサプリメントが大人気なのだとか。
そんなに美白に効果があるの!?と気になりますよね。
今回はウワウルシの美白効果について詳しくご紹介します。
この記事でわかること
美白づくりには欠かせない天然ハーブ「ウワウルシ」とは?
ウワウルシとは、北アメリカ、アジア、ヨーロッパに自生しているツツジ科のハーブで、特にヨーロッパでは美白ハーブとして人気があります。
花期は春~初夏で、ピンク色の小花をいくつか咲かせ、果実は赤く熟します。
葉には強い殺菌作用があり、尿路殺菌剤として用いられることがあるそうです。
利尿効果もあり、抗菌作用のある治療薬として古くから膀胱炎や尿路感染症の治療にも役立ててきました。
利尿作用を促すことで腎盂炎や腎炎、体のむくみにもいいとされています。
そしてほとんどの化粧品に含まれるメラニンの合成を抑える有効成分の「アルブチン」が豊富に含まれているのが特長です。
紫外線によって活性化されるチロシナーゼがメラニンを作り出しますが、ウワウルシの葉に含まれるアルブチンによってチロシナーゼの働きが抑制され、メラニン色素が作り出されるのを防ぐ働きがあるので、美白効果があるのです。
「ウワウルシ」の美白のメカニズムについて
ウワウルシの成分について紹介します。
美白化粧品にも配合されている、厚生労働省が認めた美白有効成分です。
◆アルブチン
上記でも紹介しましたが、この成分には高い美白効果があるハイドロキノンの糖誘導体です。
ハイドロキノンはメラニン色素を漂白する働きがあります。
しかし配合量が2%以上になると皮膚障害のリスクが起こる可能性があり、それだけ強い成分なのです。
そのハイドロキノンにグルコース(ブドウ糖)を結合させたものがアルブチンで、グルコースと結合することで皮膚障害のリスクがなくなります。
◆エラグ酸
メラニン色素を作り出すチロシナーゼという酵素の働きを抑えるポリフェノールで、メラニンを黒くしてしまう銅イオンをチロシナーゼから分離する働きがあります。
エラグ酸は一種のタンニンで、タンニンには細胞内の脂質の酸化を防ぐ効果が。
そのためメラニン色素沈着しにくい肌質を守ることができるのです。
細胞の脂質の酸化を防ぐということは、細胞の老化を抑制することにも繋がり、またガン化を防ぐ効果も期待できます。
ウワウルシにはどんな効果があるの?
◆シミやそばかすなどの原因のメラニンを発生させない効果
ウワウルシの成分「エラグ酸」の働きにより、メラニンを黒くする酸化作用を抑えメラニンの合成をさせないという働きがあります。
◆できてしまったシミやそばかすなどのメラニン色素を白くする効果
シミやそばかすだけではなくメイクやかぶれによる色素沈着にも有効。
◆紫外線そのものを防いでくれる
◆むくみ取り効果
ウワウルシに含まれる「アルブチン」は腎細胞を刺激し、利尿作用を促して腎盂炎や腎炎、体のむくみを取る効果もあります。
<注意点>
効果が強いため子宮収縮作用を引き起こすことがあるので、妊娠中、授乳中、子供への使用は避けてください。
また腎臓障害、腎腸過敏、酸性尿の方の使用もやめておきましょう。
用法・用量を守り使用する必要があります。
まとめ~美白ハーブ「ウワウルシ」を上手に取り入れ透き通る肌を目指そう!~
ウワウルシの使用方法としては、美容液や日焼け止めのローションなどのスキンケア、ハーブティー、サプリメントなどで摂取することができます。
さまざまな効果の期待ができるウワウルシ。
上手に使うことで女性の憧れる透き通った肌を手に入れることができるかもしれません。
ぜひ試してみてください。
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