卵殻膜を食べると美容に効果あり?注意点と危険性について解説

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  • 投稿者 : ReBON  
  • 公開日:2019/02/18 最終更新日:2019/04/19

今回は「卵殻膜を食べると美容に効果がある」という噂が本当かどうかを徹底調査しました!

卵殻膜は卵の殻と中身の間に張っている薄い膜のことを言います。
ゆで卵をつくる時に半透明の薄皮がついていますよね。

この卵殻膜を食べるという美容法が広まっていますが、実はカラダに悪影響を与えてしまう可能性も。

結論から言うと美容法としてはあまりおすすめできないのです。

確かに卵殻膜には美容効果が期待できる栄養素が豊富。
ではどうして美容のために卵殻膜を食べることがおすすめできないのか、どんな危険性があるのか、食べ方や注意点をご紹介します。

卵殻膜を食べる?気になる栄養素とは

卵殻膜とは?
卵殻膜とは、卵の殻の内側にある薄皮のことで、主成分はタンパク質、厚さは約0.07㎜。
厳密にいえば、卵殻膜は外卵殻膜と内卵殻膜に分かれており、合わせて1㎜にも満たない薄さでありながらとても丈夫です。

これがなぜ丈夫なのかというと、卵の中で育まれる新たな命を守るためものだから。

卵の外にヒビが入っても、なかなか白身が流れ出してこないのは卵殻膜のおかげで、水分を通さず、油や熱にも強い性質を持ち、外部の環境変化や外から卵に細菌が侵入するのを防ぎます。



卵殻膜には美肌効果のある成分が豊富
卵殻膜には健やかな肌に欠かせないアミノ酸がたっぷり含まれ、その種類は約20にも及びます。

そのほか、コンドロイチン、ヒアルロン酸コラーゲンなど、肌の保湿や弾力キープに効果的な美容成分も豊富

さらに、加齢とともに減少するコラーゲンを増やす作用や、肌の代謝を促進してシミを排出する美白作用もあるといわれ、エイジングケアなどの美容効果も期待できるのです。

人の肌のアミノ酸組成と近いことから、卵の薄皮を肌に貼ることで傷の治りが早くなると言い伝えられ、やけどや擦り傷の治療薬として使われていた歴史も。

現代では、粉末にしたり水に溶けるように加工したりしたものが化粧品やサプリメントなどの原料に使われ、美容や健康のために役立てられているのです。

卵殻膜を食べると美容効果があるのか


上項で説明した通り、ゆで卵を剥く時に出てくる卵の薄皮は栄養分が豊富。
美肌に必要な美容成分ばかりなので、これを直接食べてスキンケアに役立てようとしたのが、この噂が広まった最初のはじまりとも言えます。

たしかに、これだけの美容成分を卵殻膜を食べることだけで摂り入れられるのであれば、手軽でコスパもいいですよね。

ですが「卵殻膜を食べる美容法」には美容効果を得るどころか、カラダに悪影響を与える危険性や副作用があるのです。

その大きな理由が卵殻膜は私たちの消化器官では消化&吸収できないということ。

そのまま食べてもカラダに吸収されずに、卵殻膜の美容成分を体内に摂り入れることは難しいのです。

丈夫な卵殻膜を食べることで起こりうる副作用や危険性についてご紹介します。

卵殻膜を食べる危険性と注意点

消化不良を起こす危険性
卵殻膜はとても薄いですが、驚くほど丈夫です。

前述のように、卵の中で成長するひなを守るための頑丈な膜なので、熱に強く、水や油にも溶けません

ですから当然、卵の殻から剥いたそのままの状態の薄皮は私たちの体の中に入っても消化できないのです

たとえ炒めたり揚げたり、さらに茹でたりして熱を加えも消化不良を起こし、胃腸の負担に。

いくら栄養や美容に効果的な成分が豊富であっても、消化吸収できなければ意味がありませんよね。

卵殻膜を食べることの1番の注意点は、消化不良を引き起こすリスクがあること。
無理して食べると胃もたれや腹痛、吐き気、便秘や下痢など副作用を起こすこともあるので注意しましょう。

卵アレルギーを起こす可能性も
卵アレルギーのある人は、アレルギー反応が心配ですよね。
多くの場合、卵アレルギーは卵白に含まれるオボアルブミンやオボムコイド、リゾチームなどの成分が引き起こします。

卵の薄皮である卵殻膜にはアレルギー因子となる成分がほとんどないため、単にそれだけを摂取するであれば、さほど心配はないでしょう。

しかし、卵殻膜は卵白に直接くっついているものなので、卵から自分で卵殻膜を取って食べることでアレルギーを起こす可能性は十分にあります

卵アレルギーの人は特に、注意点として把握しておきましょう。

卵殻膜の美容成分を効果的に摂取する方法

サプリメントや卵殻膜ドリンクから
粉末や水に溶けるように加工された卵殻膜成分は、サプリメントや卵殻膜ドリンクの成分として使用されています。

特に卵殻膜ドリンクは体に吸収されやすく、飲み続けることで潤いと弾力のあるハリ肌になる効果に期待でき、シワやたるみなどのエイジングサイン対策で飲んでいる方が多いアイテムです。

直接卵殻膜を食べても吸収できない栄養素を、効果的に摂り入れるられるよう加工されています。
コラーゲンやヒアルロン酸など、卵殻膜の豊富な美容成分を食べて摂り入れたい方はサプリやドリンクがおすすめです。

摂り入れるタイミングとしては夕食後が理想的。

肌細胞は、就寝中に分泌される成長ホルモンによって代謝が盛んになるため、肌の栄養となる卵殻膜成分が活かされやすくなります。

もちろん、美肌のためには、食事から十分な栄養を摂ることも大切なので、バランスのいいメニューを心がけてくださいね。

卵殻膜の成分の配合された化粧品から
卵殻膜の成分を使った化粧品は、化粧水や乳液、美容液などの基礎化粧品が主です。

コラーゲンには1型から3型までの3つの種類がありますが、その中でも肌にハリを与えてくれる3型コラーゲンを増やす作用があるといわれています。

卵殻膜化粧品は、肌に弾力やハリを与えるなど、エイジングケアを目的としたコスメによく含まれています。

最近では卵の薄皮をつかって化粧水を手作りする人がいますが、これはあまりおすすめできません。

卵殻膜は主成分がタンパク質であるため雑菌が繁殖しやすく、加工するにも手間や時間がかかり、素人ではなかなかうまくいかないことがほとんど。

手作りだからこそ保存がきかないので早く使い切る必要があり、菌がわいた化粧品を使うことで、肌トラブルを引き起こす可能性もあります。

次々と新しい化粧品を手作りするとなると、労力ばかりが重くのしかかる状態に。

それであれば、市販されている卵殻膜コスメを使う方が手軽で安全です。

Ⅲ型コラーゲン配合!卵殻膜化粧品のおすすめランキングを紹介中↓
化粧水やクリーム、美容液といった種類も豊富なので自分に合ったアイテムを選べますよ♪



卵殻膜化粧品やサプリは卵アレルギーの心配はある?
卵殻膜化粧品やサプリメントは加工されたものなので、自分で卵から直接取って食べるものとは違い、アレルギーを起こす可能性は少ないといわれています。

だからといって、100%安全だとは言い切れません

また、卵殻膜成分にアレルギー反応が出なくても、化粧品やサプリメントに含まれている他の成分に反応する可能性もあります。

初めて使う化粧品の場合には、できるだけパッチテストを実施しましょう。

まとめ~卵殻膜を食べて美容効果を得るのは難しい~

卵殻膜には肌にいいたくさんの成分が含まれ、効率よく摂取することで高い美容効果が期待できます。

しかし、ゆで卵の薄皮の「卵殻膜」をそのまま食べることは、消化不良を起こすばかりか腸で栄養を吸収できないので、美容効果を得るのは難しいでしょう。

美肌のためには、卵殻膜化粧品の使用やサプリメント卵殻膜ドリンクの服用がおすすめ。

卵の薄皮にはコラーゲンやヒアルロン酸など美容成分が豊富なことにかわりないので、定期的に続けることで、エイジングケ効果や美肌効果が期待できるでしょう。

ぜひあなたに合った方法で卵殻膜を取り入れてみてくださいね!

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