妊娠線の原因って?妊娠線ができるメカニズムを分かりやすく解説

  • 公開日:2019/04/24 最終更新日:2019/04/26

妊娠をしてどんどんお腹が大きくなっていくことは、妊娠を待ち望んでいた妊婦さんにとって、とても幸せなことですよね。

しかし、大きくなるお腹を眺めながら「妊娠線ができたらどうしよう」と不安に思っている人も多いでしょう。

別名で、ストレッチマーク、または肉割れなどと称される妊娠線について、ここでは、その基礎知識や、妊娠線ができるメカニズムについて詳しくご紹介します。

妊娠線の基礎知識

妊娠線とは

妊娠をすると、「赤ちゃんを大きく育てよう」とするホルモンの働きで母体にたくさんの栄養を蓄えようとするので、皮下脂肪がつきやすくなります。

妊娠線とは、妊娠によって大きくサイズアップすることが原因で、急激に伸ばされた皮膚がその変化についていくことができず、肌の奥にある真皮(しんぴ)や、皮下組織の一部が断裂してできる線のこと。
妊娠線は、ストレッチマーク、肉割れなどとも呼ばれます。

妊娠線は一度できるとほとんどの場合消えないので、産後の悩みの種となってしまうのです。

妊娠線ができるメカニズム

妊娠線は真皮や皮下組織の断裂で出現する

皮膚は大まかに分けて、表皮と真皮の二層に分けられます。

私たちが普段目にしているのは表皮であり、保湿などをしているのも主に表皮で、下層にある真皮は表面からは見ることができません。

妊娠によって皮膚が急激に伸ばされると、皮膚がそれに追いつくことができず、限界が来ると真皮や皮下組織にあるコラーゲンや弾性線維が裂けるように断裂されて妊娠線となってしまうのです。
これが、妊娠線ができるメカニズム。

真皮や皮下組織は、肌の弾力を保つ役割を担っているので、その部分が落ちくぼんだようにしわになったり、皮膚の変化を感じられるでしょう。

妊娠線は、縦長もしくは横長の筋状に出現し、できはじめの色は、赤や赤紫など内出血をしたような色が特徴的で、時間が経つにつれて白っぽく変化します。妊娠線ができると皮膚が伸ばされているうちは色が薄くても、出産後に体重減少して皮膚が寄せ集まることで、より色濃く感じるように。
やがて色が薄くなり、最終的に肌になじむように白っぽくなりますが、痕は消えずに残ります。

妊娠線ができやすい場所とは

お腹

妊娠線ができる場所として最も多いのが、お腹。
体の中で一番大きくサイズが変化するからこそ妊娠線ができやすい場所だといえるでしょう。

恥骨の上や下腹部などに、縦筋状になって現れやすいでしょう。

バスト

妊娠をすると乳腺が発達し、バストが大きくなります。また、ホルモンの働きが原因でバストが張ったり、むくみやすくなったりするせいで2カップくらいサイズアップするので、見下ろすバストのシルエットが変わったり、重みから肩こりを感じるようになる人もいるでしょう。

バストの横や下にできやすく、気づいたときには手遅れだったという人もいるので、日ごろから観察しておくことが大切。
また、乳首を中心に放射状に妊娠線が現れることもよくあります。

お尻

皮下脂肪の付きやすいお尻は、妊娠でサイズアップしやすいパーツ。体重増加が著しい人ほどお尻のサイズも妊娠前から大きく変化しやすいでしょう。

お尻は自分の目からは見にくいので、妊娠線がいつの間にかできていたという人が多く、特に外側や下側にできやすいといえます。

太もも

太ももも皮下脂肪がつきやすい箇所。太もものお尻の下に一番近い部分や、太ももの外側にできることが多いのですが、内側にできることもあります。
横に筋になるように妊娠線があらわれます。

妊娠線ができやすい時期は?

妊娠線は妊娠6か月頃からできやすい

多くの人は、妊娠6か月くらいから妊娠線が表れやすくなるといわれています。

妊娠初期では、お腹は大きくなるものの、じわじわと「大きくなったなぁ」と感じる程度のもの。
しかし、妊娠中期~後期になると、日に日に大きくなるお腹に戸惑ってしまうくらい、急激にサイズが大きくなり、赤ちゃんやお腹の成長とともに、肌は日々ぐいぐい引っ張られている状態です。

そのため「昨日はなかったのに今日見たらできていた!」など、知らない間に妊娠線ができていることに驚く人も少なくありません。

また、妊娠後期は、妊娠線予防の保湿ケアを怠りやすい時期。
特に下腹部は、妊娠線予防クリームを塗っているのに目線が手が届かないなど、死角になりがちです。

妊娠線予防ケアが面倒になったり、お腹が苦しくて妊娠線ケアどころではなくなったりなど、それまでまじめにやっていた人でも急にケアを投げ出してしまうようなことがあります。

このように、妊娠後期の体の変化が著しいことから妊娠線ができやすい時期だといえます。

妊娠線ができやすい人とは?

・皮膚の柔軟性が低い人
・肌が乾燥しがちな人
・多胎妊娠をしている人
・大幅な体重増加をした人
・小柄な人

皮膚の柔軟性は、その人が生まれ持った体質です。ですから、柔軟性の高い人は、特にこれといった妊娠線予防対策をしなくても妊娠線ができないこともありますが、柔軟性の低い人は、予防をしていても妊娠線ができてしまうことがあります。

肌の乾燥も、皮膚の柔軟性を下げてしまうのでNG。

また、双子や三つ子など、多胎妊娠の妊婦さんは、お腹のサイズが妊娠している赤ちゃんの分だけ大きくなるので、皮膚に負担がかりやすいでしょう。
妊娠中に20キロ近く増えるなど大幅に体重が増えたり、小柄でもともと皮膚の面積が小さい人だったりする場合も、妊娠線ができや憂いタイプだといえます。

妊娠線ができない人もいる

妊娠線は、必ずしもすべての人にできるわけではなく、中には妊娠線ができないという人もいます。

妊娠線ができない人は、出産後、体重や体型が元に戻ると、皮膚は妊娠前と同じような状態になり、周囲から見れば何事もなかったように見えることもあります。
これは、生まれつき皮膚の柔軟性が高い人に多いケース。

また、保湿をするなど、予防策をしっかりとっていた人も、妊娠線ができずに済んだという人が多いです。

まとめ

妊娠線は、妊婦の約8割に出現するといわれるメジャーなもの。
「出産の勲章」などとも言われ、妊娠、出産を経験した人のほとんどにストレッチマークがあるといっても過言ではありません。

体のサイズの変化に伴って誰にでもできる線ではあるものの、妊娠前にはなかったストレッチマ-クがあらわれることに抵抗を持つ人も多く、悩みの種となってしまいがちです。

そこで、そのためには、毎日保湿をするなど皮膚の柔軟性を保ち、妊娠線予防対策をすることが大切。
まずは妊娠線のメカニズムや原因をここで理解し、妊娠線予防のための知識として役立ててくださいね。

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