目の下のたるみがひどいと、顔の印象が一気に老けて見えるものです。
目元の印象は、見た目年齢を大きく左右するポイント。
若々しい見た目を目指すなら、目の下のたるみを改善することが一番の近道です。
そこで「目の下のたるみがひどい!」とお悩みの方へ、たるみを取る方法として、即効性のあるものを厳選してご紹介します。
目の下がたるむ原因は
加齢
年を重ねると、体全体の筋肉が低下し、目元の筋力も同じように衰えてきます。
「眼輪筋」と呼ばれる目の周りの筋肉が衰えると、まぶたの脂肪を支えられなくなって目の下に溜まるようになり、大きな涙袋のようになって膨らみます。
さらに、加齢による肌の弾力、保湿力の低下で、ふくらみを支えきれず、皮膚とともに垂れ下がって目の下に影が出現。
これが目の下のたるみとなり、ケアをしなければ年々たるみがひどくなっていきます。
目の周りの乾燥
また、目の周りの皮膚は薄く、ただでさえ乾燥しがちな部分。
さらに、日ごろの紫外線を浴びたり乾いた空気などにさらされたりすることで、目元の肌がダメージを受け、うるおいやハリが失われます。
スマホやパソコンなどを使うことによる目の疲れ
パソコンやスマートフォンなどを一日中操作していると、一生懸命見ようとすることで目の筋肉の緊張状態が続き、目の周りの凝りを引き起こします。
すると、血液の流れが滞り、余分な水分や老廃物も流れにくくなるので、目の下のたるみととして現れてしまいます。
目の下のたるみを取る方法とは
目の下のたるみがひどいと感じている人は、上記の原因に当てはまるものがあったのではないでしょうか。
ここでは、目の下のたるみを取る方法として、即効性のあるものを4つピックアップしてご紹介します。
1.ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、目の下のたるみ部分に直接針でヒアルロン酸を注入する方法です。
美容クリニックや皮膚科などで取り扱っており、医師が施術を行います。
内側からふっくらと盛り上がるため、凹凸がなくなり、たるみが改善。
ヒアルロン酸の質がいいものほど長持ちし、長いものでは約半年~1年効果が持続します。
直接肌に針を刺すので、内出血のリスクはあるものの、注入直後から効果を感じられる即効性の高さが人気。
最近特にエイジングケアの一つとしてポピュラーになり、以前に比べるとリーズナブルになったことや、日帰り施術で30分程度しかかからないことなどの手軽さから、施術を受ける人が多くなりました。
内出血や赤み、腫れなどのリスクはありますが、多くは2週間以内に消失。
心配な人には、内出血のリスクが少ないマイクロカニューレ(別料金のことが多い)を使ったり、クリーム麻酔をしてもらったりすることも可能です。
①クリニックでカウンセリングを受ける
②医師による施術を受ける(カウンセリング当日に受けられることもある)
③施術後にすぐ帰宅
・0.1CCで1万円前後~(目元の場合、0.3~0.5㎜が目安)
・マイクロカニューレ 3,000円~4,000円程度
・クリーム麻酔 無料or有料(数百円程度のことが多い)
2.マイクロニードルパッチ
マイクロニードルパッチは、主にヒアルロン酸を針状に固めてシート貼り付けたものです。
針といっても、注射針のような鋭いものではなく、肉眼で見るのも難しいほど小さな突起。
シートにびっしりと並んでおり、柔らかくて、肌に乗せると自然に溶けます。
シートを乗せて肌にフィットさせる時にチクチクとした刺激を感じることがありますが、その後数分経てば痛みはなくなります。
痛みといっても、ほとんどの人にとっては気にならない程度なので安心して大丈夫。
ヒアルロン酸は、1グラムに約6Lもの水分を抱え込むことができるといわれているほど保水力に優れた成分で、角質層に直接ヒアルロン酸を届けることができるので、特に乾燥による目の下のたるみ改善に即効性があります。
使い方
洗顔後、すべてのスキンケアを終えてから、美容液の代わりとして使い、パックのようにして目の下に乗せて成分を浸透させます。
就寝前にシートを貼る方法が一般的で、普段のスキンケアの一環とするなら週に1~2回が目安です。
マイクロニードルパッチの効果を長続きさせるには、ある程度の期間使い続けることが必要ですが、即効性があるので、特別な日の前のスペシャルケアとしてもOK。
目の下がふっくらとはりとうるおいで満たされることでたるみによる凹凸が改善され、目元が明るい印象になるでしょう。
費用
1回分(2枚入り) 2,000円前後~
※全国のドラッグストアやネット通販サイトなどで購入可能
3.ツボ押しマッサージ
目の下のたるみがひどいと感じている人には、血行不良の人が多いです。
パソコンやスマートフォンの操作ばかりしていると血行不良やむくみによって目の下がたるんできます。
改善のためには、血行促進できるツボ押しマッサージが効果的。
自宅や職場の休憩時間など、気軽にできる方法です。
方法
目頭にあるくぼみで鼻の付け根の横あたりにある「晴明(せいめい)」、眉頭の内側の深いくぼみにある「攅竹(さんちく)」は、目の周りの血行を良くしてコリをほぐす作用があります。
気がついた時でいいので、指の腹で痛くない程度にぐっと押しこむように刺激しましょう。
最近では、バラエティショップや雑貨店で、目の周りのツボを押すためのグッズが販売されているので、それを活用することもおすすめ。
ツボ押しをする前に蒸しタオルを目元に置き、あらかじめ血行を良くしてから行うと、さらに血行改善効果が高まりますよ。
費用
0円~
4.メイクテクニックでカバー
目の下のたるみは、メイクテクニックによって目立たなくすることも可能。根本的に目の下のたるみを取ることはできませんが、メイクによって目元の印象をガラリと変えることができます。
目の下がたるんでいると、皮膚の凹凸によって影ができてクマのように見えますが、この影を、コンシーラーやファンデーションなどを使って均一にすることで、たるみのない明るい印象の目元に近づけることができます。
①洗顔後、化粧水などで肌を整え、化粧下地を塗る
②オレンジ、もしくは赤みがかった暖色系のコンシーラーをたるみの影になった部分にライン状にのせていく
③上からイエローのコンシーラーを重ねる
④パウダーを乗せてなじませたら完成
①洗顔後、化粧水などで肌を整え、化粧下地を塗る
②いつもよりワントーン濃いファンデーションを塗る
③いつものトーンのファンデーションを重ねる
④パウダーで仕上げて完成
※ポイントは、コンシーラーもファンデーションも、2色使うこと。単色使いよりも仕上がりがナチュラルな印象になります。
スキンケアではたっぷりと保湿し、コンシーラーの持ちをよくする化粧下地は必ず使うようにしてください。
目元のメイクは、薄付きに仕上げることが「若見え」のためのコツ。くすみやクマをしっかり隠したい気持ちはわかりますが、厚塗りだと、時間が経つと目元のしわにファンデやコンシーラーが入り込んでかえって老けて見えるので、ナチュラルメイクを心がけてください。
費用
数百円~
まとめ ~日頃からのケアも大切~
目の下のたるみを改善するための方法は、たくさんあります。
しかし、最も大切なのは日頃からのケアを重視するということ。
エイジングケアのためには保湿が第一なので、化粧水で水分を与えるだけではなく、美容液やクリームでたっぷり栄養を与えるようにしましょう。
目元の印象が変わると、顔の印象も途端に明るく若返ります。ご紹介した目の下のたるみを取る方法を参考に、毎日のエイジングケアに活かしてくださいね。