自宅で手軽にできるスペシャルケアとしておすすめなのが「コットンパック」です。
準備するものは、普段使っている化粧水とコットンだけ。
思い立ったらすぐにできるうえに、いつもの化粧水を使用するので肌トラブルの心配もありません。
ただ、コットンパックはやり方次第で効果が変わってくるので、まずは正しいパック方法をきちんと知ることが大切。
この記事では、コットンパックのやり方、効果を高めるコツ、パックをするベストなタイミング、おすすめのコットンなどをくわしく解説します。
この記事でわかること
コットンパックで得られる効果とは
コットンパックは、普通の化粧水のケアに比べて多くのメリットがあります。
抜群の保湿効果
コットンパックをすると肌にしっかりと化粧水の有効成分を届けることができるので、その分うるおい効果がアップ!
また、手でつけると場所によってムラができやすいですが、コットンパックなら顔全体をしっかり潤わすことができます。
キメが整って肌質アップ
肌全体がたっぷりうるおうことで肌のバリア機能やターンオーバー機能が回復し、キメが整って肌がふっくらします。
また、くすみが改善されて透明感が出る効果にも期待できます。
肌がしっかり保湿されると、見た目も肌質もよくなりメイクがより映えるように。
ニキビケア
ニキビは肌の乾燥が原因となっているケースが多いため、コットンパックの保湿ケアはまさに最適です。
ニキビに保湿をすると余計にニキビが悪化してしまうのでは……?と誤解されがちですが、これはむしろ逆。
肌の水分不足が皮脂の分泌をうながし、ニキビができやすい状態にしてしまうのです。
ニキビを予防するには、定期的なコットンパックで肌の乾燥を防いでいくことが非常に有効です。
コットンパックが向いている肌質とは
即効性があり効率よく保湿効果を得られるコットンパックは、どんな肌質の人にもぜひ取り入れてもらいたいスキンケア。
なかでも、とくにコットンパックをおすすめしたいのが、以下の肌質の人です。
乾燥肌
肌の乾燥に悩んでいる場合、今のケアでは保湿が足りていない可能性があります。
そのような人は、コットンパックでしっかり水分を届けるケアが非常に効果的ですよ。
ぜひ、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分がふんだんに含まれているローションを使用してコットンパックに挑戦してみてください。
脂性肌
脂性肌の場合は、肌の乾燥が皮脂の過剰分泌を招いている例が多いので、まずは肌にしっかりうるおいを補充して皮脂の分泌を安定させる必要があります。
コットンパックをして、肌をうるおいで満たしてあげると、余計な皮脂の分泌をおさえると同時に、毛穴開きを予防することもできますよ。
しっとりタイプのローションは脂性肌にはすこし重いので、ライトな使いごこちのさっぱりタイプのローションを使うのがおすすめです。
コットンパックの基本のやり方
それでは、コットンパックの具体的なやり方を説明します。
この方法が基本となりますので、説明に沿ってお手入れを進めてくださいね。
・コットン
・化粧水
・水
コットンはなるべく肌触りのよいものを選びましょう。
化粧水は普段使っているものでかまいませんが、できれば合成の添加物が少なく肌にやさしい処方のものが理想。
また、アルコール入りの化粧水は刺激が強いので、コットンパックでは避けるのが無難です。
水は精製水が望ましいですが、ない場合は水道水でもOKです。
コットンパックの手順
だれでもすぐにできるコットンパックの基本的なやり方を紹介します。
2.左右の手のひらでコットンを挟み、軽く水気をきる
3.化粧水をヒタヒタになるくらいまでたっぷりコットンに含ませる
4.コットンを5枚程度に割き、おでこ・左右の頬・鼻・あごに張り付ける
5.パックが終わったらコットンを剥がし、乳液やクリームなどで肌を保湿する
コットンパックの放置時間の目安
コットンパックは2~3分程度で十分な効果が得られますが、肌の乾燥が気になるときは少し長めの3~5分程度の時間を置いても問題ありません。
ただし、あまり長時間パックするとコットンが乾いてしまい、肌の水分がコットンの方に吸い込まれてしまうこともあるので注意してください。
ベストなタイミングと頻度
コットンパックをするのに最適なタイミングが、洗顔後や入浴後。
いちばん肌が清潔な状態でおこなうのがベストです。
また、洗顔後や入浴後は、肌がとても乾燥しやすい状態なので、できるだけ時間を置かずにパックをおこないましょう。
コットンパックの頻度は毎日でもOK。
特別なコスメを使うわけではなく、普段から使い慣れている化粧水を使用するので安心してケアできますよ。
ただ、肌荒れを起こしていたり刺激に敏感になっているときは、コットンパックは控えて普段どおりのスキンケアをおこない、肌が回復するのを待ちましょう。
コットンパックの効果を高めるコツ
ここでは、コットンパックの効果をさらにアップさせる方法をご紹介します。
保湿効果の高い化粧水を使う
コットンパックの目的は肌の保湿です。
ということは、パックに使用する化粧水も保湿効果にすぐれた商品を選べばより大きな効果を実感できます。
逆に避けたいのがアルコール入りの化粧水。
上でも述べたように、アルコールは肌への刺激が強く、長時間肌に当てるコットンパックには不向きですので避けるようにしましょう。
化粧水をケチらない
コットンパックでは、化粧水を惜しみなくたっぷりコットンに含ませるのがポイント。
化粧水が滴るくらいの量でパックをすると、より保湿効果が高まります。
逆に使用量が少ないと、肌の水分をコットンが吸い上げてしまい逆効果となるので注意が必要です。
もし化粧水がもったいないと感じる場合は、パックのあとのコットンを首元やデコルテのケアに利用するのがおすすめですよ。
ラップを利用する
コットンパックの上からラップを貼ると、化粧水の蒸発を防いでより効果的に化粧水の有効成分を肌へしみ込ませることができます。
コットンパックにおすすめのコットン
コットンパックに向いているのは、どのようなコットンでしょうか。
コットンの選び方のポイントを解説します。
①肌触りのよいもの
コットンはなるべく肌触りのよいものを選びましょう。
目の粗いコットンを使うと、長時間肌に当てるコットンパックでは肌がコットンの刺激に反応してチクチクした痛みやかゆみを感じてしまうことがあります。
毛羽立ちが少なく、肌にやさしいコットンを用意してくださいね。
②大きめのもの
コットンは、大きめサイズの方が顔全体をカバーしやすくおすすめです。
小さいサイズのものは扱いにくいという欠点もあるので、肌ざわりと同時にサイズも要チェックです。
③割きやすいもの
コットンパックは化粧水を含ませたコットンを割いて使うため、割きやすい形状のものが適しています。
薄いコットンだと化粧水を含む量も少なくなってしまうので、ある程度の厚みのあるものがよいですよ。
④表面加工や縫い目のないもの
コットンパックに使うコットンはシンプルなタイプがいちばんです。
表面に加工がほどこしてあったり、脇に縫い目があったりすると、肌への刺激になってしまうので気をつけましょう。
まとめ~毎日できるコスパ◎のコットンパック~
美しい肌を保っていくには、肌細胞が生き生きと活動することが大切で、そのためには十分な保湿が欠かせません。
さまざまな肌トラブルは原因をたどっていくと肌の乾燥に行き着くことも多く、まずはどんな肌質の人も保湿を優先したスキンケアを心がけることが大事です。
肌をたっぷりうるおすことのできるコットンパックは、自宅でかんたんでできるスペシャルケア。
持ち合わせている化粧水とコットンさえあればケアでききゃうので、コスパも◎!
ぜひ今日からでもコットンパックのケアを試してみてくださいね。
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