ややこしい混合肌のお悩み。
顔の部分によって肌状態が変わるから、スキンケアにメイクに…とさまざまなお悩みを抱えている方が多いのでは?
今回はそんな混合肌について徹底的に調査しました!
混合肌の特徴や起こしやすい肌トラブル、混合肌の人が健やかな肌を保つための対策など、混合肌の基礎知識を含めたあらゆる情報をご紹介します。
この記事でわかること
混合肌ってどんな肌?
べとつきと乾燥が入り混じった肌質
肌質には大きく分けて「敏感肌・乾燥肌・脂性肌・混合肌」の4種類あります。
混合肌は、皮脂の分泌が盛んなオイリー部分と、乾燥しがちな部分など、異なった肌質を持ち合わせている状態です。
「敏感肌+普通肌」「脂性肌+普通肌」など、いろいろなパターンの組み合わせがありますが、一番多いのが「乾燥+脂性肌」の組み合わせです。
混合肌の人の特徴は?
おでこや鼻などのTゾーンはてかりやすく、頬や口元などのUゾーンは乾燥しやすいというのが、混合肌の人に最も多い特徴です。
同じ顔なのに部分によって肌のコンディションが違うためスキンケアが難しく、比較的肌トラブルが起こりやすい人が多いです。
あなたは混合肌タイプ?診断してみよう
☑ 夏はオイリー、冬は極端な乾燥と、季節によって肌コンディションが変わる
☑ 洗顔後につっぱりを感じる部分が部分的
☑ Tゾーンにニキビや吹き出物がよく出る
☑ 化粧崩れしやすい
これらはすべて、混合肌タイプの人の特徴です。
ですから、当てはまる数が多い人ほど混合肌の可能性大。
混合肌タイプの人は、テカった場所と乾燥した場所が混在しているだけではなく、季節によっても肌調子が入れ替わったようになることがあります。
肌の乾燥が気になる部分や吹き出物がよく出現するのが限られた一部であるなども、混合肌タイプならではのトラブル。
また混合肌の人は肌調子が整っていない状態なので、朝きちんと化粧をしても昼頃になると崩れやすく、ランチタイムに化粧直しなしでは過ごせないという人が多いでしょう。
混合肌の人が起こしやすい肌トラブルとは?
毛穴トラブル
混合肌の人は、肌がオイリーだったり乾燥気味だったり安定しないことで、毛穴が開きがち。
オイリーになりやすいTゾーンでは、過剰に分泌した皮脂が毛穴をふさいでよけいに毛穴が開いてしまうとか、代謝がうまくいかずに詰まってしまうなどのトラブルが起こりやすくなります。
毛穴に詰まった汚れや余分な皮脂が酸化して起こる毛穴の黒ずみに悩む人も多いでしょう。
また、乾燥しやすいUゾーンでは、うるおい不足で毛穴が開いたり、乾燥から肌を守ろうという防御反応で皮脂分泌が過剰になったりして吹き出物が出やすくなるでしょう。
乾燥によるトラブル
意外だと思えるかもしれませんが、混合肌の人のトラブルも乾燥からくることが多いです。
オイリー肌も乾燥肌も、肌の潤い不足に起因する場合があります。
オイリー肌部分は、肌の水分量が足りず、自らの皮脂でうるおいを保とうと過剰に分泌している状態。
または純粋に皮脂が多い場合があります。
これはホルモンバランスが整っていない場合やストレスで一時的に増えることがあるので、見極めも必要です。(詳しくは後述します)
乾燥肌部分は、文字通り肌が乾ききってしまっており、もとの皮脂量も少ないのでどんどんバリア機能が落ち、乾燥が進み続けていきます。
混合肌におすすめのスキンケア方法
とにかく保湿をすること
混合肌の人が肌調子を取り戻すためのベストな方法は、たっぷり水分補給をして、うるおいを閉じ込めるために適度な油分を与えることです。
うるおいで肌が満たされると余分皮脂の分泌が抑えられ、肌の表面も適度にしっとりするようになります。
乾燥でバリア機能が衰えていた部分は、しっかり保湿することで改善が期待できます。
肌は乾燥すると肌細胞同士に隙間が多くなり、表面のきめが乱れてしまいます。
しかし、肌細胞が水分で満たされると肌細胞同士の密着度が上がって表面が整い、バリア機能が高まることでトラブルの起きにくい肌に整えることができます。
純粋に部分的に皮脂量が多いことが混合肌の原因として考えられます。
皮脂量が過剰に多い場合もいろいろな原因が考えられ、食事での油分の摂りすぎや生活習慣の乱れ、ストレス、ホルモンバランスの崩れなどさまざまです。
食生活では油分(揚げ物やスナック菓子など)や脂質を控え、しっかりした睡眠も確保しましょう。
生活習慣の見直しだけでは改善が見られなかった場合、ホルモン治療(低用量ピルなど)の手段もあります。
化粧水を選ぶなら、高保湿低刺激がベスト
混合肌の人は、Tゾーンのテカリが気になるからとオイリー肌用の化粧水を選びがちですが、かえって肌トラブルを悪化させてしまうことがあります。
混合肌の人のテカリは、肌表面は皮脂で潤っているものの、水分量が足りない状態の「インナードライ」の可能性も。
ですから、オイリー肌の人用の化粧水ではさっぱりしすぎていて十分に保湿できないことがあるのです。
また、混合肌は、肌コンディションが不安定でトラブルを起こしやすいので、刺激の少ない化粧水を使うことがベター。
ですから、化粧水は保湿力が高く刺激の少ないものを選ぶといいでしょう。
混合肌の人には、なめらかな肌に欠かせないセラミドや、保水力抜群のヒアルロン酸、コラーゲンなどが入っている化粧水がおすすめ。
敏感肌用の高保湿化粧水などもいいですよ。
パーツごとにスペシャルケアを変える
皮脂分泌が多いおでこは、角質がたまっていると余計に吹き出物が起こりやすくなるので、ピンポイントでピーリングをするといいでしょう。
また、頬や口元、目元などの乾燥しやすい部分には、アイクリームや部分パックでしっかりと栄養と水分を補ってください。
パーツに合ったケアを心がけることで、部位ごとの肌質の差を均等に近づけることができます。
肌調子を整えるための生活も大切
睡眠を十分にとることは基本
肌の調子をよくするためには十分な休息を取り、自律神経を整えることが基本の対策です。
仕事や家庭でのストレス、暴飲暴食や睡眠不足など、体や心に負担のかかる生活をしていると自律神経が乱れて、カラダ全体の代謝に悪影響を与えます。
代謝が落ちると内臓の働きが鈍ってデトックスが滞り、ターンオーバーまで鈍らせてしまうことで肌荒れのもとに。
ですから、質のいい睡眠をとることができるように心がけましょう。
寝酒、寝る前のパソコンやスマホはやめ、リラックスして入眠できるようにするといいですよ。
ストレス発散の方法を見つける
混合肌の原因は、ストレスということも多いです。
やけ酒、ドカ食いなど体の内側にため込むものではなく、1人カラオケ、運動、感動映画を観て泣くことなど、外に発散するものをストレス発散の方法に選びましょう。
ため込んでいたものを吐き出すと、アドレナリンという神経興奮物質が脳内に分泌されるので、快感を味わうことができます。
また、好きな音楽を聴いたり美しいものを観たり、誰かに優しくしたりすることで出る母性ホルモンのオキシトシンは、ストレスに強くなるホルモンだといわれています。
自分なりのストレス解消法を見つけて心身を健康に保つ対策をすることが、美しい肌を保つことにつながりますよ。
まとめ~混合肌の改善を目指そう~
混合肌は、顔のパーツの中で2種類の肌質が混在していることを指します。
混合肌の人は、一見オイリーなTゾーンがインナードライだったり、乾燥しやすかったりと「うるおい不足」がさまざまなトラブルの原因となっているので、保湿スキンケアを心がけましょう。
規則正しい生活やストレスを溜めないことも大切。
毎日のスキンケアや暮らしを丁寧に過ごすことが、肌コンディションをいい状態にキープするためのコツですよ。
【あわせて読みたい記事】