特に体重が減ったわけでもないのに、なぜか最近「痩せた?」とか「疲れてる?病気?」などと聞かれるようになったという人はいませんか。
それはもしかすると、あなたの頬がこけてきたからかもしれません。
そこでここでは、頬がこける原因や理由とは何なのか、その真相に迫ってみましょう。
すぐに実践できる頬コケ対策方法も合わせてご紹介します。
この記事でわかること
どうして頬がこけるの?頬コケの原因
【原因①】顔の筋肉のこわばり
顔には表情筋と言って、表情を作り出すための筋肉がたくさん組み合わさっていますが、筋肉がこわばると動きが悪くなります。
ストレスを感じたり緊張を感じる出来事が続いたりすると、表情筋が緊張して引きつり、肌が引っ張られることで頬のへこみが出やすくなるのです。
また、加齢によって新陳代謝が衰えると、血行が悪くなるため、表情筋のコリが起こりやすくなります。
コリによって表情筋の緊張状態がずっと続くことになるため、ますます頬がこける原因に。
日頃から多くのストレスを感じていたり、上がり症で極端に緊張しやすいで人は特に、頬がこけやすいと言えるかもしれません。
【原因②】加齢による表情筋と肌の衰え
年を取ると、体全体の筋肉量が減ります。
表情筋ももちろん例外ではなく、筋肉の衰えが頬のハリとボリュームを減少させる原因になるのです。
また、肌の水分量や弾力も、年齢を重ねるごとに減ってきます。
若い頃のようにはじけるようにみずみずしく、内側から肌が持ち上げられるようなハリがなくなると、肌がしぼんだようになって自然と凹みがちに。
頬が凹むと陰になって黒ずんだようになり、まれに病気に間違われてしまうことも。
病気でもないのに「具合悪いの?」などを声をかけられるとショックですよね。
【原因③】マッサージのし過ぎ
美肌や小顔のために顔をマッサージする女性は多いですが、あまりに力が強ければ頬がこける原因に。
頬にある表情筋に強い力をかけると筋肉がゆるみ、さらに肌にもダメージになってたるんだようになってしまいます。
頬が下に引っ張られるようにたるんでしまうことで、頬がこけて見えるのです。
【原因④】顔の骨格のズレ
骨格のズレは誰にでもあり、ピッタリ左右対称な人はほとんどいません。
ほとんどの人は、見た目ではそれほど気にならない程度のずれなのですが、骨格があまりにもズレていると頬がこける原因になります。
遺伝的に骨格がずれているなど先天的な理由の人もいますが、姿勢の悪さや頬杖をついたり片方ばかりで物を噛むクセだったりと、後天的な理由で骨格がずれている人が大半。
骨のずれに皮膚や筋肉が引っ張られて、頬がこけてきたように見えます。
頬がこける病気の可能性も?!
ストレスから病気になっている可能性も
家事や育児、仕事など、毎日何かとやることの多い30~40代の女性には、知らない間に体重が減ってしまっている人が多くいます。
特にダイエットをしていないのに急激に体重が落ちたという人は、もしかするとストレス性の病気の可能性があるかもしれません。
日々忙しくて食事を満足に摂ることができなかったり、十分に睡眠できなかったりなどすると、心身ともに疲れがたまります。
すると、ストレスから食欲がわかなくなってしまったとか、食べているのにすぐにお腹を下してしまうなど、体調不良を自覚している人は、一度病院で診察を受けたほうがいいでしょう。
抜歯で頬がこけることもある!?
抜歯をすることで頬がこける可能性もあります。
歯列矯正のためなどで抜歯をすると、歯を抜いた部分の歯茎が骨などから吸収して痩せてくるため、それに伴って頬が凹んだように見えることが理由です。
1本抜いただけですぐに頬がこける可能性は少ないですが、何本も抜くなどすれば、頬が凹んでこけたように見えることも。
ただし最近では、医療技術の進化で、なるべくそのようなリスクを抑えた治療法を実施しているクリニックが多くなっています。
抜歯せずに歯列矯正できるケースもあり、他の治療においてもなるべく歯を残して治そうとするドクターが増えています。
歯の治療で頬がこけるリスクが心配な人は、クリニックのカウンセリングで相談してみましょう。
頬コケをふっくら改善させるマッサージ&トレーニング
表情筋をリラックスさせるマッサージ
緊張してこわばっている表情筋をマッサージすることで血行がよくなり、凝った筋肉を緩める効果があります。
側頭部や耳の横には、顔の神経がたくさん集まっているので、この周辺をほぐす方法を行うことで顔全体の緊張がほぐれます。
1.手を広げて、手のひらで耳の上あたりの側頭部を押さえる。
2.頭皮を動かすようなイメージで軽く円を描きながら前に向かって5回、後ろに向かって5回マッサージをする。
3.次に、耳の手前に人差し指、中指、薬指を揃えて当てる。
4.側頭部の時と同じく、円を描くようにしながら前に向かって5回、後ろに向かって5回マッサージをする。
1.耳の上を持って軽く斜め上に引っ張る
2.引っ張りながら「ア」「オ」「ア」「オ」と大きく口を動かす。
3.次に、耳たぶを軽く持ち、優しく円を描くように揺らす
4.10回回し、反対方向に10回。決して引っ張りすぎないように軽い力で行うのがコツです。
表情筋を鍛える
頬がこけてきたように感じるのは、表情筋が衰えているからです。
ですから、頬のあたりの表情筋がふっくら持ち上がるようにエクササイズをしましょう。
この時、顔の筋肉全体を使うようにして大きく表情を作るように心がけてください。
おでこにしわが寄らないような方法で行うのがコツですよ。
1.口と目を大きく開けて「あ」と言う時の顔をつくり、5秒キープ。
2.無表情に戻し、数秒休憩
3.同じように「い」「う」「え」「お」と繰り返す
1.口をしっかり閉じ、頬に空気を入れてぷくっと膨らませる
2.頬に空気がパンパンに詰まった状態で約10秒キープ
3.これを約10回繰り返す
頬がこける対策!日常生活で心掛けられること
【対策①】姿勢をよくする
脚を組んだ姿勢や猫背は、体の骨格をゆがませ、顔に骨格にも悪影響を与えます。
ですからなるべく背筋を伸ばし、正しい姿勢を心がけるようにすることで改善を期待できます。
【対策②】できるだけ目を休ませる
スマホやタブレット、パソコンの画面などを見続けていると、目の周りの筋肉がいつも緊張状態になり、表情筋の緊張のコリを助長してしまいます。
目の疲れは首や肩、頭の筋肉が凝る原因にもなり、さらに猫背で頭を垂れた姿勢が腰の痛みをも引き起こす原因に。
ですから、できるだけデジタル機器に触れる時間を短くするように努力しましょう。
【対策③】保湿スキンケアを徹底することも大切
年を重ねると、肌の水分量が減り乾燥しやすくなります。
肌が乾燥してハリがないと、頬がこけて見えやすくなるので、日頃からしっかりと肌にうるおいを補給するようにしましょう。
特に、30代になると肌の衰えが顕著になってくるので、化粧水や乳液だけのシンプルケアではなく、時に美容液やクリーム、パックなどを使ったスペシャルケアも行ってくださいね。
まとめ~頬がこける原因を知ってしっかり対策しよう~
頬がこける原因は、ストレスや疲れ、動きのクセなど、私たちの日常にもあります。
ですから、普段から頬コケ対策を実践して予防・改善を目指すほかありません。
もし、頬がこけてきたように思った時は、ご紹介した方法でエクササイズやマッサージをしてみてくださいね。
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