あなたは旅行をするとき化粧品をどうやって持ち運びますか？
旅行中は、どうしても荷物が多くなりがちですよね。
少しでも負担を軽くするために、基礎化粧品のコンパクトに収めたいもの。
そこで今回の記事では、旅行中に基礎化粧品を持ち運ぶ賢い方法を紹介します。
身近なアイテムでちょっとした工夫をすることで、スキンケアアイテムを最低限のサイズに収納することができますよ。
「旅行中の基礎化粧品はみんなどうしてる？」「コスパのいいトラベルコスメが知りたい」というお悩みを持っているあなたは、是非チェックしてみてください。
この記事でわかること
旅行中の荷物を減らしたい！化粧品を最低限にする理由
そもそも旅行に持っていく基礎化粧品を減らすのは、どういった理由からなのでしょうか？
単純にカサばる荷物を減らすため
もっとも大きな理由としては、やはり「荷物のカサばりを減らすため」でしょう。
海外旅行も国内旅行も、移動中の荷物は少しでもコンパクトな方が楽ちんです。
荷物がカサばれば、より大きな旅行バッグが必要になりますし、交通機関や宿泊施設の不便度も増してしまいます。
移動手段によっては、荷物のサイズで別料金が発生する場合もあるでしょう。
「基礎化粧品のスペースなんて、たかがしれているのでは？」と思う人もいるかもしれませんが、限られた旅行バッグの中では、意外にもスペースを取ってしまいがちなのです。
特に、基礎化粧品は液体が多くなりがちです。
一見なんてことなく見える基礎化粧品ですが、まとまった量の液体はそれなりに重さもあるものです。
移動の負担を軽くするためにも、コンパクトに収めた方が楽になりやすいでしょう。
基礎化粧品の劣化を防ぐため
基礎化粧品は、温度の変化や直射日光などによって、成分が劣化することがあります。
化粧水や美容液などは、ふとした環境変化で酸化してしまったり、配合成分が分離してしまったりするのです。
場合によっては、雑菌が繁殖してしまい、使用することで肌ダメージに繋がることもあるでしょう。
そうなってしまっては、折角のスキンケアアイテムも逆効果となってしまうわけです。
そもそも化粧品全般は「高温多湿の場所」「温度変化の激しい場所」「直射日光のあたる場所」を避けて保存した方がいいものです。
商品によっては、パッケージに明確に記載されていることもあります。
基本的に、食品の保管場所と同じような条件が望ましいわけです。
しかし旅行中の環境はどうでしょうか？
スーツケースの中に基礎化粧品をしまい込み、荷物専用の運搬をするでしょう。
旅行先によって温度や湿度も変わりますし、直射日光にさらされることもあるかもしれません。
持ち歩きの基礎化粧品を最低限に納めることは、これらの劣化を予防し、長い目で見て肌にもお財布にも優しくすることに繋がるというわけです。
旅行中の基礎化粧品の賢い持ち運び方法
それでは、旅行中の基礎化粧品の賢い持ち歩き方法を解説していきましょう。
それぞれの方法によって特徴が異なるため、おすすめの宿泊数も紹介するので、参考にしてみてください。
①ミニボトルに小分けにする
特にコスパが良いのは、普段使っている基礎化粧品を、市販の液体用ボトルに詰め替える方法です。
ミニ容器は100均でも買えますし、きちんと洗えば何度でも使いまわすことができます。
普段使っている基礎化粧品を詰め替えれば良いいだけなので、余計なお金もかかりません。
少しでも旅行費用を節約したい人におすすめです。
ただしこの方法のデメリットとしては、詰め替えた基礎化粧品が劣化しやすいということです。
実際の基礎化粧品の性質や旅行先の環境、詰め替えボトルのタイプにもよりますが、2～3週間程度の宿泊数までにしておきましょう。
②コットンに染み込ませてジップロック
化粧水や美容液、クレンジング液などの基礎化粧品を、コットンに染み込ませてジップロックで持ち運ぶ方法もあります。
液体ではなく、あくまでパックとして扱えるので、機内持ち込み検査もスムーズに済みます。
染み込ませる基礎化粧品自体は、自宅で愛用しているものを使えばいいです。
ジップロックは100均をはじめ、格安店舗で50～100枚を100円程度で購入できるので、金額的にもかなりお手頃でしょう。
節約術としても重宝されています。
また旅行中に簡単にパックができるので、出先で丁寧にスキンケアをしたい人にもおすすめです。
ただしこの方法は、アイテム自体があまり日持ちしないのが弱点です。
長期間持ち運ぶと、染み込ませた液体自体が蒸発してしまいますし、成分の劣化や雑菌の繁殖にも繋がります。
1泊2日程度の短期間の旅行で利用すると良いでしょう。
③一式揃っているなら！試供品
ドラッグストアや百貨店の化粧品売り場など、基礎化粧品の試供品をもらうことは多いですよね。
小分けに包装されている試供品は、1回使い切りタイプなので旅行の持ち歩きにぴったりです。
成分も劣化しにくいですし、詰め替えの手間もかかりません。
もちろんミニサイズなのでかさばらないですし、元々は試供品なので値段も無料。トラベル用を買うのはもったいないという人にもおすすめです。
試供品自体は、基本的に1回使い切りなので1泊2日用です。
もちろん、小分けの試供品がいくつもあれば、その分の泊数持ちますね。
ただしこの方法だと、いつも使っている基礎化粧品以外のものを使わなければならないことも多いです。
「試供品が肌に合わなかった」「他のコスメと組み合わせにくかった」といったデメリットもあるため、あらかじめ相性の確認をしておくべきでしょう。
④小分けされていて丁度いい！トライアルセット
基礎化粧品のメーカーによっては、少量のトライアルセットを用意しているところもあります。
トライアルセット自体は、名前の通り、そのメーカーの基礎化粧品をお試しする目的で作られています。
しかしクレンジングや化粧水、美容液、乳液などの基礎化粧品がラインでセットになっていることが多いため、旅行に便利な化粧品としてもうってつけなのです。
繰り返しますがトライアルセットはいずれも少量のセットなので、コンパクトで持ち歩きにも便利です。
いつも使っているアイテムを選べば、旅先でも慣れた使い心地を実感できるでしょう。
容量はセットによって異なりますが、使い切りタイプであれば1泊2日、まとまった量があれば1週間ほどの旅行にも活用できます。
⑤1つでOK！オールインワン化粧品
普段は化粧水や美容液、乳液にクリームと使分けている人も、旅行中はオールインワンジェルでスキンケアをまとめてしまうのもおすすめです。
ひとつのアイテムでトータルケアができるので、当然荷物もコンパクトになりますし、旅行先での手間も省けるのです。
オールインワンジェル自体はさまざまメーカーから発売されているため、成分や値段の選択肢も豊富です。
自分の肌と相性が良いオールインワンジェルを、あらかじめ選んでおくといいでしょう。
気に入った商品を購入するだけですから、楽に準備したい人にもぴったりです。
1泊2日から1カ月まで、幅広い期間の旅行に活用できる方法です。
とは言え、オールインワンジェルではカバーしきれない効能はどうしても発生しやすいもの。
特に、普段からスキンケアを念入りにおこなっている人にとっては、オールインワンジェルだけでは心もとないという弱点もあるかもしれません。
トラベル用化粧品は旅行に最適？お得なセットとは
「少しでも楽に準備したい」「これを機会に新しい基礎化粧品を試してみたい」といった人には、トラベル用化粧品がおすすめです。
その理由やポイントを紹介していきましょう。
トラベル用のスキンケアセットとは？
「トラベル用スキンケアセット」とは、旅行に便利な化粧品のセットです。
クレンジング、化粧水、乳液、美容液などの定番の基礎化粧品が少量でセットになっています。
スキンケアアイテムのお泊りセットだと思えば分かりやすいでしょう。
実際の種類や容量はセットによって異なりますが、基本的に同メーカーのラインでまとまっているため、基礎化粧品同士の相性はばっちり。
トラベル用のスキンケアセットではなくても、前述したような「トライアルセット」でも代用できます。
トラベル用のスキンケアセット自体は、ドラッグストアやバラエティショップ、ネット通販などさまざまな場所で購入可能です。
メーカーやライン、量などよって金額は変わりますが、500～2,000円以内が一般的でしょう。
1泊2日から2泊3日程度のセットが多いですが、中には一週間以上の旅行に対応できる大容量のセットもあります。
トラベル用スキンケアセットはお得？
前述したように、トラベル用のスキンケアセットの値段は500～2,000円ほど。
この金額だけ見ると、ここまでで紹介した別の方法を取った方が、安く押さえられているように思えるでしょう。
しかし、いずれの方法にも何かと手間や費用が発生しています。
小分けボトルやジップロックを購入したり、コットンに基礎化粧品を染み込ませたり、詰め替えをしたり。
試供品やオールインワン化粧品も用意が必要です。
これらの準備について考えると、初めからトラベル用のスキンケアセットを購入してしまった方が、時間や手間も節約しやすいのです。
「少しでも楽に準備したい」「パッキングにかける時間を最小限に抑えたい」という人には、かなり重宝するアイテムでしょう。
忙しい中での旅行準備にもうってつけです。
また、トライアルセットやトラベル用化粧品は、値段自体はコンパクトに抑えられています。
割高ではあるものの、いきなり本製品を購入するよりはかなり手頃な価格と言えます。
そのため、旅行を機に気になっていた基礎化粧品を試すのもおすすめでしょう。
旅行中の化粧品の小分け収納テクニック
旅行中の基礎化粧品を小分けにする際、有効活用できる収納テクニックをいくつか紹介しましょう。
普段使っているスキンケアアイテムを、無駄なく利用してみてください。
クレンジングの小分けテクニック
クレンジングは、オイルタイプであればコットンに染み込ませてジップロックに入れるのがおすすめです。
2泊以上の場合であれば、乾燥防止で小分けのボトルに詰め替えると良いでしょう。
クリームタイプのクレンジングを使っている人は、ラップを入れ物替わりにするのがおすすめです。
1回分のクレンジングクリームをすくって、細長くカットしたラップの上に乗せてくるみます。取り出しやすいよう、端を折り返しておいてください。ラップでくるんだクリームは乾燥しにくいため、宿泊日数分用意していけば、3泊程度は対応可能です。
洗顔料の小分けテクニック
洗顔料は小分けのボトルに詰め替えるのがおすすめです。
使用頻度が高いため、ある程度まとまった量が必要になるからです。
ジップロックに直接洗顔料を入れるのも良いでしょう。
ポンプを直接差し込み、必要分プッシュするだけで簡単に詰め替えられます。
ただし粘性が低いものは漏れやすいので、しっかり口を閉めた上で、袋を二重にしてください。
1回ごとの使い切りにしておくと、雑菌の繁殖も抑えやすくなります。
化粧水の小分けテクニック
化粧水は、コットンに染み込ませてジップロックに入れるのがおすすめです。
ひたひたに染み込ませておけば、旅行先でパックとしても使用できます。
ただしどうしても乾燥しやすいため、2泊以上の旅行の場合は、小分けのボトルに詰め替える方が適切です。
乳液の小分けテクニック
粘性のある乳液は、コンタクトレンズの容器に詰め替えるのがおすすめです。
雑菌の繁殖を抑えるためにも、片側に1回使い切りの量を入れるようにしてください。
コンタクトレンズの容器自体は、100均やドラッグストアで格安で手に入ります。
液体が漏れてしまわないよう、キツくキャップを閉じた上で、ジップロック等に入れて密封しましょう。
フェイスパックもおすすめ
小分けのフェイスパックを用意すれば、美容液や乳液を持ち歩かずに済みます。
1枚単位のフェイスパックを購入し、仕上げ用のクリームと組み合わせれば、十分なスキンケアが可能です。
荷物がぐっと少なくなりますし、詰め替えの手間もかかりません。
小分け包装されているフェイスパックであれば、成分の劣化や雑菌の繁殖リスクも抑えられます。
近年は格安のパックも多く登場しているため、ドラッグストアなどで1枚100円以下のものも購入できるでしょう。
実は節約旅行にも役立つ方法です。
化粧水を持ち運ぶ裏技！ストローパッキングがすごい
化粧水や美容液、乳液、クレンジング液などの液体系化粧品は、ストローを活用して持ち運ぶ方法もあります。
身近なアイテムを使って簡単に試せる裏技「ストローパッキング」として、SNSで話題になっています。
カラフルなストローを使えば、見た目も可愛いです。
詰め替えの所用時間はひとつにつき2分程度。
あまり手間がかからないのもポイントです。
早速、使用するアイテムや作り方を紹介していきましょう。
ストローパッキングのやり方
・細めのストロー(プラスチック製のもの)
・ヘアアイロン
・ハサミ
・キッチンペーパー
・油性ペン
・基礎化粧品
1．ストローの片端をハサミで切る。曲がるストローの場合は曲がる部分をすべて切り落とす
2．ヘアアイロンを使って、片端を接着する。ストローを直接挟むのではなく、キッチンペーパーを間に挟んで溶けないようにする。アイロンは170度、7～8秒が目安
3．ストローの反対端から、液体状の基礎化粧品を入れる。使い切りなので量は1回分。プッシュタイプではない場合、詰め替え用のスポイトを使用すると便利
4．ヘアアイロンを使用して、ストローのもう片端も接着する
5．中身が分かるように、ストローの側面に基礎化粧品名を書いておく
使う時はストローのはじっこを切って簡単に中身を取り出せます。
使い終わったストローは捨てて帰ってくればいいので、とっても楽ちんです◎
旅行中は上手に化粧品を持ち運んで身軽に楽しもう
今回の記事では、旅行中の基礎化粧品の持ち運び方についておすすめの方法をいくつか紹介しました。
旅行中は、少しでも荷物をコンパクトにした方が便利です。
大した量ではないように思える基礎化粧品も、旅行用バッグの容量や重さを考えると、少しでも少なくした方がいいですよね。
そのためにも、ミニ容器への詰め替えやトラベル用セットなど、有用な方法は是非実践してみてください。
上手に基礎化粧品を持ち運んで、身軽な旅行を楽しみましょう。
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