「ゴジベリー」と聞いてもイマイチぴんとこないかもしれませんが、「クコの実」なら聞いた事がある人も多いでしょう。
よく杏仁豆腐の上に乗っている実がゴジベリー(クコの実)です。
スーパーモデルも愛用していることから流行りだし、今は大手化粧品メーカーが化粧品にして販売するほど注目されています。
アンチエイジングなど、たくさんの嬉しい効果が期待できると話題沸騰のゴジベリー。
その効果と正しい摂取方法をご紹介します。
ゴジベリーの効果
◆アンチエイジング、美肌効果
ビタミンCが豊富で、オレンジの約500倍含まれています。
また、ポリフェノール(タンニン、ルチン)、カロテノイド(リコピン、ルテイン、ゼアキサンチン、βカロテン)などの抗酸化作用に優れる成分が豊富です。
抗酸化成分は体の中を錆させる活性酸素の除去、くすみやシミのもとになるチロシナーゼという酵素がメラニン色素を生成するのを抑える働きがあり、シミや色素の沈着を予防します。
これらの成分で、アンチエイジング効果、肌のシミ・たるみ予防、美白作用に期待ができるでしょう。
◆肩こり、冷え性、むくみ改善
ルチン、ヘスペリジンの働きで、血中コレステロールの改善、毛細血管の強化、血行促進の効果が期待できます。血の巡りがよくなることで、肩こり、冷え性、むくみ改善に繋がるでしょう。
◆ダイエットのサポート
脂質、糖質をエネルギーに変えるビタミンB2が含まれます。
さらにベタインが肝機能を高め、糖尿病予防や動脈硬化を予防。
脂肪の蓄積を防いでダイエットのサポートにも期待できます。
◆疲労回復
疲労回復に効果的なアミノ酸のアルギニン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸やフィリイエン、アルカノイド、ベタインが代謝促進や疲労回復に効果を発揮します。
◆疲れ目、目の病気予防
βカロテン、ルテイン、ゼアキサンチンなどの白内障、緑内障、視力低下、網膜保護に効果がある栄養素がしっかり含まれます。
◆ホルモンバランスを整える
植物性スレトールのβシトステロールは、コレステロールの吸収をブロックし、ホルモンバランスを整える働きがあると言われています。
月経前症候群、更年期障害の緩和や予防に効果的です。
ゴジベリーの副作用について
1日の摂取目安量は20粒程度が適切です。
1日に摂取量を超えて大量に食べると、健康効果どころか思わぬトラブルを起こしてしまうことも。
主に基本的な症状としては吐き気や下痢です。
また、特に注意したいのは妊婦さんへの副作用。
ゴジベリーに含まれるベタインは高脂血症予防、肝機能アップに効果的なのですが、月経促進や中絶作用があるんです。
ですから、妊婦さんはゴジベリーを食べるのは控えたほうがいいでしょう。
ゴジベリーのおいしい食べ方
ゴジベリーは乾燥したものなら比較的手軽に入手でき、1袋250g入りくらいで1,000円程度です。
ヨーグルトや杏仁豆腐に添えたり、肉料理に付け合わせてもいいでしょう。
ミランダ・カーはスムージーにして飲んでいたそうです。
さまざまな野菜、果物とゴジベリーも加えて栄養満点のスムージーにしてもいいですね。
食材の組み合わせによってさまざまな効果があります。
・ゴジベリー+トマト ⇒ 美白
・ゴジベリー+ブルーベリー+菊の花 ⇒ 目のかすみ、疲れ目改善
・ゴジベリー+サクランボ ⇒ めまい、虚弱改善
・ゴジベリー+ショウガ ⇒ 冷え性改善
<ゴジベリーを使ったおすすめレシピ>
・ゴジベリーと菊の花のお茶
<材料>
ゴジベリー…小さじ1
菊茶の花…3~4個
お湯…1と1/2カップ
はちみつ
レモン
ミント
<作り方>
①カップに菊の花とゴジベリーを加え、お湯を注いで3~5分置きます。
②お好みでレモン、はちみつを加えミントを飾ります。
・ゴジベリーのお酒
<材料>
ゴジベリー…120g
ホワイトリカー…800cc
氷砂糖…0~100g
<作り方>
①ガラス瓶にゴジベリー、お好みで氷砂糖を入れます。
②お酒を加え1週間~1カ月ほど漬けます。
まとめ
スーパーフードとも言われる「ゴジベリー」には、美容や健康に効果的な栄養素がたくさん備わっています。
乾燥しているものなら日持ちもして、いろいろな料理やドリンクなどにも活用できそうです。
キレイな赤色で食卓が華やかになるメリットもあります。
ぜひあなたも日々の食事にゴジベリーを取り入れて、美しさを磨きましょう。
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