肌は年齢とともに衰え、シワやハリ不足、くすみなどさまざまなトラブルに悩む方が増えてきますよね。
でも、いくつになってもお肌が綺麗で若々しい人もいます。
「そういう肌質なんだろうな」
「肌が強いんだろうな」
と、肌質によるものと思っている方が多いのではないでしょうか。
そんな肌質になれたらいいなと憧れて、少しでも肌を綺麗に保とうと美肌成分配合のサプリメントやエステ、美顔器に化粧品とお金ばかりかけてはいませんか?
もちろん、お金をかけて美しくなれることもあります。
そういった美意識から自分に投資するのもいいでしょう。
ですが、お金をかけなくても肌を美しく保つ方法もあるのです。
肌や体の若々しさの維持に高額アイテムを使う前に、「水」の飲み方を変えて対策してみませんか?
水を正しく取り入れるだけで、肌の状態はぐんと良くなります。
それだけでなく、健康にいい効果もたくさんあるのです。
水を飲むだけならお金もあまりかからないですし、経済的ですよね。
今日から始められる水で美しくなる方法を紹介します。
美容や健康のためにはどれくらいの水を飲めばいいのか
よく「1日2リットルを目安に飲みましょう」と言われていますが、1日に飲む適切な水の量は人によって違います。
その計算の仕方は簡単。
自分の体重に「30」をかけるだけで、1日に必要な水分量の目安が分かるのです。
たとえば女性の健康的な体重の「55キロ」の場合、55に30をかけると「1650」になります。
つまり55キロの人の1日に摂取すべき水の量は「1650ml」です。
約2リットルではありますが、2リットルよりは少なめでいいということになりますね。
2リットル未満が摂取目安量の場合、「2リットルを目安に」というアバウトな情報を鵜呑みにしてしまうと水分過多になり、むくみの原因にもなるので注意が必要です。
水分補給のルールでは、まず自分がどれだけ水を飲めばいいのか量を把握することから始まります。
効率的に水分補給をするには?
水分補給のルール①
「喉が渇いた」と感じる前に飲みましょう。
喉が渇いたと感じるということは、すでに体が渇いてしまっている状態です。
体は常に潤っている状態にしておきましょう。
水分補給のルール②
起床後、朝食、昼食、午後の休憩、夕食、入浴の前、入浴の後、夜眠る前など、自分に最適な水分量をこれらのタイミングの回数分で割り、同量程度ずつバランスよく飲んでください。
約2リットルは多いなと感じるかもしれませんが、1日のうちで少量ずつに分ければ簡単にクリアできるでしょう。
水分補給のルール③
水は常温で飲みましょう。
冷たい水は体を冷やすだけでなく、胃腸に負担もかけてしまいます。
また、脂肪が燃焼しずらい環境をつくってしまうのでダイエットにも不向きです。
<ポイント>
朝起きたらコップ1杯の常温の水を飲むのがおすすめ。
就寝によって水分が不足ぎみの体に浸透し、体を活発にさせる交感神経に働くそうです。
空っぽのお腹に水を取り入れることで、代謝があがりやすい体になります。
<水の飲み過ぎに注意>
水が健康と美容にいいからとたくさん飲み過ぎると「水中毒」になるおそれがあります。
水分の処理が可能な量には限りがあり、それを超えるレベルでガブガブ飲んでしまうと体にナトリウムが足りなくなり、体に悪影響を及ぼしてしまうのです。
ただ、水中毒は1時間に1リットル飲むような速さでなければそうそうなりません。
普通に水を飲む程度ではあまり気にしなくてもいいですが、頭の片隅にいれておいてくださいね。
<お茶やコーヒーでは意味がない>
毎日お茶やコーヒーを飲んでいるから水分は足りているだろうと思っている方、実は足りていません。
お茶やコーヒーには「利尿作用」があり、水分補給をしているつもりでも体からすぐに水分が排出されてしまいます。
カフェインも多く、毎日たくさん飲むにはおすすめできません。
おやすみ前に飲めば眠りにくくなるなどの影響も心配です。
適切な水分補給による体質改善
わたしたちは体の約60%が水分でできています。
その水分量をキープすることは、人間が生きてくうえで必要なことなのです。
ですが普段生活していて自分に水分が足りているのか、なかなか分かりずらいですよね。
意識してないと、全然水を飲んでないなんてこともあると思います。
自分に適切な量の水分を意識的にとっていくようにしましょう。
下記のような悩みがある人は水分補給で改善するかもしれません。
・体のめぐりが悪い気がする
・お腹の調子が悪く、便秘気味だ
・体に溜まった悪いものを追い出したい
・肌のキメが荒い、化粧乗りが悪い
・ほうれい線、クマが目立つ
・肌がどんよりくすんでいる
・血液のよどみが気になる
・ダイエットがなかなかうまくいかない…
・若さを取り戻したい、エイジングケアに励んでいる
特に、美肌には水分補給が必須です。
水を飲むことで体内の老廃物を排出するデトックス効果が期待でき、内臓の働きも活性化します。
すると体の循環がよくなり、肌へと栄養分を届け、ターンオーバーも正常化するのです。
まずは水をしっかりとって、体内をキレイにすることが美肌への近道といえるでしょう。
また、頻繁に足がつる人や、立ちくらみやめまいがする人、頭痛になる人は水分不足からくる症状の可能性があります。
水分が足りていないことで体内の循環障害や酸素供給の低下も引き起こすので、健康のためにも水分補給をしっかり行いましょう。
まとめ
水は毎日何気なく飲んでいるものですが、正しい摂取方法で健康にもエイジングケアにも役立つんですね。
最近肌の調子が悪いなぁと感じている人も、化粧品やサプリメントばかりにこだわらずに水の飲み方を変えてみてください。
味のない水を飲むのが苦手という方は、水にレモンなどを少し絞ると飲みやすくなるのでおすすめです。
適切な量を最適なタイミングで飲んでいれば、体の中のよどみが流れてスッキリし、肌も綺麗になりますよ。