スキンケアの怠りや加齢により毛穴にはさまざまなトラブルが生まれます。
メイクをしても隠し切れない毛穴や、とてもスッピンは見せられない毛穴トラブルを抱えた肌…。
なかなかすぐに改善してくれないのも毛穴トラブルの特徴です。
毛穴レスの綺麗な肌を目指すにはどうしたらいいのでしょうか。
開き毛穴・つまり毛穴(黒ずみ)・たるみ毛穴など毛穴トラブルにはそれぞれの原因と改善方法があります。
1つ1つご紹介するので、自分に合ったケア方法を試してキレイな肌を取り戻しましょう。
この記事でわかること
開き毛穴の特徴・原因・改善方法
◆開き毛穴の特徴
毛穴が開いてプツプツと目立っている状態です。
特に鼻の毛穴は目立ちやすく、イチゴの表面のようになります。
手触りはざらざらとしていて、顔色がくすみがちな人は開き毛穴の特徴に当てはまるでしょう。
開き毛穴の人は「脂性肌」の人に多く、また遺伝的なものもあるので目立たなくさせることはできてもで完璧な改善は難しいとされています。
◆開き毛穴の原因
開き毛穴は毛穴から分泌される皮脂の量が多いことが原因になっています。
常に毛穴を押し広げて皮膚表面に皮脂を送り出していると、毛穴が広がったままになってしまい開き毛穴となってしまうのです。
皮脂は肌の乾燥、脂肪分の多い食事、肌に刺激になる化粧品、紫外線などによって分泌が活発になるため、日ごろからのスキンケアが疎かになっていると余計に皮脂が増えて毛穴が開く悪循環に陥ってしまいます。
また、生理前になると黄体ホルモンという男性ホルモンの働きに似たホルモンが分泌され、皮脂を増やす原因になるのでこの時にも毛穴が開きやすくなります。
◆開き毛穴の改善方法
開き毛穴は皮脂が多いオイリー肌が原因になっているので、オイルコントロールをする必要があります。
皮脂の過剰分泌を抑えることで毛穴を開く原因が少なくなり、開き毛穴を予防・改善できるでしょう。
皮脂の分泌を抑えるビタミンC、ビタミンC誘導体を配合した化粧品を選び、油分が少ない美容液、乳液を選びましょう。
皮脂が気になる時はティッシュオフして都度余分な皮脂を除きます。
そのままにしておくと開く原因になりかねませんが、過剰に皮脂を取り過ぎるのも注意が必要です。
皮脂を取り過ぎると、肌が皮脂が足りていないとさらに分泌を活発にしてしまう可能性も。
脂がよくとれるあぶらとり紙などは使用せずに、ティッシュで軽く抑える程度にしてください。
皮脂が多いから保湿ケアは適当、ベタベタするからしない、という人がいますがそれでは余計に皮脂が増えるので要注意。
ベタベタしていても実は皮膚の中は乾いていて、皮膚を乾燥させない為に皮脂が余計に増えている可能性があります。
その場合、保湿をすれば皮脂の量は抑えられるのでしっかりと保湿ケアをして余分な皮脂の分泌を防ぎましょう。
また、肌に刺激になる毛穴パックやスクラブ入り洗顔料などを使うと肌に負担がかかり皮脂を増やす原因になるので使用しないで下さい。
ジェルタイプのクレンジングや肌に負担が少ない洗顔石鹸がおすすめ。
毛穴トラブルは毎日のクレンジングで汚れやメイクを落としきれていないことが原因になることも。
毛穴汚れに効果的なしっかり洗浄力と肌の保湿を叶えた高機能クレンジングも誕生してきているので、なかなか改善しないという方はクレンジングを見直してみてもいいかもしれません。
洗顔石鹸をしっかり泡立ててマッサージするように洗えば、汚れもスッキリです。
開き毛穴はこの後紹介する「つまり毛穴」にも繋がりやすいのできちんとケアをしていきましょう。
つまり毛穴(黒ずみ)の特徴・原因・改善方法
◆つまり毛穴(黒ずみ)の特徴
開き毛穴からつまり毛穴に繋がることが多く、開いた毛穴に古い角質や皮脂が溜まり「角栓」がつまっている状態をつまり毛穴と呼びます。
開き毛穴のケアがしっかり行えておらず、角栓がつまることで毛穴が広げられて目立つようになるばかりか皮膚表面にピョンピョンと角栓が頭を出してデコボコに。
空気に触れた角栓は黒く酸化し、毛穴が黒く見えたり肌がくすんで見えるようになります。
◆つまり毛穴の原因
古い角質や皮脂が角栓になって毛穴につまるのが原因です。
皮脂の分泌量が多い人や開き毛穴のケアがきちんとできておらず、開いた毛穴に角栓がつまるとつまり毛穴になります。
皮脂の分泌量が多い脂性肌の人に多く見られる毛穴トラブルの特徴で、触るとザラザラ。
開き毛穴と同様に保湿ケアが疎かになっていて皮脂が余計に増えていたり、ターンオーバーの働きが低下し古い角質が蓄積していることも原因です。
生活習慣が乱れるとターンオーバーは乱れ、古い角質が蓄積しやすくなります。
その角質が毛穴に皮脂と一緒になって混ざって、毛穴をつまらせるのです。
◆つまり毛穴の改善方法
つまり毛穴のケアでは毛穴につまった角栓や古い角質を落とすケアが有効です。
毛穴の奥から汚れを落とせる酵素洗顔、炭酸洗顔、ピーリングなどを週に1~2回取り入れましょう。
毛穴につまった角栓を毛穴パックで取り除く方法もありますが、皮脂が増える原因になることがあるのであまりおすすめしません。
角質が溜まらないようにするにはターンオーバーを活発にする必要があり、ターンオーバーを正しく機能させるには十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動が求められます。
喫煙、飲酒はターンオーバーを乱すもとになるので控えめに。
規則正しい生活をし、肌の生まれ変わりをきちんと促せば毛穴に汚れが過度につまってしまうことは防げるでしょう。
毛穴のつまりを落としたあとは角栓によって押し広げられた毛穴をもとに戻してあげないと開き毛穴に。
開き毛穴とつまり毛穴は交互に繰り返しやすい毛穴トラブルです。
スキンケアアイテムは皮脂の分泌を抑えるビタミンC、ビタミンC誘導体配合のものや毛穴を引き締める収れん化粧水を選ぶのがおすすめです。
たるみ毛穴の特徴・原因・改善方法
◆たるみ毛穴の特徴
たるみ毛穴は開き毛穴のような「丸い毛穴」ではなく、縦に長い楕円形の形に開いた毛穴のことを指します。
できる場所は頬が主で上に引き伸ばされるような髪型(ポニーテールなど)をすると目立ちづらくなります。
若い人はたるみ毛穴になりにくく、もっぱら35歳以上のエイジングサインとして扱われる毛穴トラブルです。
◆たるみ毛穴の原因
たるみ毛穴の原因は主に加齢です。
歳をとると肌のハリ、弾力を保つコラーゲンが減少し肌を支える力が弱くなって皮膚がたるみます。
皮膚がたるむと毛穴の周辺が陥没したようになり、肌のハリを支える力が弱いので重力に負けて皮膚がさがりつられて毛穴が下方向へのばされて縦に長い楕円形のたるみ毛穴になるのです。
冷え性、喫煙者の方は血行が悪く肌に必要な栄養が届きにくいので肌の弾力が損なわれやすく、余計にたるみ毛穴の原因を作りがち。
また、表情筋が衰えるのも原因とされています。
加齢によって筋肉が衰えたり、表情をあまり作らない生活をしていると表情筋が衰えて皮膚を支えられず重力に負けてたるみ毛穴になるのです。
◆たるみ毛穴の改善方法
肌のコラーゲンを作るためにはビタミンCが必要です。
肌の酸化を防ぎ老化を食い止める効果にもコラーゲン生成を促し肌にハリを取り戻す為にもビタミンC誘導体を配合したスキンケアアイテムを選びましょう。
そして、血流をよくし肌にしっかり栄養が行き渡るように十分な睡眠、バランスのとれた食事をとり、適度な運動をします。
ピンポイントで肌に効くのは顔ヨガや表情筋トレーニング。
大きな口でひとつひとつ意識しながら「あ・い・う・え・お」と言うトレーニングや、顔のパーツをぎゅっと中心に寄せるようにすぼませてパッと開く顔ヨガ、口・眉・目を上下左右に回すストレッチが表情筋にダイレクトに効きますよ。
また、たるみ毛穴には美顔器が効果的。
表情筋に直接働きかけるEMS搭載の美顔器がおすすめです。
まとめ~毛穴トラブルの種類ごとのケア方法を実践して美肌を取り戻そう~
毛穴トラブルにはさまざまな種類があり、原因も改善方法もそれぞれに合った方法があります。
まずは自分の毛穴がどのタイプのトラブルを起こしているのか見極め、それから正しい方法で対処していき、毛穴の目立たない若々しく綺麗な肌を目指しましょう。
毛穴トラブルは丁寧にケアしてあげないと、繰り返し引き起こります。
毎日のケアも重要になってくるので、毛穴ケアに効果的なスキンケアコスメなども活用し長期的にお手入れしていきましょう。
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