夏も本番が終わり、過ごしやすい秋になるのは嬉しいですよね。
紫外線も弱まり、汗をかいたりテカったりということは少なくなるのでお手入れや化粧直しが楽になるイメージです。
でも実は、秋は肌トラブルを起こしやすく肌老化が加速する季節。
1年で1番スキンケアをしっかり行いたい季節とも言われています。
夏のダメージをスッキリリセットする秋のスキンケアと若々しさをキープさせるエイジングケアの方法を紹介します。
この記事でわかること
秋のスキンケアはなぜ大事なの?秋の肌ってどんな状態?
秋の肌は夏の間に受けた大きな肌ダメージをひきずっています。
・エアコンのきいた部屋で過ごしていたことでの乾燥
・毎日付けていた強い日焼け止め
・発汗による乾燥
・繰り返す化粧直し
夏の間はこのように知らずしらずのうちに肌が酷使されていたので、思っている以上に肌が疲れている状態。
肌の奥に蓄積されたダメージは通常ターンオーバーにともない改善されていきます。
ターンオーバーの周期は早い人で約28日で、真夏の7月~8月頃に受けた肌の奥へのダメージは9月頃になって肌の表面に現れてきます。
夏の間のケアが疎かになっていた場合、ターンオーバーが正常に行われずそれ以前のダメージも表面に出てくるので秋の肌トラブルは増えがちなのです。
また、気温の差も注意したいところ。
秋は寒暖差が激しく空気も乾燥して体調を崩しやすくなり、季節の変わり目ということでホルモンバランスの変動から肌に影響が出やすくなります。
夏のダメージが一気に表面化すること、秋の不安定な寒暖の差や空気の乾燥、ホルモンバランスの影響がまとまって肌に影響を及ぼすことから、秋のスキンケアは入念に行わないと肌老化が深刻化していくと言われているのです。
冬になるとさらに寒さでターンオーバーが乱れがちで空気はより乾燥するため、バリア機能の落ちたままの肌だとさらに大きなダメージとなってしまいます。
ですから、肌のダメージをリセットし状態を安定させる秋のスキンケアは美肌ケア、エイジングケアにおいてとても重要なのです。
秋に起こしやすい肌トラブルとは
①ターンオーバーの乱れによる肌トラブル
角質が溜まっていき、日焼けした肌やシミが排出されていかないのでこのようなトラブルを起こしやすくなります。
・ゴワゴワの感触になる
・シミ
・くすみ
・毛穴つまり、黒ずみ毛穴、開き毛穴
・吹き出物
・キメが荒い
・化粧ノリが悪い
②乾燥による肌トラブル
肌の乾燥は美肌の大敵です。
肌を弱くし、防衛反応が働いて皮脂が余計に分泌されるため乾燥しているのに脂っぽい肌に。
・バリア機能の低下
・吹き出物
・敏感肌
・小じわ
・皮脂の過剰分泌
・たるみ
・毛穴つまり
・テカリ
③寒暖の差による肌トラブル
夏のダメージが残っている状態に激しい寒暖の差があると肌に大きなストレスがかかってしまいます。
寒暖の差は体にも影響し、内臓機能が低下することでも肌に影響が出てくるようです。
・乾燥
・肌がかゆい、ヒリヒリする
・化粧水がしみる
・免疫力の低下による炎症の悪化
・湿疹
このような肌トラブルを起こしやすくなる秋ですが、秋冬の乾燥にそなえて春夏の間しまっていた加湿器を使うことで肌トラブルを起こすこともあるそうです。
なぜかというと、加湿器には細菌が繁殖しやすいから。
しまった時にきちんと掃除ししっかり乾燥させましたか?
使う前に洗いましたか?
雑菌が残ったままの加湿器を使うのは部屋に雑菌を撒くようなものです。
秋になって乾燥対策として久し振りに加湿器を出したものの、手入れが不十分で空気中に雑菌が撒かれてしまい、毛穴に雑菌が侵入したり肌を刺激したりしてかゆくなったり吹き出物ができる、炎症するなどの肌トラブルを起こすことも。
久し振りに稼働させる秋の加湿器にも要注意です。
秋にしておきたいスキンケア3つのポイント
上記で紹介した肌トラブルを引き起こさないためにも、秋にぜひしておいて欲しいスキンケア3つのポイントを紹介します。
ばっちり肌を整えてトラブル知らずの綺麗な肌を目指しましょう。
ポイント①:とにかく保湿が大切
いつでも保湿はスキンケアの要(かなめ)ですが、秋は特にしっかりと保湿をしましょう。
ターンオーバーを整える、肌のダメージを回復させる、安定させる、冬に備えるためなど色々な意味合いがあります。
保湿をすることで肌のダメージが効率的に回復し、健やかな肌を維持できるでしょう。
保湿することは以下のような予防改善効果が期待できるので、とにかく保湿に重点を置くことが重要です。
・ターンオーバーを整える
・ダメージの回復
・バリア機能を高める
・乾燥肌
・皮脂量の安定
・小じわ
・毛穴トラブル
・たるみ
保湿ケアで使う化粧品は保湿成分のヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、プラセンタ、イソフラボン、アミノ酸などが配合されているものを選ぶのがおすすめです。
化粧水、美容液を使って保湿するのはもちろん週に1度のスペシャルケアでパックを使うのもいいですね。
最近は毎日使えるタイプのパックもあるので、そういったものを取り入れるのも良いかと思います。
ポイント②:睡眠をとる
肌を回復させるためには良い睡眠をとることも重要です。
寝ている間は「成長ホルモン」が分泌され、体や肌に受けたダメージを修復させる働きがあります。
きちんと保湿したり栄養を摂っていても、睡眠がとれていないと修復効果が十分に得られないので効率的に肌を回復させるためにも22時~2時の間に寝ていられるようにしましょう。
22時じゃ早過ぎる!という人も、最低でも0時までには寝てください。
ポイント③:肌に良い栄養を摂る
肌を修復するには材料になる栄養が必要です。
材料になるのは主にタンパク質。
植物性タンパク質の方がヘルシーな感じがしますが、材料にするには動物性タンパク質が望ましいので肉類や魚からタンパク質を摂取しましょう。
カロリーが気になる方は鶏ささみ、胸肉、牛の赤身肉がおすすめです。
ビタミン類も大切な栄養素です。
肌の弾力のもとのコラーゲン生成やシミ予防に効果的なビタミンC、肌の健康維持に必要な美容ビタミンのビタミンB2、B6の摂取も心がけましょう。
・ビタミンC…ブロッコリー、柑橘類、ゴーヤ、芽キャベツ、かぼちゃなど
・ビタミンB2…レバー、ナッツ類、納豆、卵、魚卵など
・ビタミンB6…魚の赤身、アボカド、にんにく、酒粕など
<美肌のための秋メイクのポイント>
秋のメイクは濃くなりがち。
マットな質感が好まれたり、カラーメイクも深く濃くなったりします。
もちろんカバー力も大切ですし、しっかりメイクを楽しみたい女性も多いでしょう。
ですが不安定でダメージを受けている肌に厚いメイクを行うことは、肌トラブルを悪化させてしまう原因に。
そんな時に役立つのが美容成分が配合された肌に優しいファンデーションです。
美容液並みの美容成分がたっぷり配合されながら、ファンデーションとしてもしっかり機能してくれる優れモノ!
断然肌にやさしく、メイクしながらスキンケアが叶います。
秋は手持ちのコスメを見直して、肌に優しいメイクで肌を守りましょう。
まとめ~秋に大切なのは美肌を取り戻す丁寧なスキンケア~
秋の肌はトラブルを起こしやすい不安定な状態ですが、夏のダメージをリセットしたり冬に備え肌を整えておく準備期間でもあります。
秋のスキンケアが今後の肌の若さを左右すると言っても過言ではありません。
美肌維持やエイジングケアにとって重要な季節になるので、頑張ってケアをしていきましょう。
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