肝斑に効く薬って?できる原因と治療法&目立たなくする方法

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  • 投稿者 : ReBON  
  • 公開日:2017/09/25 最終更新日:2019/03/26

年齢を重ねると紫外線による顔の色々な場所にできるシミとは違う、両頬に左右対称的に広がるようなシミができることがあります。
この「左右対称的」というのが肝斑の特徴です。

突然現れることもある肝斑はなにが原因になっているのでしょうか?
こちらでは肝斑ができる原因治療法、これ以上濃くさせない方法などを詳しく紹介します。
肝斑でお悩みの方の参考になれば幸いです。

急に現れる?!肝斑の原因とは?


通常、シミというのは紫外線が主な原因になっていますが、肝斑の原因は紫外線ではないと言われています。
まだはっきりと解明されているわけではないのですが、肝斑ができやすいのは30代~40代の女性に多いことや妊娠、出産を境にできることが多いことから女性ホルモンのバランスに変動があることが原因なのでは、と考えられているようです。

男性に肝斑ができにくいという点からも、女性ホルモンが関わっていることはかなり有力な説とされています。
30代以降に妊娠出産する方が増えていますし、40代を過ぎれば女性ホルモンは減少していくのでホルモンバランスが変動しやすい時期です。

肝斑の直接的な原因ではありませんが、紫外線も肝斑に作用することがあるので注意が必要です。
すでにできている肝斑が紫外線を浴びると、色素が濃くなり肝斑が目立ちやすくなるので紫外線が原因のシミではなくても紫外線対策は必要です。

肝斑の治療法について|内服薬と外用薬


肝斑は皮膚科で治療することができます。
放置することで濃くなってしまうことがあるので、肝斑を悪化させないようにするためにも皮膚科で治療をすることをおすすめします。
顔色をくすませて見せたり、どんよりとした印象を与えてしまう肝斑。
ぱっと明るく若々しい印象を取り戻すためにも、エイジングケアの一環として取り組みましょう。
皮膚科で行われる肝斑の主な治療方法をご紹介します。

①トラネキサム酸の服用(内服薬)
トラネキサム酸は炎症やアレルギーなどを抑えたありますり治療するためにも使われている幅広く効く薬です。
トラネキサム酸はメラニンを発生させる原因になるメラノサイト活性化因子に働きかけ、メラニンの発生を抑制します。
メラニンの発生を抑制することで肝斑の色素(メラニン)を薄くし、徐々に改善していく効果に期待できるのです。

効果を感じるスピードには個人差がありますが、大体1~2か月で実感できる方が多いのだとか。
じっくり服用していく必要があります。
また、トラネキサム酸と一緒にビタミンCが処方される場合も。
ビタミンCは美白成分としても有名ですよね。
美白に効果がある薬を2種類一緒に服用することで、より高い治療効果があるというわけです。

②トレチノイン、ハイドロキノンの使用(外用薬)
トレチノインはターンオーバーを促し、ハイドロキノンは美白作用のある薬です。
どちらも外用薬で、肝斑に塗って改善を促すものです。
ターンオーバーを促すことで皮膚細胞の生まれ変わりが活発になり、内部に蓄積したメラニン色素をどんどん押し上げて排出させます。
トレチノインの効果は1か月ほどで現れてくるでしょう。(個人差はあります)

ハイドロキノンはターンオーバーを促し美白するタイプの薬ではなく、メラニン色素を作るメラノサイトの働きを抑えてメラニン色素が作られないようにします。
美白効果は非常に強力で、間違った使用方法をすると皮膚の一部だけがぽっかり白くなってしまう「白斑」を起こすリスクもあるため、医師の指示に従い正しく使う必要があります。

③市販薬の使用
皮膚科に行く暇がない、自宅でなんとかしたいという方は市販薬の使用もおすすめです。
トラネキサム酸L-システインを配合した内服薬が販売されています。
L-システインはメラニン色素が作られるのを抑える効果や、メラニン色素の排出を促し肝斑を薄くしていく効果が。
コラーゲンの生成を促す効果もあるので、美白しながら肌にハリやうるおいを実感することもできるでしょう。

ただ、市販薬は皮膚科で処方される薬よりも成分の濃度が低いので効果を感じられるようになるまで時間がかかってしまうというデメリットもあります。
自宅でゆっくり対処していきたい、急いでいない、という方にはいいかもしれませんが早く治したいという方には向いていません。

肝斑をこれ以上濃くさせない!目立たなくさせる方法


肝斑ができてしまったら治療と同時にして欲しいのが目立たなくさせる工夫や悪化させないようにする対処です。

①女性ホルモンのバランスに気を付ける
女性ホルモンの変動が肝斑を濃くしてしまう可能性があるので、なるべくホルモンのバランスが崩れないような生活習慣を意識しましょう。
ホルモンバランスの安定にはストレスを溜めないこと、睡眠をしっかりとること、栄養バランスの整った食事をとることです。
足りない女性ホルモンを補うのには大豆製品の摂取がおすすめ。

②紫外線対策
肝斑がいくら紫外線が原因のシミではないといわれていても、紫外線が原因で肝斑が濃くなってしまうことがあるので紫外線対策は必ず行ってください。
外出する時は日焼け止めを塗りましょう。
塗りムラや塗り残しがあると日焼け止めの意味がなくなるので注意してください。
帽子、日傘があるとより効果的な紫外線対策になります。


③肝斑を隠すメイク術
ファンデーションは肌色より明るいものを選びがちですが、明るい色を選ぶとシミが隠れにくくなるので肌色と同じか、肝斑が濃い場合は肌より濃い色のファンデーションを選ぶと目立ちにくくなります。
肝斑そのものを隠すコンシーラーは、自分の肌より半トーンくらい暗い色味のものを選びましょう。

肌色に合わないファンデーションやコンシーラーを使うと顔色が悪く見えたり肝斑が悪目立ちしてしまったりする可能性もあるので、色選びは重要です!

まとめ~肝斑は治療も可能!濃くなる前にケアしよう~


肝斑は年齢を重ねるとどうしてもできやすくなってしまいます。
正しい治療法や目立たなくさせる対策などを実践して、早めのケアが大切です!
早く消したい!という方は皮膚科での治療がおすすめですが、保険適用になる場合とならない場合があるのでしっかりカウンセリングを受けてから治療を進めましょう。

日頃から肝斑を濃くしないためにできるセルフケアもあります。
美肌は毎日の積み重ねでつくられていきますから、根気良く頑張りましょうね!

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