2018年11月27日、花王株式会社は自然な極薄膜を肌表面につくるファインファイバー技術を発表しました。
肌表面を均一になめらかに整える性質があり、シミや毛穴などの肌悩みを隠せるようになると期待されているから驚き…!
ファインファイバー技術は具体的にどのような仕組みで、どんな化粧品に応用されていくのでしょうか?
この記事でわかること
ファインファイバー技術とは?
ファインファイバー技術とは、専用装置にセットされた化粧品用のポリマー溶液を肌に噴射することで、肌の表面に極細繊維でできあがる積層型の極薄膜をつくる技術です。
文章になるとちょっと難しいですが、簡単に言うと吹き付けたところに薄い膜ができ、キレイな肌を再現できるということ。
噴射するだけなので誰でも簡単に取り扱いができ、凸凹した部分などにも対応がきくので、全身のさまざまな気になる部分に使うことができます。
「積層型極薄膜」というのがポイントのようで、やわらかくて軽く、肌の動きにも柔軟に対応できるのでとても自然。
肌表面を均一に整え、肌との境目が見えない滑らかな肌を演出できるという、驚きの技術なのです。
さらには繊維状なので隙間から水蒸気を通すことができ、肌を完全に密閉しないという点でも高い評価をされています。
花王がこれまでの常識を超えるスキンケアをつくる?
花王はこれまでのスキンケアやメイクの次元を変える技術ともいわれるファインファンバー技術とともに、花王が長年取り組んでいる基礎研究の技術と合わせて、新しい製品やサービスを展開していくと発表しています。
まるで皮膚そのものを塗るかのようなファインファイバー技術ですから、さまざまな化粧品への常識を超える可能性が期待されているのです。
「皮膚を超える皮膚」を目標としているというマイクロファイバー技術は、化粧品の限界を超えるだけでなく、治療地域への応用も視野に入れているのだとか。
2019年は美容業界に革命が起こる?!
日経トレンディの2019年ヒット予測で第11位にランクインしたパナソニックの「オーダーしみかくシート」も、極薄のシートで肌悩みを隠すことができると話題の最新美容技術。
こちらは専用のミラーに写る自分の肌が分析され、肌質や肌色に合わせたシートが完成する、いわゆるオーダーメイドのもの。
肌に直接貼っても自然で、笑っても分からないほどなのだそう。
オーダーしみかくシートも実用化の目途がついているということで、花王のファインファイバー技術とともに2019年は美容業界で革命が起こりそうですね。
今後、どのような化粧品になるのか楽しみです。
シミにコンシーラーをのせてものせても隠しきれない私にとっては、心躍る嬉しいニュースでした!