真夏の暑さで食欲を失ったとき、さっぱりつるっと食べられる「麦とろご飯」が食べたくなりますよね。
麦とろご飯には美味しくて食べやすいだけじゃなく、豊富な栄養が含まれて、さまざまな効果が期待できるのだとか。
今回はそんな麦とろご飯に秘められたアンチエイジングパワーの効果についてご紹介していきます!
この記事でわかること
夏バテにも効く!麦とろご飯とは?
麦とろご飯とは、山芋(自然薯)をすってとろろにしたものを大麦にかけて食べる料理のことです。
作り方は大麦の上にだしを加えたとろろをかけるだけと、とてもシンプル。
このシンプルさと美味しさから長く愛されてきた麦とろご飯ですが、以下の症状のときに取り入れると効果的だと言われています。
夏バテのときによく食べられている麦とろご飯、まさに夏特有の不調を吹き飛ばしてくれる効果あったんですね!
麦とろご飯がもたらす効果とは?
・美肌効果
山芋に含まれるアルギニンという成分がコラーゲンの生成の働きを助けてくれ、保水力があるので美肌効果が期待できるのだそう。
・便秘解消
麦とろご飯は食物繊維が豊富で腸内の状態を整えてくれるので、便秘解消に効果が期待できると言われています。
・ダイエット効果
最近ではデブ菌と言われる「ファーミキューテス」は水溶性食物繊維を多く含む食材を食べることで減らすことができるのだそう。
大麦には水溶性食物繊維が豊富に含まれているので、ダイエット効果が期待できると言われています。
・女性ホルモンを増やす
山芋に含まれているジオスゲニンが女性ホルモンを促進、増やす効果があるのだそう。
・脳の老化防止
女性ホルモンには脳の血管を拡張して動脈硬化を予防し、脳の神経細胞を保護・修復する働きがあるのだとか。
とろろを食べることで女性ホルモンが増える効果があるため、老化防止の効果が期待できると言われています。
・アルツハイマーの予防
認知症のほぼ50%を占めるアルツハイマーにはアミロイドβというタンパク質が脳に蓄積することが原因と考えられているのだそう。
山芋にはアミロイドβを減少させる効果があることが明らかになり、脳の神経細胞と記憶力の改善の効果が期待できると言われています。
とろろと大麦、それぞれの持つパワーとは
とろろと大麦それぞれにどのようなパワーがあるのかまとめてみました。
大麦は「食物繊維の王様」、「雑穀の王様」と呼ばれるほど、水溶性食物繊維がぎっしり詰まっています。
白米と比較しても食物繊維は19倍、カルシウムは3倍、カリウムは2倍となっていて、大麦には高血糖を抑制する働きがあり、そのため太りにくい身体を作ることができます。
また大麦に含まれる大麦β-グルカンが糖質を抑えるパワーもあるので、糖質の吸収をゆるやかにしてくれる効果も期待できるのだとか。
この大麦β-グルカンはカナダやオーストラリアなど世界各国でその効果が認められている水溶性食物繊維なのです。
日本では「山のうなぎ」と呼ばれるほど栄養豊富なとろろの原料であるヤマイモ(自然薯)は食物繊維が豊富。
便秘解消はもちろん、腹持ちがいいのでダイエットにも効果的です。
また女性ホルモンと似てる働きをするジオスゲニンが含まれているので、肌や髪のハリツヤがよくなる効果も。
サポニンの抗酸化作用の働きによってガン予防や免疫力の向上も期待されます。
麦とろご飯の効果は2つの食材の相乗効果によって生まれたものだということが分かりますね。
まとめ~雑穀+ネバネバの「麦とろご飯」で内側からアンチエイジングしよう!~
美味しくてお腹にも優しい麦とろご飯に、こんなパワーが秘められていたのは驚きですね。
女性に嬉しい効果がたくさんありますし、内側からキレイにアンチエイジングしたい!という女性にはぜひ取り入れてもらいたいです。
大麦は食物繊維の王様で、山芋は胃に負担がかからないどころか、胃粘膜を保護する働きがあるので胃の弱い人にもおすすめなんです。
腹持ちもいいので1食置き換えダイエットなどにも効果的なのだそう。
体にも美容にもいい「麦とろご飯」を毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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