鼻にツーンとくる辛味と、爽やかな後味が特徴の「わさび」。
子供の頃は苦手だったけど、今やお寿司やお蕎麦には絶対に欠かせないなんて人も多いのではないでしょうか。
そんなわさびにアンチエイジング効果があることを知っていますか?
今回はわさびに隠された老化を防ぐ抗酸化力について紹介していきます!
この記事でわかること
わさびに含まれる「スルフィニル」ってなに?
わさびは、アブラナ科の多年草という植物で、渓流の中で自生しています。
日本が原産ですが、きれいに澄んだ温度の低い水のある環境下での生育が必要なことから日本でも限られた場所でしか栽培ができません。
日本人がわさびを食べるようになったのは飛鳥時代で、栽培されるようになったのは江戸時代からと言われています。
わさびには「アリルからし油」という成分が含まれており、魚の臭みを消して食欲を増進させ、辛味が胃を刺激して食欲と消化を助けてくれることから江戸時代後期から生魚と一緒に食べられるようになりました。
わさびには「スルフィニル」という成分が含まれていて、活性酸素を除去する抗酸化作用のパワーがあると言われています。
その量はなんとポリフェノールよりも高く、アンチエイジングの効果が期待できると注目されています。
スルフィニルのアンチエイジング効果って?
わさびに含まれる「スルフィニル」にはたくさんの効果が期待できると言われています。
その期待できる効果をまとめてみました。
血液をサラサラにする効果があるため、新陳代謝が促され、シミ・そばかすの改善に期待。
『抗酸化作用』
ストレスや高血糖などが原因で体内に過剰発生する活性酸素から体を守ってくれる。
もともと人間が持っている抗酸化作用を高める働きもあり、全身の老化の原因である活性酸素を撃退してくれる。
『血流改善作用』
血流の流れをアップさせる。
『ガン細胞転移抑制作用』
発がんを抑えたり、転移するのを抑制したりする働きがある。
『糖尿病合併症予防作用』
糖尿病性の肝機能不全を防ぐ作用。
『花粉症軽減効果』
抗炎症作用があるため、スギ花粉を軽減する働きがある。
『炎症抑制作用』
ワサビスルフィニルの濃度が高いほど炎症の原因を抑える働きがある。
などの効果があります。
他にもわさびには抗菌作用があり、大腸菌やサルモネラ菌、O157、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌など多くの食中毒の原因となる菌の増殖を抑制する働きもあるのだとか。
どんなわさびでもスルフィニルを摂取することができる?
わさびには国産わさびと西洋わさびがあり、香りや辛味はほぼ同じなのですが含まれている成分が違うので、西洋のわさびにはスルフィニルが含まれていません。
なのでわさびを摂取する際には、西洋わさびではなく国産わさびを選ぶことが重要です。
ワサビスルフィニルの特徴は、国産のわさびをすりおろすことで初めて効果を発揮しますが、生のわさびを買ってすりおろすというのもなかなか大変ですよね。
しかしチューブのわさびには国産わさびと西洋わさびを混ぜて作られているものがある上、長期間品質を保ことを目的とした副原料などが大半を占めているため、スルフィニルの効果は期待できません。
ですが、生のわさびはなかなか手に入らないもの。
そんなときは、生わさびほどではありませんが「本わさび使用」と書かれているチューブのわさびならスルフィニルを摂取することができます。
わさびはさまざまなお料理に合うので、薬味として使ったり、ドレッシングやソースにするなど自分に合ったわさびの取り方を見つけてくださいね。
まとめ~わさびのパワーで健康な身体を保とう!~
わさびの効果が現れるには、1日5g以上のわさびを摂る必要があります。
小さじ1杯のわさびですが、毎日摂るとなると結構大変ですよね。
簡単で効率的に摂取したい人はサプリメントで補う方法がおすすめです!
わさびがあまり得意ではない、ツンとしたのが苦手という人にはぴったりではないでしょうか。
毎日少しずつのわさびを食べて健康な体を保ち、美肌も手に入れませんか?
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