フルーツの中でも圧倒的な人気を誇る、「いちご」。
旬な季節にはいちごを使ったデザートがたくさん発売されますよね。
「ビタミンCの女王」とも呼ばれ、ビタミンCをはじめとする豊富な栄養素がもたらすアンチエイジング&美容効果が注目されています。
今回はそんないちごのパワーについて紹介します。
この記事でわかること
含有量No,1!豊富なビタミンCのパワーとは
私たちは体内でビタミンCを作り出すことができないため、食品から摂取する必要があります。
現代人はストレス・紫外線・睡眠不足・疲れ・スマホやパソコンの画面などが原因で、日々ものすごい速さでビタミンCを消費しています。
そんな不足しがちなビタミンCを効率的に摂取できるのが、ビタミンCの含有量が果物の中でトップクラスと言われているイチゴなんです!
いちごに含まれるビタミンCは100gあたり約62mg含まれています。
レモンの果汁は100gあたり50mgなので、ビタミンCのイメージが強いレモンよりいちごの方がたっぷり含まれているんですよ。
ビタミンCについて詳しく紹介していきます。
・抗酸化作用
細胞が錆び、老化が進行させてしまう大きな原因となるのは活性酸素の増加。
ビタミンCの抗酸化作用には増えすぎた活性酸素を排除し、一定の量を保ってくれる働きがあります。
この働きにより、年齢とともに加速する老化スピードを落とすことができるのです。
・免疫機能を高める
ウイルスに強い免疫があるので風邪の予防の働きがあります。
風邪を引いたときはビタミンCを採るのがいいと言われているのはそのためです。
・コラーゲンを作る
コラーゲンはタンパク質の一種で、私たち人間の体内のおよそ3分の1の割合を占めています。
メラニン色素の生成を抑えたり、薄くする働きがあるのでシミやそばかすを防ぐ効果も。
またお肌だけじゃなく骨や血管の形成にも大きく関係しており、骨がもろくなったり血管が細くボロボロになったりといったことから守り健康な身体を保つことができるんですよ。
私たちを悩ませる肌の問題は老化から引き起こされていると言っても過言ではありません。
なので、やはり高い抗酸化作用がもたらすアンチエイジング効果は見逃せないポイントですよね!
もっと知りたい!いちごがもたらす効果
ビタミンCの他にも豊富な栄養素が含まれています。
「アントシアニン」
いちごには高い抗酸化作用を持つポリフェノール類が多く含まれており、これがいちごの赤い色の正体。
疲れ目の予防や水晶体の働きを調節する毛細血管の保護により血行を良くする効果があります。
「エラグ酸」
高い抗酸化作用があり、抗炎症性、抗菌性、抗ガン作用、動脈硬化予防などの健康効果が期待されます。
また美白の大敵と呼ばれるメラニンの生成に欠かせない酵素のチロシナーゼの働きを抑える力があるので、美白にも効果があると言われているのです。
「ペクチン」
ペクチンは食物繊維で整腸作用があるため、下痢や便秘の改善をする効果が。
不要になったコレステロールを体外へ排出させる働きもあり、血中の悪玉コレステロールの減少も期待できるんですよ。
「葉酸」
葉酸と言えば妊婦さんが摂取すべき栄養素として知られていますが、妊娠されていない人にも欠かせない栄養素です。
ビタミンB群の一種で、タンパク質をつくりだす働きがあるので細胞のターンオーバーを活発化させてシミ・シワ、くすみを防いで美肌に導いてくれます。
また赤血球の量を増やしてくれる働きもあるため、血液がサラサラになり身体の血行が良くなる効果もあるのだとか。
血行が良くなると、くすみ・吹き出物・乾燥などの肌悩みや、生理痛・頭痛・肩こり・腰痛といった身体の不調の改善が見込めるそうですよ。
上記以外にもイチゴにはカリウムが多く含まれるので、体内の塩分を排出する助けをし、血圧の安定を図ってくれます。
それによりむくみの解消の効果もあると言われています。
1日の効果的な食べ方って?
1日の摂取量は、いちご7~8粒、大きいサイズなら5~7粒程度で成人が必要とするビタミンC摂取量、約100mgを摂ることができます。
また、熱に弱いため生で食べるのが1番おすすめな食べ方です。
ですがカットしてしまうとそこからビタミンCが流れ出てしまいますし、すぐに食べないとビタミンCがどんどん減ってしまうので、効果的に摂取したい方は気をつけてほしいポイントです。
食べる前の水洗いの際もヘタをつけたまま洗うとビタミンCが流れ出てしまうのを防ぐことができますよ。
ヨーグルトと食べると胃腸の調子を整えてくれたり、キウイやレモンと食べるとストレス緩和の効果があったりと食べ合わせでいちごのパワーがさらにパワーアップする食べ方もあるので、ぜひ自分に合った組み合わせで食べてみてくださいね。
まとめ~美容効果が高いイチゴを食べてキレイを手に入れよう~
アンチエイジング効果の高い抗酸化作用と美容に効く栄養素をたっぷり含んだイチゴは、美容食材として最適なものと言えますね。
スーパーのいちごもいいのですが、旬の時期にしか味わえない「いちごを狩り」に行って、自分で摘んだいちごを食べるという楽しみ方もおすすめですよ。
注意すべき点として、いちごに含まれるキシリトールは小腸で吸収されにくく大腸が水分を増やし消化しようとするために、お腹を下してしまうことがあるので適度な量を美味しくいただくようにしてくださいね。
クリスマスの時期はケーキなどに多く使われることから、「いちごは毎年クリスマスくらいにしか食べてない」なんて人はぜひ、いちごの本当の旬である春に食べてみてください。
果物でトップクラスの栄養価を誇るイチゴを食べて美味しくキレイになりましょう。
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