何気なくしている呼吸は口と鼻どちらからしていますか?
スポーツをしている方には口呼吸をしている方が多いと聞きますが、通常は鼻で呼吸するのがいいそうです。
ですが、風邪や鼻づまりなどが原因で口呼吸に変わってしまったということもあるのだとか。
しかしこの口呼吸が私たちの体に恐ろしい病気を引き起こす原因となってしまうのです。
今回は、口呼吸がもたらす病気と鼻呼吸にするための方法について紹介します。
この記事でわかること
口呼吸をしてしまう原因とは?
人間は通常鼻で呼吸をしますが、何らかの原因で鼻からの空気では足りなくなり口からも空気を吸うことがあります。
鼻炎や花粉症などの鼻づまり、風邪などで口で呼吸する割合が多くなってくると鼻呼吸よりも口呼吸の方が中心になってしまうのです。
その他にも、
・口の回りの筋肉が衰えている
・肥満
・歯並びに問題があり口が閉じれない
・睡眠中の寝る姿勢が悪い
などが原因で口呼吸になることがあります。
自分では気がついていない方も、
・いつも口が開いている
・口が乾きやすい
・イビキをかく
・風邪をひきやすい
・口臭が気になる
など、上記が当てはまった方は口呼吸になってしまっている可能性が高いでしょう。
口呼吸をしているとどんな病気になるの?
口呼吸をすると空気中のウイルスなどを吸い込んでしまい、喉の粘膜にウイルスが付着し喉が炎症したり、体の免疫の低下にもなります。
また口呼吸を続けていると、表情筋や舌を喉の奥に引き込む筋肉が鍛えられず舌で前歯を押し出してしまい出っ歯になってしまうことも。
その他にも、口呼吸が引き起こしてしまうトラブルがいくつかあります。
〇虫歯が増える
歯は唾液によって守られていますが、口呼吸をする事で口内が乾燥してしまうと虫歯になりやすくなります。
〇歯茎が腫れて歯周病になる
口内には細菌が多く唾液によって殺菌されていますが、口呼吸により歯茎が乾燥してしまうと細菌が歯茎に入り込み腫れたり赤くなったりと歯周病になりやすくなります。
〇口臭がきつくなる
口臭の元である細菌は唾液の殺菌作用によって抑えられていますが、口呼吸によって唾液の量が減ってしまうと細菌が増え口臭がきつくなるのです。
〇風邪を引きやすい
口呼吸は乾燥した空気が直接気管に入ってしまうため、喉や肺を痛め風邪を引いてしまいます。
〇アレルギーを起こしやすい
鼻呼吸の場合、鼻毛や鼻の中のフィルターによって体内に細菌が入るのを防いでくれていますが、口呼吸はガードするものがなく直接気管に入ってしまうためアレルギー体質になりやすいといわれています。
鼻呼吸にするためにはどんな方法があるの?
口呼吸がこんなにも恐ろしい病気を引き起こしてしまうと知ると、鼻呼吸に治さなければいけないと思いますよね。
そこで鼻呼吸に変える方法として、鼻に病気を抱えている(鼻炎やアレルギーなど)方は耳鼻科に行って治すことをオススメします。
治療を行い鼻通りを良くしてもらうことが必要です。
また少し強引ですが、口にテープを張り鼻呼吸をするよう促すこと。
最近は薬局などにも口呼吸防止のテープが販売されています。
睡眠中などは意識して鼻呼吸をすることができないので、専用のテープで軽く口を塞いで鼻呼吸をするようにするのです。
そうすることでいびきが解消されたという方も続出しています。
その他
・マウスピース矯正を使う
・口の回りの筋肉を鍛える
など鼻呼吸をする意識を高めましょう。
まとめ~口呼吸は意識して治さないといけない!鼻呼吸をして病気から身を守ろう~
口呼吸が原因でこんなにも病気を引き起こしてしまうとはビックリですよね。
今まで呼吸の仕方なんて気にしてなかったという方も多いでしょう。
よく風邪を引く、喉が痛くなる、虫歯になりやすいという方は口呼吸をしている可能性があります。
たかが口呼吸とバカにしてはいけません!
このような病気にならないためにも口呼吸から鼻呼吸に治し、自分の体を守りましょう。