主にヨーロッパを原産とするのバラ科のハーブ「ホーソン」。
和名は「西洋サンザシ」、漢方では「山査子」と呼ばれています。
主にハーブティーとして飲まれているホーソンは、心臓の働きを強めてくれる効果があると言われています。
その他にも、さまざまな健康効果が期待できるとして近年注目されているのです。
あまり馴染みのないホーソンですが、美容や健康のために取り入れたい効能がたくさんあるので、こちらで詳しく紹介します。
ホーソンとは
ホーソンの名前の由来は「トゲ、酸っぱい」などからきていると言われており、花言葉は「一度きりの恋」です。
ヨーロッパでは古くから「心臓を強くするハーブ」として、医療にも利用されてきた歴史があります。
現代でも動悸息切れや、心臓に関するさまざまな症状の治療に用いられているのです。
ホーソンのハーブティーには葉、花、果実を使用されているのですが、強い甘い香りのわりに味があまりないのが特徴。
とても飲みやすいハーブティーです。
ハーブティーとして飲む場合、成分をしっかりと抽出するには他のハーブなどと比べて長い20分程度抽出する必要がありますが、その効能はとても期待できます。
ホーソンは穏やかに効果を発揮するだけでなく、安全性も非常に高いので、医療業界からも注目されているハーブなのです。
ホーソンの効能について
◆強心作用
ホーソンには心臓を強くする働きをする、ルチン・ビテキシン・プロアントシアニジンなどを含んでいます。
これらが冠動脈を拡張して血液循環を助け、心臓の働きをサポートしてくれるのです。
また、抗酸化作用のあるビタミンCなどの成分も含まれているので、活性酸素によって血液をサラサラにする効果も期待できるのでしょう。
血液の流れがスムーズになることで、血圧が安定し、高血圧や低血圧の方に役立ちます。
それだけでなく、呼吸困難、動悸、息切れ、心臓の重圧感など心臓にかかわる病の緩和、解消に効果的です。
ホーソンのハーブティーは登山者も愛飲しています。
山頂に近づくと空気が薄くなるため、ホーソンを飲んで体の隅々まで酸素を運べるようにするのです。
◆精神安定
ホーソンには不安やイライラを和らげる鎮痛鎮静作用があるといわれており、心を落ち着かせてリラックス効果を与えるとのこと。
抗酸化作用や血液循環の改善と合わさり、更年期障害や生理痛などの緩和が期待できるそうです。
◆美肌効果
ホーソンは抗酸化作用だけでなく、抗炎症作用、抗菌作用があるため、あらゆるダメージから肌を守りハリのある美しい肌へと導いてくれます。
◆老化防止
ホーソンにはOPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)、ビタミンなどの成分が含まれます。
米国で優れた抗酸化作用が認められ特許を取得されたほど。
細胞が酸化するのを防ぐので、エイジングケアに有効とされています。
ホーソンティーの飲み方について
他のハーブとブレンドするのがオススメです。
ハーブとハーブの相乗効果によって、より高い効果に期待ができます。
また、効果はお茶の濃さ、ブレンドによって変わるため長期的に飲み続け即効性には期待しないようにしましょう。
<おすすめのブレンド>
・ローズヒップ
ビタミンCを豊富に含むので、ホーソンの成分と合わさって美肌に効果的。
・ダンデライオン
食欲がない時にオススメです。
・ダッタンそば
さらなる心臓強化に効果を期待できます。
お好みではちみつ、レモン、オリゴ糖などを加えると飲みやすくなります。
味があまりしないブレンドしやすいホーソンなので、好みの味を見つけてください。
ホーソンはハーブティー専門のお店で購入することができますが、最近は通販でも気軽に購入できます。
ただし、あまりにも安価な商品は安全性について保証ができません。
信頼できる通販サイトを探し手に入れましょう。
まとめ
ホーソンは軽度の心臓病疾患をもつ方を対象に臨床実験を行い、持久力や運動能力の向上、呼吸困難、動悸改善が認められたとされています。
ホーソンには副作用がなく、安心して飲むことができるのがポイント。
心臓の健康維持、アンチエイジングや精神安定などさまざまな効果に期待ができるので、毎日のティータイムに少しずつ取り入れるといいでしょう。